宣材写真の撮影はいくらかかる？相場や発注時の注意事項、検索サイトも紹介
宣材写真の撮影について考える際、多くの初心者の人が最初に気にされるのは、撮影にかかる費用です。
宣材撮影に必要なプロのカメラマンやヘアメイクを依頼すると、お金がかかってしまうので、できるだけ費用を抑えたいという声をよくいただきます。
上記のような点は懸念点としてあげられますが、予算をしっかりコントロールし、理想の宣材写真を手に入れる方法を知っていれば、負担を軽減できます。
宣材撮影は用途や目的を持って撮影されるものなので、「必要としている要件の写真が撮れるか」ということが重要となりますが、安価な料金だけを追求してしまうと、理想の仕上がりが叶わない場合もあります。
自分の理想の仕上がりが叶うかどうかと、撮影料金のバランスを考えて依頼先を決定するようにしましょう。
この記事では、宣材写真の用途別に解説し、料金相場や撮影にかかる費用を詳しく紹介します。
また、カメラマン・ヘアメイク・スタイリングを個別に依頼した場合の撮影料金、撮影スタジオや写真館を利用したときの費用についての説明や、「宣材撮影にかかるすべての料金相場」を網羅し、おすすめのカメラマンや撮影スタジオを探すときに便利なウェブサービスもご紹介しています。
宣材写真撮影の費用の計算や撮影依頼先を決定する際に、ぜひお役立てください。
目次
1.宣材写真の料金相場はどれくらい？
宣材写真とは
宣材写真とは、「宣伝材料写真の略称」で、見た人からの第一印象を決定する大切な要素であり、自分を宣伝するツールとして使われています。
近年では、芸能関係やエンターテイメント業界だけでなく、ビジネスや婚活などのシーンでもきちんとしたプロフィール写真を撮ることが、以前よりもより一般的になってきました。
「プロフィール写真」「アー写（アーティスト写真）」との違い
宣材写真の類似用語として、「プロフィール写真」や「アー写（アーティスト写真）」があげられます。
これらの違いは、一般的にその「目的」にあるとされています。
プロフィール写真とは
プロフィール写真の目的は、モデルや俳優のオーディション用であったり、会社の名刺や社員証に載せるなど、おもに身分を証明するためや公式な場での使用を目的としていて、被写体の顔やスタイルがはっきりと分かることが重要です。
アー写（アーティスト写真）とは
アー写とは、「アーティスト写真」の略称で、アーティスト・役者・タレントなど、芸能活動をされている人が、活動を宣伝するために使用する写真のことを指します。
アー写は宣材写真の一部ですが、それぞれのグループや個人が打ち出したいイメージ・特徴などが伝わるような個性的なものなどもあることが特徴です。
左からそれぞれ、宣材・プロフィール写真・アー写の見本
このように、「宣材写真」「プロフィール写真」「アー写」は、それぞれの使用用途や撮影技法に違いはありますが、共通して「その人のことがわかる公式な写真」と認識されており、同じような意味合いで使われることが多いのも実情です。
以下の記事では「宣材写真」「プロフィール写真」「アー写（アーティスト写真）」についてそれぞれ詳しく解説しています。
宣材写真ってなに？アー写との違いや用途、撮り方を徹底解説！：現在準備中です
大切なポイントは「どのような宣材写真を撮るか」
宣材写真を撮影をする際、まず気になるのは、撮影にかかる費用なのではないでしょうか。
宣材撮影にかかる費用はもちろん大切ですが、宣材写真は自分を宣伝するツールであるため、料金と同じくらい「どのような写真を撮るか」が重要となります。
その理由は、宣材写真のほとんどは使う用途や目的が決まっていて、その目的を達成するために撮影がおこなわれるからです。
例えば、芸能関係であれば、最終的にオーディションに合格するための「オーディション審査を突破できる写真」が必要であったり、婚活シーンであれば、将来のパートナーと出会うために「見た人に好印象や好意を持ってもらえる写真」が必要となるでしょう。
そのため、せっかく宣材写真を用意しても、この目的が達成されないと意味がなくなってしまいます。
今、この記事を読んでくださっているあなたも、「宣材写真を撮りたい！そのためには費用がいくらかるんだろう？」という気持ちがあるかと思いますが、その前提として、「このような宣材写真が撮りたい！」「〇〇のためにこのような宣材写真が必要」という、明確な理由も持ち合わせていらっしゃることかと思います。
だからこそ、宣材写真を撮影するときは、値段にこだわりすぎず、ご自身の用途や目的に合わせて「撮りたい写真」を撮ることにも重点を置いてみてください。
なぜならば、宣材撮影の値段だけで決めてしまうと撮りたいと思っていた写真が取れなかったり、実際の仕上がりに満足できない場合があるのです。
そして、撮影にただお金をかければいいというわけではなく、予算の範囲内であったり、撮影内容に対して適正な価格であることも大切です。
これらのことを踏まえて、一般的な宣材撮影にかかる料金相場を見てみましょう。
2.8つの観点から見る宣材写真の料金相場
1.撮影人数で見る料金相場
宣材写真のための撮影の相場は、写真に写る人数で変わってきます。
実際に、宣材写真にはどのようなパターンがあるか、自分が取りたい宣材写真のパターンはどれに該当するのかを確認してみましょう。
個人の撮影
個人で受ける配役やモデルのオーディション用写真・ビジネスシーンで使用する個人用写真・婚活シーンでプロフィールなどに設定される写真は、被写体がひとりとなり「個人撮影」扱いとなります。
個人の宣材撮影の場合の相場は、10,000円~です。※1
少人数で撮影（被写体が複数人）
コンビやユニットで活動しているグループや少人数の紹介ページなど、用途により、2〜3人などで1枚の写真に収まるように撮影してもらう宣材写真もあります。
この場合、写真の枚数としては1枚であっても、被写体が2人なので、費用は2倍かかる場合や、ひとりよりも多いけれど2人よりは少ないコストで撮影できるなど、料金体制が何パターンか考えられますので、撮影を依頼するカメラマン・写真館・写真撮影のプランなどを確認するようにしましょう。
被写体が少人数の場合の相場は、13,000円~です。※1
◯団体の撮影（被写体が大人数）
大人数で活動しているグループや会社全体の雰囲気を伝える紹介ページなど、用途により、3人〜10人以上で1枚の写真に収まるように撮影してもらう宣材写真もあります。
一度に撮影する人数が増える場合、撮影場所や撮影技法なども考慮する場合があるため、個人や少人数の撮影とは費用も異なります。
被写体が複数人の場合の相場は、14,000円~です。※1
◯団体の撮影（被写体は個人×複数回）
団体として、個人の宣材写真を複数人数分依頼する場合もあります。
例えば、芸能関係では、劇団や事務所に所属するメンバー人数分の撮影、ビジネスシーンにおいては、会社の従業員の個人写真を全員分撮影する場合など、団体に所属する人たちの写真を同条件で撮影することで、統一感を持たせたり仕上がりのバラツキを防ぐことができます。
このような場合は、被写体自体は個人写真であっても、撮りたい人数が多数となるので、撮影人数により料金の変動がある場合も多いです。
