「会いたい」と思われる写真を撮ろう!婚活写真のポイントを男女別に徹底解説
昨今の恋活や婚活は、パートナーと出会う方法が多種多様になってきています。
たとえば、マッチングアプリやお見合い相談所、友達の紹介などがあげられますが、様々な出会いの手段において共通して重要なことは、自分の容姿を伝える「プロフィール写真」から、お相手に「会いたい!」と思ってもらうことです。つまり、素敵なパートナーと出会うためには、異性に好印象を与える写真を撮ることが鍵となります。
この記事では、将来を見据えてパートナー探しをする「婚活用のプロフィール写真撮影」において、異性に好印象を持ってもらえる写真の撮り方を男女別に解説していきます。
記事内では婚活と表記していきますが、真剣にパートナーを探すためのプロフィール写真の撮り方や注意点は、恋活においても同じです。これから恋活や婚活を始める方や現在婚活中の方は、この記事を参考に理想的な写真を撮影し、ぜひ素敵な出会いへとつなげてください。
目次
婚活写真の目的は「会いたい」と思ってもらうこと
恋活や、婚活のマッチングアプリやお見合い写真で使う写真は、理想の相手を見つけるための重要なツールとなります。特に、婚活のマッチングアプリを使用している人々は、写真を見て気に入ったらプロフィールを確認し、興味を持った相手にコンタクトを取るという流れが多いです。つまり、写真は自分を知ってもらうための最初のきっかけであり、第一印象を左右する重要な要素といえるでしょう。
さて、みなさんは、第一印象に大きく影響を与える「メラビアンの法則」をご存知でしょうか?
メラビアンの法則とは、1971年に心理学者のアルバート・メラビアンによって提唱された心理学上の法則のことです。
アルバート・メラビアンによるメラビアンの法則によると、人間がコミュニケーションから受け取る情報は、言語から7%、聴覚から38%、そして、視覚から55%といわれています。
この法則は、人間がコミュニケーションにおいて取得するといわれている情報割合から「7-38-55ルール」と呼ばれたり、言語情報(Verbal)・聴覚情報(Vocal)・視覚情報(Visual)の英単語の頭文字をとって「3Vの法則」とも呼ばれます。
また、メラビアンの法則では、視覚から判断される第一印象はわずか3秒で決まるといわれており、その印象はなかなか変わることがありません。つまり、視覚からの情報の影響は非常に大きいため、婚活のプロフィール写真を見て「素敵な人だな」「この人に会いたい」と思ってもらうことが最大の目的になります。
このような観点から、恋活や婚活にふさわしい写真は「誰から見ても好印象」であることが重要となります。できるだけプロのカメラマンに依頼したり、撮影場所や服装、表情など細部にまで気を配るなどして、きちんと準備したうえで撮影に臨みましょう。
どんな写真を撮ればよいの?
婚活のプロフィール写真は、あなたがどのような人なのかを知ってもらううえで非常に重要です。しかし、ただ普段の姿を見せればいいというわけではありません。逆に、はりきりすぎると写真から不自然さが伝わり、本来のあなたのよさが隠れてしまいます。
婚活の写真で大切なことは、自然な姿でありながら、あなたの魅力が最大限に発揮できる写真を撮ることです。そのためには、どのような印象を持ってもらいたいかを考え、その印象を写真で叶えるようにしましょう。例えば、明るくて親しみやすい印象を持ってもらいたいなら、自然な笑顔で撮影することが重要です。
このような工夫をした写真をプロフィールに採用することで、相手に選んでもらいやすくなります。そして、実際に会ったり、デートを重ねたりする機会が増えるきっかけとなるでしょう。
会いたいと思ってもらえるのはどんな写真?
婚活写真では、大前提として「あなたの本来の姿」を撮ることが大切です。
昨今のマッチングアプリの普及により、出会いがよりカジュアルなものとなった現代では、写真も飾りすぎず、自然体が好まれる傾向にあります。そのうえで、「あなたらしさ」を表現することが大切です。
例えば、さりげなくトレンドを取り入れたおしゃれな雰囲気の写真は、自然体でありながらもセンスのよさをアピールできます。プロフィール写真に適していれば、自分らしいと感じる服装や、お気に入りのメイクアップアイテムを使って撮影するのもおすすめです。
このように、あなたらしさを自然に表現しつつ、相手に好印象を与えることで、プロフィールを見た相手に「会ってみたい」と思ってもらうことにつながるでしょう。
それでは、「婚活のプロフィール写真に適している服装やメイクアップ」は具体的にどういうものなのかを確認していきましょう。
男女共通:異性に好印象を持たれる恋活・婚活・お見合い写真の撮り方
婚活写真を撮影するときは、男女ともに以下のポイントに留意しましょう。
- 清潔感があること(背景を含む)
- 好印象を与える身だしなみ(身だしなみやトレンドに配慮する)
- 表情
- ポーズ
- 適度なレタッチ
婚活は、お相手に選ばれることでおふたりの出会いがスタートします。そのためには、「写真を見た人から自分の写真がどのように見えるのか」を意識して写真を撮ることが大切です。
理想のパートナーに出会うため、写真を見た人に自分を選んでもらうために、最高の写真を撮影しましょう。
男性編:恋活・婚活・お見合い写真の撮り方
ここからは、男性が婚活写真を撮影するときに押さえておきたい5つのポイントを徹底解説していきます。
清潔感があること
婚活において「清潔感」は欠かせません。
これは、対面だけでなく、写真が出会うきっかけになる場合においても同様で、相手に清潔感を与えることは非常に重要なポイントです。