被写体が個人となり、複数人分の場合の相場は、ひとりあたり10,000円~です。※1
ただし、人数が増えると料金が加算されたり、逆に一定人数以上で申し込むことで団体割が適応される場合もありますので、問い合わせして確認することをおすすめします。
※1 2024年1月現在の宣材写真ドットコム編集部調べ。
上記の費用は一例です。
撮影依頼をするときは実際にかかる金額を都度確認するようにしましょう。
2.カット数と料金について
一般的に、写真撮影でいう「カット」とは、写真の枚数のことを指します。
1カット→写真1枚
2カット→写真2枚
3カット→写真3枚
・
・
・
10カット→写真10枚
となり、撮影枚数は使用用途や目的に応じて異なり、一般的にはカット数が増えると撮影料金もあがります。
実際の撮影では、数回〜数十回シャッターを切ることがほとんどで、複数回にわたって撮影された中から選ばれたより良い写真が納品される流れが多いです。
宣材写真は、少なくとも「上半身の写真（バストアップ写真）」と「全身の写真」の2カットが必要となります。
◯一般的な宣材写真2カットの料金相場は、「上半身の写真（バストアップ写真）」と「全身の写真」の20カットで、10,000円~となります。※2
特にプロのカメラマン・撮影スタジオ・写真館などは、この2枚を基本として料金設定や撮影プランを設けているところがほとんどで、撮影プランによっては、「宣材写真を2カット撮影」などと記載があります。
この場合は、バストアップと全身写真を1枚ずつ撮影できることが一般的ですが、希望する内容のカットが納品されるためには、事前にどのようなポーズや写り方の写真が撮れるのか、自分が撮りたい内容と規定の撮影内容がマッチするのかを明確にしておくことをおすすめします。
次に、なぜ「バストアップ写真」と「全身の写真」の2カットが必要なのか、写真の用途や使用方法で料金相場が変わる点についてご説明します。
※2 2024年1月現在の宣材写真ドットコム編集部調べ。
上記の費用は一例です。
撮影依頼をするときは実際にかかる金額を都度確認するようにしましょう。
3.写真の用途や使用方法で見る料金相場
先述した通り、宣材写真は、基本的に「上半身の写真（バストアップ写真）」と「全身の写真」の2種類の撮影をおこないます。
実際に活用される宣材写真として必要な枚数は、それぞれの用途によって異なりますが、どのジャンルの宣材撮影においても、バストアップと全身写真を1枚ずつ撮影するのが基本となる理由と、その活用方法や撮影時の注意点を一緒に確認しておきましょう。
【バストアップ写真】
- 表情や髪型を確認できるできる写真であること
- 胸元から頭の先まできちんと写真に収まっていること
- 被写体自身の表情が隠れないようにヘアメイクをすること
- フェイスラインや目元などの顔のパーツが髪の毛で隠れていないこと
- 襟や胸元のボタンなど、服装が乱れていないかを確認すること
【全身写真】
- 全身のバランス・体型・全体の雰囲気が伝わる写真であること
- つま先から頭の先まできちんと写真に収まっていること
- 過度に体を傾けたり、脚長効果を狙わないこと
- ズボンやスカートの裾など、服装が乱れていないかを確認すること
- 靴が映る場合は、きちんと磨かれているか、汚れがないかを確認すること
上記のように、バストアップと全身写真にはそれぞれの役割があり、被写体の等身大を伝ええつつ、第三者から見たときの魅力を写し出すことが求められるため、2枚撮影されることが基本となっています。
以下は、一般的な宣材写真撮影にかかる費用の相場一例です。
職業・使用する用途・レタッチ（軽微な修正のこと）の度合いなど、希望の仕上がりに合わせてオプションを付けることにより価格は変動します。
【宣材写真撮影にかかる費用の相場一例】※3
| カメラマン依頼 （10~100カット/1h目安） | 10,000円~ |
| 撮影時間の延長料金 | 3,000円~ |
| ポーズパターンの追加など | 無料~ |
| 出張料 | 10,000円~実費 |
| 交通費や駐車場代 | 3,000円~実費 |
| ヘアセット | 3,000円~ |
| フルメイク | 4,000円~ |
| ヘア＋メイクのセット | 7,000円~ |
| 衣装レンタル | 5,000円~ |
| 衣装変更 | 無料~ |
| スタジオ利用料 | 5,000円~ |
※3 2024年1月現在の宣材写真ドットコム編集部調べ。
上記の費用は一例です。
撮影依頼をするときは実際にかかる金額を都度確認するようにしましょう。
◯芸能関係オーディション用
宣材写真が芸能関係の活動を目的として活用される場合、最低でもバストアップ写真と全身の写真の2枚が必須となります。
オーディションや配役に関わる審査員などが見る資料の一部となるので、用意する宣材写真は2枚ともシンプルな服装やポーズで、あなたの顔やスタイルなどの等身大の魅力が伝わる写真を用意できるように意識しましょう。
基本となるバストアップと写真と全身写真にプラスして、個性を出した写真やとくに注目して欲しいポイントにクローズアップした写真を添えることも自己アピール方法のひとつとなります。
撮影時は、それぞれの写真において、以下のポイントに注意して撮影してみてください。
【バストアップ写真】
- 被写体自身の顔のパーツがはっきりとわかるヘアメイクをすること
- フェイスラインや目元などの顔のパーツが髪の毛で隠れていないこと
【全身写真】
- モデルや俳優の場合は、全身のスタイルがかわる服装を心がける
- とくにモデルの場合は、室内撮影ではヒールなどを履かずに全身のバランスが分かる撮影をする
【個性をアピールできる写真】
- アイドルやダンサーなどであれば、得意なポーズを取り入れる
- 必要に応じて、メガネ・ヘアアクセサリー・帽子などの小物を使用して撮影する
宣材撮影の費用としては、【宣材写真撮影にかかる費用の相場一例】の範囲内で完結する場合が多いですが、衣装を複数枚用意したり、カット数を増やすなど、料金がさらにプラスされることも想定されます。
以下の記事では、芸能関係で活用される宣材写真の撮り方とポイントについてご紹介しています。【俳優/役者】【モデル】【キッズモデル】など、職種に合わせて徹底解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね！
【俳優/役者】オーディションに受かる宣材写真とは？撮影時のヘアメイクや表情などコツを伝授！：現在準備中です
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◯ビジネスシーン用
宣材写真の用途がビジネスシーンである場合も、バストアップ写真と全身写真の2枚の撮影をされることと思いますが、一般的には、バストアップ写真の活用頻度が高いです。
例えば、会社のホームページにおける個人紹介用と名刺に掲載する写真用とで、バストアップの写真が2種類必要で、全身写真は必要でないことが明確である場合は、事前に依頼するカメラマンや写真館などに、この組み合わせの撮影が対応可能か確認してみることをおすすめします。
また、ヘアメイクは華美にならないように、ビジネスシーンにふさわしいものを意識し、服装は仕事を連想させるスーツや実際の仕事着などが好ましいでしょう。
撮影時は、それぞれの写真において、以下のポイントに注意して撮影してみてください。
【バストアップ】
- 清潔感とビジネスにおける信頼感を与えるようなヘアメイクになっているか
- 見た人が信頼感を得られる表情になっているか
【全身写真】
- 男性は腕を組んだり、女性は軽く肘を曲げて手を重ねるなど、自然なポーズを取る
- 靴が映る場合はきちんと磨かれているか、汚れていないかを確認する
【個性をアピールできる写真】
- 仕事を連想させるシチュエーションや背景で撮影する
- 実際に働いているところを撮影する
ビジネスシーンで活用する宣材撮影の費用としては、【宣材写真撮影にかかる費用の相場一例】の範囲内で完結する場合が多いですが、カット数を増やす場合や、着用するスーツや小物を新調したり、企業内の従業員を複数人で撮影する場合であれば背景にこだわるなど、料金がさらにプラスされることも想定されます。
以下の記事では、ビジネスシーンで活用される宣材写真の撮り方とポイントについてご紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね！
【ビジネス】清潔感が重要！仕事用プロフィール写真の撮り方！名刺やHPの顔写真撮影：現在準備中です
◯婚活シーン用
宣材写真の用途が婚活シーンである場合も、バストアップ写真と全身写真の2枚の撮影をされることと思いますが、この場合もバストアップ写真の活用頻度が高い可能性があります。
その理由は、婚活のプロフィール写真を見る人は、第一に顔を確認することが多いことと、プロフィールに設定できる写真の枚数は限られているので、より顔や表情がわかりやすいバストアップ写真を優先して活用することが多いと想定されるからです。
このときの宣材写真は、男女ともに清潔感を重視し、実際の自分らしさと見せたいイメージを取り入れられるような服装やヘアメイクを心がけましょう。
撮影時は、それぞれの写真において、以下のポイントに注意して撮影してみてください。
【バストアップ】
- 清潔感と異性に好印象を与えることができるヘアメイクを意識する
- 男性の場合はヘアセットをしたり、女性の場合はほんのりと血色感を足すメイクなど
【全身写真】
- 過度な露出がある服装は避ける
- 男性は腕を組んだり、女性は軽く肘を曲げて手を重ねるなど、自然なポーズを取る
【個性をアピールできる写真】
- 笑顔の写真を何パターンか掲載する
- 自身の仕事や趣味を連想させる背景やシチュエーションで撮影する
婚活シーンで活用する宣材撮影の費用は、【宣材写真撮影にかかる費用の相場一例】の範囲内で完結する場合が多いですが、カット数を増やす場合や、着用する衣装・背景・小物にこだわることで、料金がさらにプラスされることも想定されます。
以下の記事では、婚活シーンで活用される宣材写真の撮り方とポイントについてご紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね！
【婚活】男女別好印象を持たれる髪型やメイクは？プロフィール写真を撮るときのポイントを徹底解説！：現在準備中です
◯SNSなどの個人趣味等用
SNSの場合も、バストアップ写真と全身写真の2枚の撮影をされることと思いますが、他と同様に、より顔や表情がわかりやすいバストアップを優先して使うことが多いです。
個人のSNSに活用される宣材撮影は比較的自由度が高く、しゃがんだり、椅子に座ったりして、顔も認識しやすく全身のスタイルも雰囲気も伝わる写真を撮るという方法もあります。
服装やヘアメイクは清潔感をベースに、実際の自分らしさと見せたいイメージをより強く取り入れる事が可能です。
撮影時は、それぞれの写真において、以下のポイントに注意して撮影してみてください。
【バストアップ】
- 清潔感と自分らしさが伝わるヘアメイクを意識する
- 笑顔だけでなく、表情豊かに撮影が可能
【全身写真】
- 自然な動きを取り入れたポーズも可能
- ただ立つだけではなく、椅子に座るなどの動きも取り入れたポーズも可能
【個性をアピールできる写真】
- 笑顔の写真を何パターンか掲載する
- 必要に応じて、メガネ・ヘアアクセサリー・帽子などの小物を使用して撮影する
SNSや個人の活動で活用する宣材撮影の費用は、【宣材写真撮影にかかる費用の相場一例】の範囲内で完結する場合が多いですが、芸能活動や婚活と同じように、カット数を増やす場合や、着用する衣装・背景・小物にこだわることで、料金がさらにプラスされることも想定されます。
以下の記事では、SNSなどの個人趣味等用で活用される宣材写真の撮り方とポイントについてご紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね！
◯ナイトワーク用
宣材写真は、キャバクラやホストなどといったナイトワークでも活用されています。
この場合、インターネット上に公開される個人のプロフィールや店頭のポスターなどで使われることが多く、バストアップ写真だけでなく、全身写真も一緒に掲載されることが想定されます。
その他にも、バースデーイベントなどにおいて用意される、シャンパンのボトルラベルに印字する写真などとして活用されることも増えてきました。
また、先述した他の宣材写真とは異なり、ナイトワークで活用される宣材写真は、見た人の印象に残り、顧客からの指名に繫がる必要があるため、ライバルと差をつける華やかなヘアメイクや服装でおこなわれます。
そして、基本的に自然な笑顔を撮影する他の宣材写真に対し、ナイトワークでは、澄ました顔やいわゆる「キメ顔」で撮影されたり、撮影後のレタッチがかなりしっかりおこなわれ、作り込んだ印象の写真になることも特徴としてあげられます。
このように、他の宣材写真の撮影や仕上がりの雰囲気とは異なるため、撮影の際は、事前にナイトワーク用であることを伝えて、希望するレタッチの範囲と加減を確認しておくと良いでしょう。
撮影時は、それぞれの写真において、以下のポイントに注意して撮影してみてください。
【バストアップ】
- 自分らしさやチャームポイントが伝わるヘアメイクを意識する
- 華やかな印象にするためにライトが強めに当てられることがあるので、アイメイクを強調したり、ラメ入りのコスメを使用するなど写真映えを意識する
【全身写真】
- ボディラインがわかる服装やポーズで撮影される
- ただ立つだけではなく、椅子に座るなどの動きも取り入れたポーズも可能
【個性をアピールできる写真】
- 許容範囲内の露出のある服やドレスだけでなく、和装などで撮影される場合もある
- クリスマスなどのシーズンイベントに合わせたコスチュームを着用することもある
ナイトワークで活用する宣材撮影の費用は、【宣材写真撮影にかかる費用の相場一例】と同じ価格帯のことが多いですが、カット数の変更だけでなく、細かい肌への修正やフェイスラインやボディラインの修正など、レタッチよりも手間のかかる修正をする際には料金がさらにプラスされることも想定されます。