写真の場合は、背景・身だしなみ・写真の明るさの3つから清潔感が印象づけられます。まず、写真全体の印象を左右する背景について説明します。
男性向け婚活写真の背景は、白色や明るいグレーがおすすめです。
特に清潔感のある白は、写真自体が明るく見えるだけでなく、顔立ちがはっきりとし、顔が明るく見える効果もあります。白背景の写真にすることで、真面目で誠実なイメージを伝えられるでしょう。
ただし、真っ白だと着ている服が背景と同化してしまったり、寂しい印象になってしまうこともあるので注意が必要です。その場合は、観葉植物を使ったり、イスや机などの小物を活用するとよいでしょう。服装とのバランスを見て小物を決定し、ナチュラルなグリーンやウッディなインテリアを取り入れることで、優しげな印象をプラスできます。
きちんと顔やスタイルがわかれば、プロフィール写真は自由に撮影できるのが魅力です。無機質すぎる印象を避けることで自然とおしゃれ感も加わり、他の候補者との差別化が図れるでしょう。
好印象を与える身だしなみとは
好印象を与える身だしなみは、服装・髪型・メイクアップから構成されます。
まずは、スーツやカジュアルスタイルから、自分の普段の雰囲気がより伝わる服装を選んでみましょう。そして、その服装にあうヘアメイクをおこなうことが大切です。
服装
婚活写真を撮影するときの服装は、スーツスタイルやカジュアルスタイルがおすすめです。
スーツスタイルは清潔感があり、働いている姿を連想させたり、頼もしい印象を与えるため、年齢を問わず誰にでも好印象を抱かれやすいスタイルといえるでしょう。私服に自信がない場合や、フォーマルな印象を与えたい場合にも、スーツスタイルは非常におすすめです。
さらに、ネクタイなどの小物を活用することで、おしゃれな雰囲気を演出することもできます。
一方で、カジュアルな服装は自分らしさや個性をアピールするのに適しています。ただし、スタイリングによっては気合が入りすぎているように見えてしまったり、逆にだらしなく見えてしまうこともあるため注意が必要です。具体的には、きれいめな印象のジャケットに、シンプルなスラックスやデニムをあわせたコーディネートが好印象でおすすめです。このようなシンプルな組み合わせは、カジュアルでありながらも上品な印象につながります。
このように、身だしなみに気を配ったり、適切な服装とヘアメイクを選んで撮影することが、自然体でありながらもお相手に好感を持たれるポイントとなるでしょう。
今回は、一例としてかっちりとした印象を与えるコーディネートをご紹介しました。しかし、婚活の写真だからといって、必ずしもジャケットを羽織ったり、スーツを着なければいけないというわけではありません。例えば、スーツは仕事姿を連想させますが、普段からスーツを着て仕事をしていない場合は、わざわざ新調する必要はありません。無理をしない範囲で、男性らしさを意識しつつ、自分らしさも伝えられるような服装を用意してみましょう。
【男性の婚活写真におすすめの服装】
メリット | デメリット | |
スーツ | ・清潔感がある・コーディネートが組みやすい | ・堅苦しく見える・普段の様子が伺えない |
カジュアル | ・親しみやすい・個性が出せる | ・スタイリングにより、気合が入りすぎたり、だらしなく見えてしまうこともある |
メイクアップをする
顔の印象は、婚活写真において非常に重要です。例えば、眉を整えたり、ヒゲを剃ったりすることも身だしなみのひとつになります。
メイクになじみのない男性が多いかもしれませんが、軽くメイクを施すことで、より印象をよくすることにつながります。写真撮影の際には、以下のポイントに留意してみましょう。
肌
婚活写真で好印象を与えるために、肌は非常に重要なポイントとなります。
美しい肌は、清潔感をアップさせ、写真写りもよくしてくれますので、撮影に向けて肌のコンディションを整えてみましょう。
例えば、撮影の数日前からしっかりと睡眠を取ったり、普段よりもスキンケアを丁寧におこなうことで、肌の調子を整えることにつながります。
健康的で清潔な印象を与えるためには、しっかり保湿をして、乾燥やテカリを防ぐことが大切です。特に撮影当日は、肌をしっとりと保つ保湿クリームを使うことで、乾燥によるトラブルを防ぐだけでなく、化粧のノリをよくする効果もあります。
【スキンケアの方法】
- たっぷりと泡立てた洗顔料で顔を洗う
- 清潔なタオルで水分を拭く
- 化粧水を塗る
- 乳液やクリームを塗る
肌の状態に応じて、美容液やフェイスパックを取り入れるのもよいでしょう。
また、必要に応じて肌をきれいに見せるベースメイクを取り入れるのもおすすめです。
例えば、薄付きのファンデーションを使用することで、肌のトーンを均一に見せることが可能になります。このとき、ファンデーションは自然な仕上がりになるように薄く塗るのがポイントです。厚塗りは避け、ナチュラルな印象を心がけましょう。ファンデーションを薄く、ムラにならないように塗ることで、健康的で清潔な印象を与えられます。
【写真撮影におすすめのベースアイテム一覧】
基本的な使用箇所 | 塗ることによるメイクアップ効果 | |
化粧下地 | おもに顔全体 | 化粧もちをよくするファンデーションやコンシーラーの仕上がりをきれいにする |
ファンデーション | おもに顔全体 | 肌を美しく見せる |
コンシーラー | 目の下のクマ、赤みの気になる部分など | 局所的なカバー |
フェイスパウダー | おもに顔全体、テカリの気になる部分など | 化粧もちをよくするテカリを抑える |
眉
眉は、顔の印象を左右する大切なパーツです。眉の形を整えるだけで野暮ったさがなくなり、垢抜けた印象になり、清潔感が出ます。男性の場合、素の眉の形を活かし、細くしすぎないように気をつけましょう。
【眉毛のお手入れ方法】
- 眉頭の間・眉間の毛剃るもしくはカットする
- 眉尻下のムダ毛を剃るもしくはカットする
- 眉山の上のムダ毛を剃るもしくはカットする
ヒゲ
ヒゲはおしゃれや個人のアイデンティティとして大切にしている方もいますが、婚活用の「誰から見ても清潔感のある写真」を用意するためには、一般的に、きれいに剃ることが推奨されています。
中には「ヒゲが好き」という女性もいますが、婚活用の写真撮影ではより幅広い層に清潔感を与えることが好ましいです。どうしても剃りたくない場合は、清潔感が出るように形や長さを整えましょう。
髪型
髪型も写真に写る人の清潔感を表す重要なポイントです。服装にあわせてセットし、全体のバランスを整えましょう。
一般的に、男性の髪型で好印象を与えるのは、黒髪×短髪の組み合わせといわれています。さらに、前髪を分けたり、上げることで顔が見えやすくなり、すっきりとした印象を与えられるでしょう。
また、無造作ヘアはおしゃれであっても、だらしない印象を持たせてしまう場合もあるため、婚活写真には向いていません。ヘアスタイルはすっきりとセットすることを心がけ、異性から見て好感度の高いスタイリングを意識してみましょう。
ヘアメイクをより美しくするために
普段メイクをしない人や自分にあうメイクがわからないという人は、メイクアップアーティストに相談するのもひとつの方法です。
写真館によっては、美容師免許や理容師免許を持っているヘアメイクさんがいるところもありますので、自分でメイクアップをするのが不安だという場合は、ぜひプロの手を借りてみてください。
写真撮影や普段しないメイクをすることは緊張してしまうかと思います。しかし、プロにメイクしてもらったり、アドバイスを受けることで、あなたの魅力が最大限に引き出された婚活写真に仕上がるでしょう。
表情
あなたの写真を見た人から「会いたい」と思ってもらうためには、どのような表情で写っているのかも非常に重要なポイントです。
笑顔を心がけることは大切ですが、ただ笑うのではなく、口もと・目もと・顔の角度の3つをポイントとした「自然な笑顔」がふさわしいとされています。順番に確認していきましょう。
口もと
写真撮影をするときは、口角をしっかりと上げることを意識しましょう。このとき、口は閉じていてもよいですが、歯が見えるように笑うとより明るい印象を与えます。さらに、上の歯が見えるようにすると美しいので、ぜひ試してみてください。
目もと
目は表情や感情が出る部分ですので、心から笑うようにしましょう。ただし、笑いすぎると目が細くなってしまうため、自然な笑顔を心がけつつも、目の印象を保てるように注意してください。
顔の角度
顔の輪郭は角度によって見え方が変わります。輪郭が細く見えることで、スタイリッシュな印象になるため、顔がすっきりと写る角度で撮影しましょう。ただし、本来の顔の輪郭と大きく異なるのは望ましくありません。
顔の輪郭を自然にすっきりと見せる方法は以下のとおりです。
【顔の輪郭をすっきりと見せる方法】
- リラックスしてカメラの前に立つ
- 目でカメラのレンズを捉える
- 体の向きにあわせて顔の角度を調整する
- 普段の姿勢や癖に注意し、少しだけ顎を引く
撮影本番で自然な笑顔をするために
慣れない写真撮影の環境やはじめて会うカメラマンに対しては、誰しもが緊張するものです。その中で自然な笑顔を向けるのは、非常に難しいと感じる人も多いでしょう。しかし、「自然な笑顔」を作るにはコツがあるため、事前に練習することで自然にできるようになります。
まず、自分の表情を自分で確認するのがおすすめです。この記事でご紹介した「表情」のステップを参考に、ご自宅の鏡の前で自然な笑顔の練習をしてみましょう。
次に、自撮りをして第三者目線で自分の笑顔をチェックします。自分の写真がどのように見えるのかを客観的に把握することで、自然な笑顔をより意識的に作ることにつながります。
さらに、撮影当日は、カメラマンとリラックスした雰囲気を作ることも大切です。撮影前に軽く会話を交わし、緊張をほぐすことで、自然な表情が出やすくなります。また、撮影中にリラックスするための方法として、深呼吸をしたり、軽くストレッチをするのも効果的です。
このように、表情の練習をしたり、当日リラックスすることを意識することで、自然と心からの笑顔で撮影に臨めるでしょう。
たくましさや自信が伝わるポーズをとる
婚活お見合い写真は、全身の姿勢が非常に重要です。
男性の場合は、以下の手順で姿勢を正し、斜めに立って胸を張り、たくましさや自信が溢れるポーズを取ってみましょう。
【男性のポーズの取り方】
- 足を肩幅に広げ、カメラに対してまっすぐ立つ
- 顔は正面、もしくは少し左右のどちらかに向ける
- 一方の足を半歩後ろに下げ、体を斜めにする
- 肩を開き、胸を張り、背筋を伸ばす
- お腹に力を入れる
カメラに対して正面を向いたままの撮影でも問題はありませんが、稀に威圧的に見えたり、実際よりも太って見えてしまうことがあります。そのときは、体を少し斜めにすることでスタイリッシュな印象を与えたり、スタイルをよく見せられます。
ポーズの一例としては、胸を張って背筋を伸ばすことで、自身に溢れている印象や、誠実な印象につながるでしょう。また、お腹に力を入れることで、背筋を伸ばしたときのバランスがよく見え、適度にお腹のシルエットをカバーすることもできます。