また、ポスターやドリンクボトルのラベル印刷用データにするなどの場合も別途料金がかかる場合があるので留意しておきましょう。
以下の記事では、キャバクラやホストなど、ナイトワークで活用される宣材写真の撮り方とポイントについてご紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね！
【ホスト・キャバ嬢】指名が入る宣材写真の服装や髪型は？盛れるポーズやヘアメイクも紹介：現在準備中です
★「宣材動画」もある！
近年では、時代やニーズに合わせて「宣材動画」も人気となっています。
宣材動画は、宣伝材料となる動画のことで、個人や企業が自らの魅力やスキル、サービスを短時間で効果的に伝えるための動画コンテンツです。
例えば、芸能関係におけるCMやドラマのキャスティングなど、動きがある方がよりイメージしやすいものに対しての宣材を動画にすることにより、写真とは異なる情報や、より多くの情報を入れることができるので、見た人にさらに強いインパクトを与えることができます。
宣材動画の撮影方法
宣材動画の撮影方法としては2パターンあり、宣材写真を撮れるカメラマンに宣材動画を依頼できることもあることと、動画を得意とするカメラマンに頼む方法があります。
ただし、宣材動画は「自分をアピールするためのツール」として宣材写真と同じように活用されるものではあるものの、カメラマン・ヘアメイク・スタイリング・撮影場所など、撮影に関わるすべての技術やポイントが「動画撮影に考慮されたもの」となり、静止画とはそれぞれ要点が異なるので、別物と捉えるほうが良いでしょう。
宣材動画制作の料金相場は？
【相場金額一例表】※4
| カメラマン依頼（30秒目安） | 100,000円~ |
| 撮影時間の延長料金 | 15,000円~ |
| 動画編集代 | 5,000円~ |
| ドローンやスタビライザーなどの機材費 | 20,000円~ |
| 出張料 | 10,000円~実費 |
| 交通費や駐車場代 | 3,000円~実費 |
| ヘアセット | 4,000円~ |
| フルメイク | 5,000円~ |
| ヘア＋メイクのセット | 8,000円~ |
| 衣装レンタル | 5,000円~ |
| 衣装変更 | 無料~ |
| スタジオ利用料 | 5,000円~ |
※4 2024年1月現在の宣材写真ドットコム編集部調べ。
上記の費用は一例です。
撮影依頼をするときは実際にかかる金額を都度確認するようにしましょう。
宣材動画制作の料金相場は、一般的に、静止画である宣材写真よりも高い料金設定となっており、プロのカメラマンに依頼する場合の料金は動画の尺（秒数）や用途によって異なるといわれています。
動画撮影特有のドローンやスタビライザーなどの機材も導入する場合は、より高額となることが想定されます。
また、撮影スタジオの料金も写真と動画では異なる場合があるので、撮影スタジオを借りる場合は事前に動画撮影をする旨を伝えて、料金を確認するようにしましょう。
宣材動画を制作をするときの注意点
宣材動画の制作をプロに依頼する場合は、以下のことに注意しましょう。
宣材動画制作時の確認事項
- 動画のレタッチ・修正はしてもらえるのか
- オプションメニューでどの程度追加料金が発生するのか
- 編集の費用は合計でいくらかかるのか
- 撮影場所によっては他人の映り込みに注意すること
- 修正は被写体だけなのか、他者の映り込みや背景も削除・加工してもらえるか
- 動画のBGMは、著作権フリーのものを購入・ダウンロードすること
宣材動画に関しては、以下の記事で詳しくご紹介しています。用途や目的に合わせて、宣材動画もぜひ活用してみてくださいね！
宣材写真ってなに？アー写との違いや用途、撮り方を徹底解説！：は現在準備中です
4.撮影場所による料金相場
宣材写真の撮影をおこなう場所として、撮影スタジオとロケーション撮影の2種類があげられます。
それぞれの特徴と料金相場を確認してみましょう。
撮影スタジオの場合〈料金相場 5,000円~〉※4
撮影スタジオは、おもに場所や機材などをレンタルすることができます。
そのスタジオの規模やレンタルできる機材などの種類にもよりますが、撮影スタジオの料金は小規模なスタジオで、1時間5,000円から借りられます。
撮影スタジオでおこなう撮影は、カメラマン・ヘアメイク・スタイリストなどを自分で手配し、こだわって揃えた条件のうえで撮影に臨むことができます。
また、宣材撮影は撮影前後の準備や片づけも考慮すると、想像以上に時間がかかることがあります。レンタル時間は余裕を持って借りるようにしましょう。
写真館の場合〈料金相場 8,000円~〉※4
写真館は、撮影場所とカメラマンが指定の時間に確保することができます。
さらに、写真館によっては、専属のヘアメイクやレンタル衣装などを利用できるところもあり、自分で手配する手間や手配漏れを防げることがメリットといえるでしょう。
このように、宣材撮影に必要な要素が包括されている写真館の料金相場は8,000円~ となっています。
写真館でおこなう撮影は、カメラマン・ヘアメイク・スタイリストなどを自分で手配する必要がない分、撮影できる内容に条件や制限がある場合もあります。
例えば、カット数やヘアメイクの雰囲気など、自分が理想とする撮影が実現可能かどうかをしっかりと確認してから利用するようにしましょう。
◯ロケーション撮影の場合〈自撮りの場合は0円~〉※4
公園や建物の前などの野外でおこなうロケーション撮影では、「場所代が掛からないから安く済む」と思われる方も多いと思いますが、撮影する場所によっては申請や許可が必要なため、確認が必要です。
また、撮影にあたって、特に公共の場所では、通行人や他の物に対する配慮が必要です。
外で撮影をおこなうため、当日の天候によってイメージ通りの撮影ができなかったり、撮影に適した時間が限られてしまうというデメリットは避けられません。
さらに、ロケーション撮影を成功させるためには、天候や日照条件が安定している時間や時期を狙うことが大切です。
しかし、天気は予測が難しく、悪天候に見舞われることもあります。
そのため、撮影前には依頼するカメラマンやヘアメイクと十分にコミュニケーションを取り、万が一の天候不良に備えてきちんと計画を立てる必要があります。
撮影スタジオ・写真館・ロケーション撮影に関しては、以下の記事で詳しくご紹介しています。宣材写真の撮影場所選びに、ぜひご活用くださいね！
失敗しないための「宣材写真」の撮り方！撮るまでの流れと気をつけたいポイントをプロが伝授：現在準備中です
5.ヘアメイクをオプションでつけるかどうか
撮影当日のヘアメイクは自分でおこなう方法とプロに依頼する方法のふたつがあります。
プロのヘアメイクに依頼する場合は、以下の4パターンが考えられます。
ヘアメイクの依頼パターン
- ヘアセットだけを依頼する
髪型だけをプロに任せ、メイクは自分で行う選択肢です。 - メイクだけを依頼する
メイクアップをプロに依頼し、ヘアスタイリングは自分で行う方法です。 - ヘアセットとメイクの両方を依頼する
ヘアとメイクの両方をプロに任せることで、統一感のある仕上がりを期待できます。 - ヘアメイク付きの写真館や撮影スタジオで撮影する
一貫したサービスを提供する写真館やスタジオを利用する方法です。
ヘアメイクは自分でおこなうこともできますが、プロに依頼することで自分の好みや癖に偏らない、より美しい仕上がりを実現することができます。
フリーのヘアメイクに依頼する場合、撮影時に使う化粧品は自分で用意するのか、ヘアメイクの用意したものを借りられるのかを事前に確認しましょう。
また、写真館によっては、私物の持ち込みが不可の場合もあるため、使いたい化粧品や髪飾りなどがある場合は、事前に持ち込み可能であるかを確認してみましょう。
以下の記事では、宣材写真撮影をするときにプロのヘアメイクやヘアメイクサービス付き写真館などを探す方法と注意点について詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
失敗しないための「宣材写真」の撮り方！撮るまでの流れと気をつけたいポイントをプロが伝授：現在準備中です
宣材写真を“プロ”に依頼！カメラマン・スタジオ、・ヘアメイク・衣装の探し方と注意点：現在準備中です
6.スタイリングをオプションでつけるかどうか
撮影当日の衣装選びに関しても、自分で選ぶ方法とプロのスタイリングサービスを利用する方法のふたつがあります。プロのスタイリングを選ぶ場合、以下の3パターンが考えられます。
スタイリングの依頼パターン
- スタイリストに服を選んでもらう
- 衣装だけレンタルする
- スタイリストやレンタル衣装付きの写真館や撮影スタジオで撮影する
スタイリングもヘアメイク同様に自分でおこなうことができますが、プロの視点からのアドバイスを受けることにより、自分の好みや癖に偏りすぎない、第三者から見たときにより好印象を持ってもらえる仕上がりになります。
とくに清潔感の演出は、プロ目線がとても重要です。
あなたに似合う服装かつ見た人がしっかりと清潔感や好印象を感じられるようなスタイリングを心がけるようにしましょう。
スタイリストに依頼する場合は、私物から服を選んでもらうのみか、スタイリストのアドバイスを受けて新たに服を買いに行くのか検討しましょう。
また、衣装をレンタルしたり、スタイリスト付きの写真館・撮影スタジオで撮影するのもひとつの選択肢です。
撮影で着たい衣装やご自身の予算に合わせて選んでみてください。
以下の記事では、宣材写真撮影をするときにプロのスタイリストやレンタル衣装などを探す方法と注意点についてご紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね！
失敗しないための「宣材写真」の撮り方！撮るまでの流れと気をつけたいポイントをプロが伝授：現在準備中です
宣材写真を“プロ”に依頼！カメラマン・スタジオ、・ヘアメイク・衣装の探し方と注意点：現在準備中です
7.レタッチの有無や範囲により費用がかかる場合がある
宣材写真のレタッチは、写真の明暗やコントラストなどの調整をすることを指しますが、映り込んでしまったゴミを消したり、一時的なニキビ跡などを隠したりする修正まで様々な作業が含まれます。
このレタッチ作業は撮影料金に含まれている場合も多いですが、カメラマンや写真館によってはオプションとして別料金が発生する場合があるので、注意が必要です。
レタッチの範囲については、以下を事前に確認しましょう:
- 写真の明暗やコントラストの調整
- 一時的なニキビ跡やシミを消す
- 美肌補正など
これらが宣材撮影料金に含まれているのか、オプションなのかを確認しましょう。
また、肌全体を美しく見せたり、フェイスライン・ボディラインの調整はレタッチの範囲を超える修正となり、別料金が発生する場合もあります。
本来、宣材写真は、被写体の等身大を伝えるツールです。
過度なレタッチや修正は避けるべきですが、ナイトワークのように用途に合わせたレタッチや修正をおこなう場合もあります。
以下の記事では、宣材写真のレタッチについて詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
・失敗しないための「宣材写真」の撮り方！撮るまでの流れと気をつけたいポイントをプロが伝授は現在準備中です
8.写真の受け取り方法などで見る料金相場〈依頼先による〉
受け取り方法
完成した宣材写真の受け取り方法には、現像した写真（現物）もしくはデータの2種類があり、どのように受け取るかで料金が変わります。
例えば、オーディションに応募する履歴書などに添付する場合や掲示したい場所が決まっている場合は現像された写真の方が、すぐに使えて便利です。
一方で、アプリのプロフィール写真やインターネット上に公開する場合は、データでの受け取りが適しています。
スピード仕上げを利用する場合
宣材撮影の依頼前には、必ず写真の納期を確認するようにしましょう。
例えば、オーディションの締切や婚活サイトに登録したい日にちなど、間に合わせたい期日がある場合は、スピード仕上げで依頼するとよいでしょう。
このとき、仕上げを急ぐ場合は追加オプションになるのか、追加料金が発生するのか、納期がどれくらい短縮されるのかを確認しておくと安心です。
まとめてコンポジット・ポートフォリオ（ブック）にする場合
コンポジット・ポートフォリオ（ブック）とは、撮影した宣材写真をまとめて、コンポジット・ポートフォリオを製作することができます。
特に、モデルや芸能関係でオーディションなどを受ける人には必須のものとなるので、宣材写真の撮影目的がブック製作の人もいらっしゃるでしょう。
これらの制作は、基本的に所属事務所や個人でおこなうことが多いですが、宣材写真をまとめてコンポジット・ポートフォリオ（ブック）などの製作を受け付けているところもあります。
ただし、撮影料金とは別に追加料金が発生することが一般的ですので、事前に確認するようにしてください。
また、受け取り方も、現像した写真（現物）もしくはデータの2種類があり、どのように受け取るかでも料金が変わります。
以下の記事では、宣材写真を活用して製作するコンポジット・ポートフォリオ（ブック）について詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね！
失敗しないための「宣材写真」の撮り方！撮るまでの流れと気をつけたいポイントをプロが伝授：現在準備中です
3.宣材撮影を依頼する方法は2種類
宣材撮影をプロに依頼する方法は、主にフリーカメラマンと写真館の2種類があげられます。
それぞれの費用の内訳を確認していきましょう。
フリーのカメラマンに依頼する場合にかかる費用内訳
プロのカメラマンに依頼する場合の料金内訳
- カメラマンの人件費
- 機材費
- レタッチ費
- 現像費
- コンポジット・ポートフォリオ製作費
フリーのカメラマンに依頼するメリットとデメリットは以下のとおりです。
メリット
- 撮影場所の自由度や急な変更への柔軟性
- 細かい要望にも応えてもらいやすい
- カメラマンの個性が反映される写真
デメリット
- ヘアメイクやスタジオを別途手配する必要がある
- 料金設定を個々人でおこなっているので、バラツキがある
フリーのカメラマンには、写真館や撮影スタジオの専属カメラマンにはない個性の出る写真を撮ってもらえたり、当日の急な変更にも応えてもらえることが多いなどのメリットがあります。