このとき、指先は自然に下ろし、つま先は体の外側に向けることで、頼もしい印象を与えます。全身写真では、指先や足元がしっかりと確認できるため、細部まで気を抜かないように注意しましょう。
また、体を斜めにしても、顔は横を向きすぎないことが重要です。
適度に顔を横に向けることは輪郭をシャープに見せることにつながりますが、横を向きすぎてしまうと、顔が見えにくくなります。それだけでなく、視線がカメラから外れると自信がないように見えたり、相手の印象に残りにくいです。写真撮影においては、視線は常にカメラのレンズを捉えたままポーズをとることで、自然に顔と体の向きのバランスがとりやすくなります。
そして、ポーズ作りも表情作りと同様に、全身鏡で練習したり、自撮りして確認することが大切です。自分のポーズを客観的に見て、自分が魅力的に見える角度や姿勢を研究し、しっかりと練習を重ね、自信を持って撮影に臨みましょう。
レタッチで修正する
撮影した写真は、「レタッチ」といわれる軽微な修正をおこなうことが可能です。
メイクで隠しきれなかった一時的なニキビや、明るい背景で目立ってしまう頭頂部の短い毛などをレタッチで消すことが可能です。
ただし、体型・輪郭・目の大きさなどを大幅に修正してしまうと、実物との差が生まれてしまいます。もしかしたら、実際に対面したとき、相手をがっかりさせてしまうかもしれません。
自分の中で完璧な写真や理想的な写真を目指すと、様々な箇所をしっかりと直したくなってしまうものですが、修正は最小限を心がけ、本来の魅力を引き立たせる程度のレタッチに留めましょう。
女性編:恋活・婚活・お見合い写真の撮り方
ここからは、女性が婚活写真を撮影するときに押さえておきたい5つのポイントを徹底解説していきます。
清潔感があること
女性の婚活においても、写真で清潔感を伝えることが大切です。
清潔感は、背景・身だしなみ・写真の明るさの3つから印象づけられます。また、女性の場合は、服装・髪型・メイクで雰囲気をコントロールができますので、意識して自分らしいスタイルを取り入れてみましょう。
例えば、明るい印象にしたい場合は、ピンクやオレンジなどの服装やメイクがおすすめです。落ち着いた印象にしたい場合は、ネイビーやブラウン系のカラーでまとめるとよいでしょう。
そして、どのような色の服装やメイクの場合でも、背景は白や明るいグレーにすることで写真全体が明るくなり、清潔感のある仕上がりになります。
ただし、真っ白だと服が同化してしまったり、寂しい印象になることがありますので、適度に色柄のある服装を取り入れるのがおすすめです。
その他にも、観葉植物などを活用することで、優しげな印象を与えることもできます。撮影小物は、服装やポーズ、構図とのバランスを見て決めましょう。
好印象を与える身だしなみとは
好印象を与える身だしなみは、服装・髪型・メイクアップから構成されます。
特に婚活写真は、自分のための写真撮影ではないことを念頭に置いておきましょう。「異性ウケを狙う」とまではいかなくても、「その写真を見た異性がどのような印象を持つか」を意識し、誰から見ても印象のよい色・柄・デザインの服装を選ぶことが大切です。そして、その服装にあうヘアメイクをおこなうことで、全体のバランスが整い、よりあなたを魅力的に見せることにつながります。
それでは、撮影のために押さえておきたいポイントを順番に解説していきます。
服装
女性の婚活写真には、膝丈のワンピースやスカートがおすすめです。
特に、上半身は半袖にすることですっきりと見えますし、スカート丈は膝丈が上品で、足のラインを美しく見せます。素材は、厚く重たいものを避け、スタンダードな綿やポリエステル、ふんわりとしたシフォン素材などを選びましょう。色は白やパステルカラーなどの淡い色が好印象を与えます。
その際、奇抜な印象を与えてしまう原色はできるだけ避けるようにしましょう。
また、体を細く見せたい場合や落ち着いた印象を与えたい場合には、黒を用いることもおすすめです。ただし、全身を真っ黒で揃えてしまうのは暗い印象になりがちですので、ワンポイントで取り入れたり、全体のバランスを考慮するなどの注意が必要です。
一般的な婚活写真で理想的とされているのは女性らしい服装ですが、普段の自分のファッションスタイルとかけ離れていると、実際に会ったときに「想像と違う」と思われてしまうかもしれません。
例えば、普段からスカートを履かないのであれば、パンツスタイルでも問題ありませんし、二の腕が気になる場合は五分袖や長袖でも構いません。
無理をしない範囲で、女性らしさを意識しつつ、自分らしさも伝えられる写真を目指しましょう。
【おすすめのカラーと与える印象例】
ピンク | 可愛らしい、可憐な印象 |
イエロー | 明るい、はつらつとした印象 |
ブルー | さわやかで、聡明な印象 |
※ただし、どの色も原色だと奇抜な印象を与えてしまうため、色味が強くない色をおすすめします。
メイクアップをする
婚活写真において、顔の印象は非常に重要で、「清潔感」があり、「異性から見て好印象」のメイクを心がけることで、よりよい印象を与えられます。
ただし、ここで注意しなくてはいけないのは「メイク方法」です。
写真撮影用のメイクは一般的な日常メイクとはやり方やポイントが異なるため、普段からメイクをする人は注意しましょう。
【メイクの順番】
- スキンケア
- ベースメイク
- アイメイク
- 眉
- アイシャドウ
- まつ毛
- アイライン
- チークメイク
- リップメイク
- ハイライト/ローライト
- フェイスパウダー
写真撮影をするときのメイクは、それぞれ以下のポイントに留意してみましょう。
肌
美しい肌や明るく見える肌は、清潔感をアップさせるだけでなく、写真写りもよくなります。婚活写真を撮ることが決まったら、撮影に向けて、肌のコンディションが整うように意識した生活をするのがおすすめです。
例えば、睡眠をしっかり取ったり、普段よりもスキンケアを丁寧におこなうのもよいでしょう。
スキンケアでは、肌の状態に応じて、美容液やフェイスパックを取り入れるのも効果的です。
さらに、血行がよくなると、顔が明るく見えることにつながるともいわれていますので、いつもよりも念入りに入浴やマッサージをするのもおすすめです。
また、見せたい肌の印象を叶えるために、必要に応じて肌をきれいに見せるベースメイクも取り入れましょう。
女性のスキンケアやベースメイクは、基本的に下記の手順でおこないます。
【スキンケアの方法】
- たっぷりと泡立てた洗顔料で顔を洗う
- 清潔なタオルで水分を拭く
- 化粧水を塗る
- 乳液やクリームを塗る
【ベースメイクの方法】
- スキンケア
- 日焼け止め(室内撮影の場合は、日焼け止め効果のある下地でも可)
- 化粧下地やコントロールカラー
- ファンデーション
- コンシーラー
- フェイスパウダー
特に、肌の赤みやくすみなどの気になる部分は、コンシーラーで丁寧にカバーしましょう。このとき、コンシーラーを広範囲にベタ塗りするのではなく、気になる部分ごとにひとつひとつを適量で隠して、均一な肌を目指します。
また、写真撮影にマット質感のファンデーションを使用するとのっぺりとした印象になってしまうため、リキッドファンデーションを使うのがおすすめです。適度なツヤで自然な立体感が出るリキッドファンデーションで、健康的で明るい肌を演出しましょう。
眉
眉は、顔の印象を左右する大切なパーツです。
眉を整えるだけで、全体のバランスが整い、野暮ったさがなくなり、垢抜けた印象・清潔感・好印象につながります。
さらに、眉の色や形でも印象が大きく変わるため、見せたい印象を叶えるために、メイクアップで適切な色や形に整えるのがおすすめです。
【眉毛のお手入れ方法】
- 眉頭の間・眉間の毛剃るもしくはカットする
- 眉尻下のムダ毛を剃るもしくはカットする
- 眉山の上のムダ毛を剃るもしくはカットする
【眉毛の描き方】
- スクリューブラシで毛流れを整え、素の眉の形や毛を活かす
- アイブロウペンシルで一本一本を描き足し、眉尻→中央→眉頭へと描いていく
- アイブロウマスカラで毛に色をつけ、毛の流れを整える
女性の眉メイクは、目の形を考慮しつつ、基本的にやわらかな印象に見えるアーチ眉や平行眉で優しい雰囲気に仕上げるのがおすすめです。
眉マスカラやスクリューブラシで毛流れを整え、素の眉の形や毛を活かすことで、より自然に仕上がります。
アイブロウパウダーを使う場合は、濃くならないよう、ふわりとのせるようにしましょう。
また、毛のない部分や極端に薄い部分には、アイブロウワックスで毛を上向きに整えると目もとがはっきりとして印象的になります。
ただし、婚活用の写真は、ナチュラルメイクが理想的ですので、トレンドであっても発色のよすぎるピンクやパープルなどの奇抜な色は避けるようにしましょう。
【眉の色と形が与える印象例】
眉の色 | 眉の形 | |
優しい印象 | 髪色に近い、もしくは髪色よりもわずかに暗いブラウンやグレー | 平行型 ・自然な形で、どの顔立ちにも合いやすい |
女性らしい印象 | ほんのりと赤もしくはピンクみのあるカラー | アーチ型 ・エレガントで女性らしい印象を与える・上品さを強調したい場合におすすめ |
知的な印象 | 髪色に近い、もしくは髪色よりもわずかに暗いブラウンやグレー | 直線眉・自信を持っている印象・芯が通っている女性のイメージ |
活発な印象 | 色は問わない | ・エネルギッシュな印象やポジティブなイメージ |
【眉の描き方一例】
現在準備中です
アイメイク
目もとのポイントメイクは、写真に写る人物のイメージや印象をコントロールできます。
ただし、写真撮影をするときのメイクは、使う色味に注意しなくてはなりません。
普段のメイクで使うアイシャドウの色は、おしゃれの一環や、個人のアイデンティティとして好きな色を使うことが多いと思います。しかし、写真撮影は「異性に見られること」を意識し、基本的に奇抜な色は避け、ナチュラルな色を選びましょう。
どうしても濃い色や奇抜な色を使いたい場合は、塗る範囲を狭めたり、できるだけぼかすようにして、自然な印象を心がけてください。
【アイメイクの方法】
- アイシャドウベース・目もと用コンシーラー・アイシャドウを塗る
- まつ毛をビューラーでカールする
- アイラインを引く
- マスカラを塗る
※状況ややりやすさを考慮し、3.と4.は順番が逆でも可
アイシャドウを塗る前は、きちんとベースを整えましょう。
アイシャドウをそのまま塗ることもできますが、プロもおこなうアイメイクの土台作りとして、不要なファンデーションをオフしたり、アイシャドウベースを仕込むのがおすすめです。こうすることで、アイシャドウが密着し、メイク崩れが気にならなくなり、よりきれいなアイメイクが仕上がります。
以下に、代表的な目もとのメイクに使えるコスメと使用目的をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
【目もとのメイクに使えるコスメと使用目的例】
コスメ | 使用目的 | 使用範囲 |
目もと用コンシーラー | 使用することで、まぶたの色素沈着や血色の悪さなどが気になる部分をカバーする | まぶた、目の下のクマなど |