撮りたいイメージがしっかりと固まっている人や宣材写真にこだわりたい人は、フリーのカメラマンに依頼することでより理想的な宣材写真撮影をおこなうことができるでしょう。
以下の記事では、宣材撮影をおこなっているフリーのカメラマンの探し方とポイントついて詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね！
より“自分らしさ”をアピールできる！宣材写真を用意するメリット・デメリット：現在準備中です
写真館や撮影スタジオに依頼する場合にかかる費用内訳
写真館や撮影スタジオに依頼する際の料金内訳は、以下の要素が含まれることが一般的です。
- カメラマンの人件費
- アシスタントの人件費
- ヘアメイク代
- 衣装レンタル費
- カメラ・レンズ・照明器具などの機材費
- 写真のレタッチ費
- 現像費
- ブック・ポートフォリオなどの製作費（依頼先による）
これらの費用は、通常セット料金になっているのが一般的です。
また、写真館や撮影スタジオに依頼するメリットとデメリットは以下のとおりです。
メリット
- セットプランなどに必要なサービスがすべて含まれているため、手配が楽で依頼漏れが防げる
- カメラマン・ヘアメイク・スタイリストを別々に依頼するよりも、セットプランで依頼できるため、コストを抑えることができる。
デメリット
- 当日の急な変更や細かい要望には応えてもらいにくい
- それぞれの写真館やスタジオによって特色があり、特殊な演出を入れることが難しい
写真館や撮影スタジオは、撮影に必要なすべてを一括で提供するため、手配の手間を省き、撮影準備を簡素化できます。
また、ヘアメイク代や衣装レンタル費が含まれる場合もあり、撮影までの事前準備や当日の持ち物などが最小限で済むこともメリットといえます。
依頼する際は、セット料金に含まれるサービスと有料オプションを明確にし、事前にすべて網羅した状態で予約するようにしましょう。
以下の記事では、宣材撮影をおこなっている写真館や撮影スタジオの探し方とポイントついて詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね！
より“自分らしさ”をアピールできる！宣材写真を用意するメリット・デメリット：現在準備中です
4.スタジオの照明や背景紙にこだわる
宣材写真を撮るときは、ただ写真を撮るだけではなく、仕上がりのクオリティを高めるために、照明と背景に注意を払うことが重要です。
素晴らしい腕を持つプロのカメラマンやヘアメイク、もしくは写真館や撮影スタジオに依頼をするだけでなく、被写体となるあなた自身も写り方の工夫を心がけて、より理想の仕上がりに近づけましょう。
宣材写真のクオリティを上げるための工夫
- 表情と姿勢で明るさを演出する
- 服装やメイクで自分をアピールする
- 背景・天候・光の入り方にも気をつける
宣材写真は、被写体の表情や姿勢でも明るい雰囲気を演出することができます。
自分がどのように写っているのか、見た人にどのように受け取られるのかを意識してカメラの前に立ってみてください。
そのためには、撮影を迎えるまでに鏡の前で笑顔や美しく見せる姿勢の練習もおすすめです。
また、用途や目的に合わせた服装とヘアメイクで、清潔感や理想とするイメージをアピールすることも効果的です。
そして、写真の背景や光の入り方も全体の雰囲気を左右する要因となります。
例えば、室内撮影の場合は、背景紙の色にこだわったり、窓際の太陽光が差し込む場所で撮影することでよりイメージをコントロールすることができます。
ロケーション撮影をおこなう場合は、撮影場所を下見したり、天気予報をチェックすることが重要です。
このように、照明や背景紙にこだわる場合、適切な機材を揃えているスタジオを選ぶことをおすすめします。
スタジオによっては機材の貸出が無料であったり、背景紙代がスタジオレンタル費に含まれているところもあります。
これらを上手に活用することでコストを抑えることもできますよ。
以下の記事では、クオリティの高い宣材写真撮影をするポイントをさらに詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください！
失敗しないための「宣材写真」の撮り方！撮るまでの流れと気をつけたいポイントをプロが伝授：現在準備中です
5.プロに依頼するときに注意したいこと
フリーのカメラマン・ヘアメイク・スタイリストに依頼する場合は、彼らの実績・撮影における得意分野・過去の作品などを確認するようにしましょう。
口コミサイトは非常に便利ですので、良い点、悪い点をよく読み、疑問点は問い合わせるなどして明確にすることが望ましいです。
特に、撮影料金が異常に安いフリーランスの専門家には注意が必要です。
相場よりも安い設定の場合、場合、彼らは実績を築いている最中か、宣材撮影が専門ではない可能性も考えられます。
宣材写真を安く撮影できるのは魅力的ですが「必要としているクオリティの写真が撮れるか」が最も重要です。
安さだけではなく、自分の理想の仕上がり、カメラマンの過去の実績、撮影料金のバランスを考えて依頼するようにしましょう。
以下の記事では、フリーのカメラマン・ヘアメイク・スタイリストに依頼する際に注意したいことをさらに詳しく解説しています。
ぜひ参考にしてみてください！
失敗しないための「宣材写真」の撮り方！撮るまでの流れと気をつけたいポイントをプロが伝授：現在準備中です
6. 宣材撮影のカメラマン・ヘアメイク・写真館・スタジオを探す方法
宣材撮影をおこなえるカメラマン・ヘアメイク・写真館・スタジオを探す方法の代表として、それぞれ3つピックアップしてご紹介します。
カメラマンの探し方3選
1.宣材写真ドットコム（現在開発中です。）
特徴
宣材写真ドットコムは、宣材撮影に特化した専門サイトです。
カメラマンやヘアメイクなどの探し方、表情の作り方やポージングのポイントなど、宣材写真の撮影に関する情報や、宣材写真撮影までの準備や心得を学ぶことができます。
また、宣材写真に特化したスタジオやカメラマンなどの検索も可能です。
2.Lovegraph
料金と特徴 ※5
撮影料金23,800円~
- 平日も休日も同一料金23,800円~
- 都道府県×撮影事例別でカメラマン検索ができる
- 3日前までキャンセル無料
（当日が悪天候の場合は、キャンセル料なしで中止・延期が可能）
（※一部のカメラマンには追加で指名料金がかかります。※撮影カテゴリーによって選べるプランが異なります。）
Lovegraph（ラグブラフ）は、何度も見返したくなる写真を撮影することをコンセプトとした、出張撮影サービスです。
価格設定が明瞭でわかりやすいだけでなく、厳選された質の高いカメラマンが揃っていること、丁寧な編集で、より幸せな雰囲気や世界観を実現してくれること、全国の撮りたい場所で撮影できることなどが特徴です。
支払い方法※5
Lovegraphの支払い方法は、現在、クレジットカード決済のみとなっています。