アイシャドウベース | 使用することで、アイシャドウの発色をよくする | まぶた、目のキワなど |
アイシャドウ | 使用することで、目もとの印象をコントロールする | まぶた、目の周りなど |
ビューラー | 使用することで、まつ毛の角度を上げる | まつ毛 |
マスカラ | 使用することで、まつ毛の印象をあげる | まつ毛 |
アイライン | 使用することで、目もとの印象をあげる | 目のキワ |
チーク&シェーディング&ハイライト
チーク・シェーディング・ハイライトは、骨格の見え方をコントロールできるアイテムです。
特に、写真撮影では、ライトの光で肌の色やメイクが飛んでしまうため、これらを使用して骨格を強調するのが効果的です。ただし、ただ“濃く”するのではなく、ポイントを抑えて“しっかりとメイクする”ことが大切なポイントとなります。どの工程も、少しずつ塗布し、全体のバランスを見ながらメイクをおこないましょう。
このとき、適度な血色感を意識したり、女性らしさを損なわないようにシェーディングで丸みを削りすぎないように気をつけましょう。
【チーク・シェーディング・ハイライトまとめ】
アイテム | 使い方・選び方・期待できるメイクアップ効果 |
チーク | ・顔に血色感をプラスする ・チークは肌になじむ色を使い、血色を足す・アイシャドウやリップ、衣装と色味を揃える |
シェーディング | ・陰影を助ける程度にほんのりと入れる・少しずつ、顔の輪郭を縁取るようにのせる ・ピンポイントに塗れるスティックタイプが便利 |
ハイライト | ・陰影を助ける程度にほんのりと入れる ・目頭や唇の上にのせると凹凸が際立つ ・ピンポイントに塗れるスティックタイプが便利 |
チーク・シェーディング・ハイライトは、いろいろな形状があります。
自分が使いやすいアイテムを事前に確認しておくことで、撮影当日もスムーズにメイクできるでしょう。
【チーク・シェーディング・ハイライトの形状】
パウダー | ・色の濃淡の調節がしやすい・ぼかしやすい |
クリーム | ・乾燥しにくい・つややかに仕上がる |
リキッド | ・密着力が高い・つややかに仕上がる |
スティック | ・ピンポイントに塗布できる・微調整ができる |
この記事では、特に色の濃淡の調節がしやすく、扱いやすくておすすめのパウダータイプの使い方をご紹介します。
パウダーチークの入れ方
- パウダーチークをブラシに含ませる
- 手の甲で一度軽く粉を落とし、ブラシに付いたチークを均一にする
- 大きめなブラシで、チークの基本的な位置にのせる
可愛らしい印象:ニコッと笑ったときに頬の一番高くなるところ
大人っぽい印象:こめかみにかけて、楕円形や斜めにのせる
ポイント
チークは、写真に写ると見た目よりも色が目立ったり、反対に、光の影響で見えづらくなったりします。少しずつ塗って調整し、肌との境目はよくぼかしましょう。
シェーディングの入れ方
- シェーディングをブラシに含ませる
- 手の甲で一度軽く粉を落とし、ブラシに付いた粉を均一にする
- 、顔の形にあわせてシェーディングの基本的な位置や細く見せたい部分にのせる
(輪郭や顎周りなど)
ポイント
シェーディングも、写真に写ると見た目よりも色が目立ったり、反対に、光の影響で見えづらくなることがあります。少しずつ塗って調整し、肌との境目はよくぼかしましょう。
ハイライトの入れ方
- ブラシにハイライトをなじませる
- 手の甲で一度軽く粉を落とし、ブラシに付いた粉を均一にする
- 顔の形にあわせてハイライトの基本的な位置や立体的に見せたい部分にのせる
(頬骨の高い位置・鼻筋・鼻先・顎先など)
光を受けてツヤを放つハイライトは、適所に、かつ繊細に入れることで、より透明感を演出できます。ただし、位置を間違えたり、塗りすぎてしまうとテカリに見えてしまうので注意しましょう。控えめにメイクした後に撮影時のライティングを確認し、カメラマンやヘアメイクさんに相談してプラスしていく方法がおすすめです。
位置
チーク・シェーディング・ハイライトの位置は、顔のパーツの位置や輪郭の形にあわせることが重要である一方、トレンドにも影響を受ける部分です。これらを総合的に判断し、自分に似合う位置かつ古臭い印象にならない位置を心がけましょう。
【チーク・シェーディング・ハイライト基本の位置】
現在準備中です
リップメイク
唇は顔の中でも印象的なパーツです。リップメイクで唇にツヤや血色感を与えることで、顔全体が健康的な印象になります。
婚活用の写真撮影にあわせたリップメイクをおこなう際は、以下の点に注意しましょう。
まず、リップメイク前の保湿は必須です。
唇が乾燥していたり、縦ジワが目立つとリップメイクの魅力が半減してしまいますので、しっかりと保湿しましょう。
そして、撮影時には、唇に血色感を与えるリップメイクを施します。
ただし、濃すぎる色は品がよくないためおすすめしません。素の唇の色にあわせたり、できるだけアイシャドウやチーク、衣装の色やトーンにあわせてバランスを取りながらメイクしましょう。
【素の唇の色にあわせたリップメイク】
アイテム選びとポイント | |
唇の色が濃い場合 | クリアタイプのグロスでツヤだけ足したり、クリアレッドやクリアイエローのグロスでほんのりと血色感をプラスするのがおすすめ |
血色感が薄い唇の場合 | リップ下地を使って口紅の発色をアップさせて、健康的に見せることも可能です。 |
リップメイクは、色だけでなく塗り方によっても印象が変わります。
やわらかい印象にしたい場合は指にとってぽんぽんと唇にのせたり、しっかりと色づけたい場合は直接塗るのがおすすめです。