対応カードは、VISA・Mastercard・JCB・AMERICAN EXPRESS・Diners Club・DISCOVER NETWORKのみとなっており、上記ブランドが発行したカード（デビットカード・プリペイド・バンドルカードを含む）はカード会社によっては非対応の場合もあるそうなので、予めご注意ください。
※5 2024年1月現在の宣材写真ドットコム編集部調べ。詳しくはLovegraphにお問い合わせください。
3.SNSで検索する
料金と特徴
撮影料金 要確認
- 投稿を見ることで、過去の作品や実績が確認しやすい
- コメントやDMなどでカメラマンと直接連絡が取れるので、要望を伝えやすい
- 個性が強いフリーのカメラマンを見つけることができる
InstagramやX（Twitter）などのSNSでプロのカメラマンを探すこともできます。
ワード検索やハッシュタグ検索から惹かれる画像を探してカメラマンを探し出したり、すでに依頼を検討しているカメラマンがいる場合も、SNSの投稿を見ることで過去の作品や実績が確認しやすいのが特徴で、宣材写真を投稿している被写体（過去の依頼者）のタグ付けからカメラマンを探すこともできます。
また、コメントやDMなどで直接連絡が取れるので、要望を伝えやすかったり、急な撮影内容の変更などにも対応してもらえることがあります。
そして、どこにも所属していないフリーのカメラマンの場合、個性が強く世界観のある写真を撮ってもらえることも特徴としてあげられます。
料金と言う観点からは調べにくい部分も否めませんが、普段から使い慣れているSNSを活用することは、カメラマンを探すツールとしてとても手軽な方法といえるでしょう。
ヘアメイクの探し方3選
1.Make Search
料金と特徴※6
撮影料金 個人別のため料金表なし
- 一般会員登録・ヘアメイク検索・メッセージ機能のみ利用の場合は無料
- 撮影日・撮影地域・ポジション・ジャンル等を指定して、条件に合うヘアメイクを探せる
- 一日最低単価の記載を目安に依頼できる
宣材写真の項目がないので、キーワード入力欄に直接入力してください。
Make Search（メイクサーチ）は、無料会員登録することにより、撮影日・撮影地域・ポジション・ジャンル等を指定して、条件に合うヘアメイクを簡単に探すことができるマッチングサイトです。
理容師や美容師の免許を取得しているか、メンズメイクができるかなどの詳細な条件登録もできるので、より自分にあったヘアメイクが検索できます。
サイトの検索ジャンルには宣材写真の選択肢はありませんが、キーワード検索の部分に「宣材」と登録することで、対応可能なヘアメイクを探すことができますよ。
支払い方法※6
Make Searchの支払い方法は、クレジットカード決済（Stripe※2）となります。
※2ストライプジャパン株式会社(https://stripe.com/jp)が提供する決済システム「Stripe」を利用しますので、Stripeの利用条件、引き落とし時期及びその他Stripeに関する事項は、ストライプジャパン株式会社が定める規約によるものとなりますので、予めご注意ください。
※6 2024年1月現在の宣材写真ドットコム編集部調べ。詳しくはMake Searchにお問い合わせください。
2.STUDIO WISH
→STUDIO WISH公式サイトでは料金作成中の表記有り
料金と特徴※7
撮影料金（ヘアメイク師®のみの場合）20,000円（4時間）~
- 全てのスタッフが美容師免許を持っている
- ヘアとメイクを一緒にしてもらえる
- ヘアメイクにかかる料金が明確で、交通費も実費のみ
- 全国に提携ネットワークがある
→予約カレンダーなどはなく、直接問い合わせとなる
STUDIO WISH（スタジオウィッシュ）は、国家資格である美容師免許を持ち、美容師の技術とヘアメイクの技術を両方叶える「出張ヘアメイク師®」※の全国ネットワークがあります。
また、ヘアカット・ヘアカラーなどをしてから撮影ができる美容室一体型スタジオと撮影をしてくれる専属カメラマンもいることが特徴で、オーディションの宣材写真や証明写真などの撮影に特化しています。
※ヘアメイク師® は、株式会社カプラスの登録商標です。
支払い方法※7
STUDIO WISHの支払い方法は、現在公式ホームページに掲載されておりません。
※7 2024年1月現在の宣材写真ドットコム編集部調べ。詳しくはSTUDIO WISHにお問い合わせください。
3.SNSで検索する
料金と特徴
撮影料金 要確認
- 投稿を見ることで、過去の作品や実績が確認しやすい
- コメントやDMなどでヘアメイクと直接連絡が取れるので、要望を伝えやすい
- 過去の依頼者のタグ付けからヘアメイクを探すこともできる
プロのヘアメイクもInstagramやX（Twitter）などのSNSで探すこともできます。
SNSにおけるヘアメイクの検索の仕方・メリット・デメリットは、ほとんどカメラマンを探すときと同様ですが、注意点としては、「ヘアメイク」のワードで検索すると美容院に所属している美容師の個人的な作品撮りや記録の写真がヒットすることも多く、この場合、宣材写真の撮影を受け付けてもらえないことも多いので注意しましょう。
SNSでは、コメントやDMなどで直接連絡が取れるので、自分の要望を伝えやすいだけでなく、撮影当日のメイクに使う道具を自分で用意するのか、ヘアメイクが準備したものを使うのかであったり、自分で用意しない場合は、使って欲しい化粧品の色味や質感など、詳細な打ち合わせをすることもできます。
そして、無所属のヘアメイクの場合も、世界観のある写真を作り出す施術をおこなってもらえることも特徴としてあげられます。
撮影スタジオの探し方3選
1.宣材写真ドットコム（現在開発中です）
特徴
宣材撮影に特化した専門サイト「宣材写真ドットコム」では、撮影スタジオを探すこともできます。
カメラマンも検索も可能ですので、スムーズに撮影のための依頼先を探すことができます。
2.ホワイトパンダ
料金表
料金と特徴
撮影料金1,571円（1時間）~※8
- 関東を中心に、全国のレンタル撮影スタジオやハウススタジオを簡単に見つけられる
- 無料でレンタルできる機材や備品が多い
- 会員登録でクーポンがもらえる
ホワイトパンダは、レンタル撮影スタジオやハウススタジオを簡単に見つけられる検索サービスです。
登録されているスタジオは1016件※8 という圧倒的件数を誇り、それぞれの料金が明確であることはもちろん、知りたい情報がしっかりとそろっていて、おすすめ・ランキング・エリア別に探すことができます。
平米数だけでなく平面図が記載されていたり、備え付けの家具や小物も明瞭なので、撮影時のイメージがつきやすいのが特徴です。
※8 2024年1月現在の宣材写真ドットコム編集部調べ。詳しくはホワイトパンダにお問い合わせください。
3.SNSで検索する
料金と特徴
撮影料金 要確認
- 過去に撮影された実際の写真を見て参考にすることができる
- 新たな撮影場所や思いつかなかった撮影アイデアを得ることができる
- 過去の依頼者の投稿・タグ付け・コメントから撮影場所を探すこともできる
撮影スタジオもInstagramやX（Twitter）などのSNSで探すことができます。