以上を考慮しながら、リップメイクは以下の手順で塗ってみましょう。
リップの塗り方の手順
- 唇を保湿しておく
- リップブラシに口紅を取り、手の甲などで筆先に含ませた口紅の量を調整する
- リップラインを描く
・上唇の口角から中央(唇の山)に向かって唇の縁を描く
・下唇の口角から中央(唇の一番暑い部分)に向かって縁を描く
・唇の山を自然な角度で描く - リップラインの内側を埋めるように塗る
- ティッシュオフしてなじませる
- 唇の山の上にハイライトを入れる/軽くグロスを重ねる
唇は、適度なツヤがあると健康的に見えますが、グロスでツヤを出しすぎるとテカリに見えて不潔な印象を与えてしまいます。実際に見たときは気にならなくても、撮影時のライトのフラッシュで不自然な光沢が出る場合もあるため注意が必要です。
ただし、唇に立体感を出すために、リップメイクとしてハイライトを施すこともあります。その場合は唇の山の部分にほんの少しだけハイライトをのせて、唇に立体感を出してみましょう。
マットタイプのリップはトレンドですが、ツヤがないと老けて見えることがあるため、写真撮影時は避けましょう。
婚活写真におすすめの色
婚活写真では、相手に好印象を抱いてもらうことが大切です。
アイメイク・チーク・リップなどで使用する色味を揃えたり、相性のよい色味を使うことで、顔全体に統一感が出て、好印象につながります。
例えば、アイメイクには、ナチュラルでやわらかい印象に仕上がるブラウンやベージュ系がおすすめです。そのぶん頬に血色感が必要となるので、チークには健康的な印象を与えるピーチピンクやコーラルオレンジがよいでしょう。そこにあわせるリップには、明るすぎず落ち着いたローズピンクやヌードベージュを選ぶとバランスが取れます。
とはいえ、自分らしさも大切ですので、好きな色を取り入れるのもOKです。
以下に婚活写真を撮影するときのメイクアップにおすすめの色をまとめましたので、参考にしてみてください。
【婚活写真用メイクにおすすめの色一例】
コーラル | フレッシュな印象 |
ピンク | 可愛らしい印象 |
オレンジ | おしゃれな印象 |
ローズ系やベージュ系 | 落ち着いた印象 |
髪型
清潔感を表す重要なポイントとなる髪型は、服装にあわせてセットしましょう。
一般的に好印象を与えるとされる女性の髪型は、シンプルなヘアスタイルです。
例えば、黒いストレートヘアや、暗いカラーの軽く巻いた髪は好感度が高いとされています。さらに、前髪を分けたり、長さを調整して顔周りの髪をすっきりさせることで、印象がよくなります。
反対に、高い位置で髪をまとめたアップスタイルはきつく見えたり、ビジネスっぽく感じられるため、婚活の場での異性からの印象はあまりよいものばかりとはいえません。ただし、髪に動きがないと重く暗い印象になるため、適度に抜け感のある、緩く巻くなどした少しアレンジしたヘアスタイルがおすすめです。
また、髪がパサついていると老けて見えたり、だらしない印象となります。髪は日々のお手入れが大事ですので、日頃からケアして、ツヤのある髪を目指しましょう。さらに、撮影前にはツヤ出しスプレーを使用すると、より美しい髪を演出できます。
【髪色や髪型が与える印象一例】
黒髪 | 落ち着いた印象 |
暗い茶髪 | やわらかい印象 |
〈ショート・ミディアム・ロング〉ストレート | 清楚な印象 |
〈ミディアム・ロング〉軽い巻き髪 | やわらかい印象 |
〈ショート・ミディアム〉内巻き | 可愛らしい印象 |
ヘアメイクをより美しくするために
写真館によっては、美容師や理容師資格を持っているヘアメイクアップアーティストが在籍しているところもあります。特に女性は普段からメイクをしていることが多い分、自分だと「自己流メイク」になりがちです。自分の好みに偏らず、バランスの取れたメイクアップをするのが不安だという場合は、ぜひプロの手を借りてみましょう。
プロの視点と技術で、自分では気づかない魅力を引き出してもらえるため、婚活写真の仕上がりが格段に向上します。
表情
婚活において、相手から「実際に会いたい」と思ってもらう写真を撮るためには、どのような表情で写るのかが非常に重要です。よい印象を抱いてもらうためには、ただ笑うのではなく、自然な笑顔であることが大切です。このときの自然な笑顔は、口もと・目もと・顔の角度の3つがポイントとなります。
口もと
写真撮影をするときは、口角をしっかりと上げることを意識しましょう。このとき、口は閉じていてもよいですが、口を開いて歯を見せる笑顔だとより明るい印象を与えます。さらに、上の歯が見えるようにするとより美しく見えますので、頬の筋肉を上げるイメージで笑顔を作ってみてください。
また、女性の場合、リップメイクをするので、歯紅していないか確認しましょう。
※歯紅:口紅が歯についてしまっていること
目もと
目は表情や感情が出る部分ですので、心から笑うようにしましょう。ただし、笑いすぎると目が細くなってしまうため、自然な笑顔を心がけつつも、目の印象を保てるように注意してください。
また、メイクの乱れはレタッチで修正できますが、できれば撮影時に、実際のヘアメイクの状態を直しておくのが理想的です。撮影当日は鏡や写真を確認し、特によれやすいマスカラやアイラインを確認しましょう。
顔の角度
顔は、本来の輪郭を伝えつつ、すっきりと見える角度で撮影しましょう。目でカメラのレンズを捉え、自然に立ち、体の向きにあわせて顔の角度を調整します。このとき、普段の姿勢や癖に注意し、小顔に見せようとして顎を引きすぎないように注意しましょう。自然に前を向き、ほんの少しだけ顎を引くとすっきりと見えます。