SNSで検索する場合は、各投稿自体でレンタル料金が明瞭であることは少ないですが、それぞれの投稿から理想とする撮影スタジオを探し、公式のホームページなどに飛んで、料金が確認できるので、費用からスタジオを絞ることなく、広い選択肢の中から自分で選ぶことができます。
撮影スタジオが公式に運営しているSNSでは、そのスタジオで実際に撮影された写真やスタジオ内の風景を公開しているところもあるので、実際の撮影時をイメージするために参考になりますよ。
写真館のおすすめ3選と探し方
撮影場所とカメラマンを一緒に確保できる写真館は、初めて宣材撮影をする人、宣材撮影の手配をスムーズにおこないたい人におすすめです。
ここでは、宣材写真撮影ができる地域別おすすめの写真館3選と、SNSでの探し方についてご紹介します。
1.【東京】東京写真館
料金と特徴※9
撮影料金 7,800円（ライトプラン）~ / その他、ヘアメイクオプション追加可能
- 宣材・オーディション写真に特化している
- プロフェッショナルな機材が揃ったプロ仕様のスタジオ
- 基本の2構図が全プラン対応
東京写真館は、中目黒駅徒歩7分にある、宣材・オーディション写真のフォトスタジオです。
撮影料金はライトプランの7,800円~となっており、オプションでヘアメイクサービスも付けることができます。
撮影データは最短で当日受け取りが可能なので、急なオーディションなどで写真が必要となる場合にも柔軟に対応してくれます。
リラックスした雰囲気の中で撮影がおこなえるように、細やかなディレクションで被写体の魅力を最大限に引き出す撮影をします。
支払い方法※9
東京写真館の支払い方法は、以下の各種クレジットカードと電子決済が利用可能です。
当日精算と事前精算とで異なりますので、ご注意ください。
当日精算：現金・クレジットカード・QRコード・交通系ICカード
事前精算：クレジットカード・銀行振込
※9 2024年1月現在の宣材写真ドットコム編集部調べ。詳しくは東京写真館にお問い合わせください。
2.【大阪】Pix-do!
料金と特徴※10
料金表は一部となります。詳しくはPix-do!をご確認ください。
撮影料金 2,750円（1カット）~
- 『表現』のプロが集結するスタジオ
- メイクは種類によって料金が異なる
- ポスターや名刺など、作成できるアイテムの種類も多い
Pix-do!は、大阪・心斎橋で20年以上続くフォトスタジオです。
『ヘアメイク』『撮影』『グラフィックデザイン』それぞれの分野のプロが常駐しているのが特徴で、プロフィール写真・オーディション写真・アーティスト写真・婚活写真・証明写真など、シンプルな撮影からアーティスティックな撮影まで幅広く撮影しています。
オプションでは、完全予約制でヘアメイクを付けることができます。
メイクとヘアを別々に頼むことができたり、フェイスペイント・ビジュアル系メイク・傷メイクなどの特殊メイクも対応しているようです。
メンズやキッズのヘアメイクも選択することが可能ですが、すべて種類によって料金が異なるので確認するようにしましょう。
また、ポスターや名刺など、作成できるアイテムの種類も多く、撮影からグッズ類の制作まで全てスピーディーに対応可能なのが特徴です。
紙の種類によって金額が異なるようですので、詳細はお問い合わせください。
支払い方法※10
Pix-do!の支払い方法は、現在、各種クレジットカードやQRコード決済となっています。
【クレジットカード】
JCB・VISA ・MasterCard・AMERICAN EXPRESS
【QRコード】
PayPay・auPAY・メルペイ・d払い
※10 2024年1月現在の宣材写真ドットコム編集部調べ。詳しくはPix-do!にお問い合わせください。
3.【名古屋】アトリエ シュクル
料金と特徴※11
料金表は一部となります。詳しくはアトリエシュクルをご確認ください。
撮影料金 26,000円（プロフィール撮影プラン）~
- 学割がある
- ロケ撮影も相談可能
- オプションでヘアメイクやスタイリストを依頼できる
アトリエ シュクルは、夫婦で営む小さなプロフィール写真専門フォトスタジオです。
タレントやモデルなどアーティスト写真の撮影を中心とする写真家のご主人が撮影をおこない、雑誌やCMなどで活躍中のファッションモデルの奥様がヘアメイクを担当してくれます。
タレントやアーティスト写真撮影、モデルコンポジット撮影も扱っており、料金は要相談となっておりますので、直接アトリエ シュクルにお問い合わせください。
支払い方法※11
アトリエ シュクルの支払い方法は、現在公開されていないため、直接お問い合わせください。
※11 2024年1月現在の宣材写真ドットコム編集部調べ。詳しくはアトリエ シュクルにお問い合わせください。
4.SNSで検索する
料金と特徴
撮影料金 要確認
- 過去に撮影された実際の写真を見て参考にすることができる
- 新たな撮影場所や思いつかなかった撮影アイデアを得ることができる
- 過去の依頼者の投稿・タグ付け・コメントから撮影場所を探すこともできる
写真館もInstagramやX（Twitter）などのSNSで探すことができます。
SNSで検索する場合は、「写真館」とキーワードを入力すると写真館の公式アカウントや写真館で撮影された写真がヒットするので、それぞれを確認することで実際に撮影された写真を確認することができます。
写真館は七五三や成人式のイメージが強いですが、宣材撮影をおこなっているところも多く、被写体のとっての記念日を写真に残すプロに依頼することで、より理想的な写真となるかもしれません。
以下の記事では、プロのカメラマン・ヘアメイク・スタイリスト・撮影スタジオなどの探し方とポイントについて、さらに詳しく解説しています。
SNSで検索するときのおすすめのハッシュタグも掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください！
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納得のいく料金で理想の宣材撮影しましょう
この記事では、宣材撮影にかかる一般的な料金と相場、さらには、プロのカメラマン・ヘアメイク・撮影スタジオ・写真館を探す際におすすめのサービスやポイントをご紹介しました。
宣材撮影をプロに依頼するとお金がかかりますが、自分をアピールする方法として大切な役割を果たします。
宣材写真は、用途と目的がはっきりしているからこそ「撮りたい写真を撮ること」が重要になります。
宣材写真の撮影に関連するサービス料金は、カメラマン・ヘアメイク・撮影スタジオ・写真館で異なるため、複数箇所を比較して、納得したところで依頼するようにしましょう。
実際に宣材撮影をおこなううえで、料金は重要な検討事項ですが、その写真を見た人があなたの印象を決め、その先の可能性をも広げるものだからこそ、コストだけでなく品質も考慮することが必要です。
宣材写真ドットコムでは、カメラマンや撮影スタジオを簡単に探すことができます。ぜひこのサービスを活用して、理想の宣材写真を撮影してください。
宣材スタジオの検索機能：現在準備中です