また、婚活写真は、長い生涯を連れ添うパートナーと出会うためのきっかけとなる写真です。婚活をしている多くの女性は、きっちりとかしこまった写真を用意すべきと考えがちですが、本来の自分とかけ離れていては、先々お相手に違和感を与えるかもしれませんし、自分も疲れてしまうかもしれません。無理をしない範囲で、穏やかな雰囲気や優しそうなイメージで表情を作ってみましょう。
撮影本番で自然な笑顔をするために
慣れない写真撮影の環境やはじめて会うカメラマンに対しては、誰しもが緊張するものです。その中で自然な笑顔を向けるのは、非常に難しいことに感じるかもしれません。
しかしながら、「自然な笑顔」にはコツがあります。この記事でご紹介したポイントを参考に、撮影前に、自宅の鏡の前で練習したり、自撮りして第三者目線で確認してみましょう。
女性の場合、涙袋やまつ毛メイクで目もとを大きく見せたり、チークの位置で頬を高く見せることもできます。メイクを上手に取り入れることで、笑顔をより魅力的に演出できますので、ぜひ取り入れてみてください。
女性らしいポーズをとる
婚活お見合い写真は、全身の姿勢が印象を左右します。
女性の場合は、以下の手順で姿勢を正し、女性らしく写ることを意識してみましょう。
【女性のポーズの取り方】
- 足は閉じ、カメラに対して斜めに立つ
- 利き顔をカメラに向ける(体の向きと揃える)
- カメラに向けた足のかかとは、反対の足の土踏まずにつける
- 胸を張り、背筋を伸ばす
- お腹に力を入れる
- 腕を自然に下ろし、指先を揃えて手のひらをおヘソの前で重ねる
女性の場合、カメラに対して体を斜に構えると、ボディラインを伝えやすく、細く見せることもできます。
撮影の際は、顔・体・足先の向きをあわせ、自然に左右のどちらかに向けましょう。このとき、“利き顔”をカメラに向けたり、顔だけ正面を向くのもOKです。
また、女性らしさは手の位置や動きからもアピールできます。指先を揃えてお腹の前で重ねると上品に見えますが、位置が高すぎると不自然になるので注意しましょう。肘は体から少し離し、ウエストと肘の間に空間を作るとボディラインが美しく見えます。女性アナウンサーの立ち姿をイメージすると、ポーズがしやすいかもしれません。
足元は、ヒール靴を履くとスタイルアップして見えます。ただし、高すぎるヒールは派手な印象になってしまうので避けましょう。婚活用写真のポーズは、表情と同じようにその場ですぐ対応することが難しいため、事前に全身鏡で練習したり、自撮りして確認することをおすすめします。
レタッチで修正する
撮影した写真は、「レタッチ」といわれる軽微な修正をおこなうことが可能です。メイクで隠しきれなかった一時的なニキビや、明るい背景で目立つ頭頂部の短い毛などをレタッチで消すことが可能です。
特に女性の場合、肌の気になる部分のカバーや「目を大きく見せたい」などの要望が多いですが、これらはメイクアップで叶えるようにしましょう。一時的な肌トラブルや、どうしても消せないシミ・シワ・そばかすなどは、不自然にならない程度にレタッチをおこなうことも可能です。
特に、体型や輪郭、目の大きさなどを修正すると、実物との差が生じ、対面したときにお相手をがっかりさせてしまうかもしれません。直したい、隠したいと感じている部分もあなたの一部であり、個性や魅力でもあります。完璧な写真を目指すと様々な箇所が気になりますが、修正はできるだけ最小限にとどめ、本来の魅力を引き立たせる程度にしましょう。
プロに撮影を依頼するメリット
「婚活用の写真は、写真館やプロのカメラマンなどに頼まなくても自分で撮ることはできるのか?」というご質問をいただきます。
結論からいうと、自分ひとりで婚活写真を完成させることは可能です。
自分でカメラを三脚にセットし、ヘアセットやメイクアップをおこない、セルフタイマーなどで撮影した写真をスマホアプリなどでレタッチすることで、写真自体は完成します。
ただし、自分で高画質のカメラを使いこなし、撮影を考慮したヘアセットやメイクアップをおこなわなければなりません。さらに、適切な構図・ポーズ・角度で撮影した写真を、誰から見ても自然な範囲でレタッチする技術が必要となります。撮影の工程においても、準備期間や労力がかかりますし、自分で自分のよいところを捉え、魅力を引き出すのは難しいといえるでしょう。
昨今ではスマホアプリも充実しているので、自撮りやセルフレタッチにチャレンジしたことがある人も多いかと思いますが、やはり素人とプロのクオリティの差は歴然です。写真館ではこれらすべてが撮影メニューに含まれていたり、別途オプションメニューで依頼できるので、ぜひ利用することをおすすめします。
しっかりとポイント押さえて、素敵な婚活写真を撮ろう
婚活において出会いのきっかけとなるプロフィール写真は、見た人に「本来のあなたの魅力」と「清潔感」を伝えることが大切です。そのためには、「自分らしさ」を大切にしながらも、男女別の撮影ポイントを押さえて「異性からの印象」を意識して準備しましょう。
ぜひこの記事でご紹介した服装・ヘアメイク・表情・ポーズなどを意識して、しっかりと練習してから撮影に望んでみてください。
また、撮影・ヘアメイク・レタッチは自分でおこなうこともできるため、写真館やプロに依頼するのを悩んでいる人も多いかと思います。自分で婚活用の写真を準備すると時間も労力もかかりますが、写真館などのプロに依頼すれば、自然でクオリティの高い撮影をおこなってくれます。ぜひプロの手を借りて、理想的な写真を撮影し、素敵な出会いにつなげましょう。あなたの婚活写真の撮影が成功することを祈っています。