失敗しないための「宣材写真」の撮り方!撮るまでの流れと気をつけたいポイントをプロが伝授
あなたの魅力を最大限に引き出してくれる「宣材写真」は、見た人からの第一印象を決定する大切な要素です。
顔や姿を公開して活動している人、特に芸能関係などのエンターテインメント業界においては、宣材写真のクオリティがオーディションの合否を大きく左右させるといっても過言ではありません。
また、ビジネスの世界でも、きちんとしたプロフィール写真を撮ることが、以前よりもより一般的になってきています。
せっかく宣材写真を用意するからには、より魅力をアピールできる印象に残るような写真を撮りたいですよね!
この記事では、撮影前に決めておきたいこと、カメラマンやヘアメイクの探し方、撮影時のポージングなど「失敗しない宣材写真の撮り方」を8つのSTEPで詳しく解説します。
撮影のための事前準備から撮影当日のポイントをしっかり押さえているので、初めて宣材写真を撮影するという人でも、プロのカメラマンに宣材撮影を依頼できるようになりますよ。
さらに後半では、撮影を終えた流れとして、宣材写真を用いたコンポジットやブックなどの資料作り、撮影データの保存や管理の方法もご紹介しています。
「初めての宣材撮影で何から手をつけていいかわからない」という人も、「すでに撮影経験はあるけれど、前回の宣材写真に満足できなかった…」という人も、自分自身を表現する大切な1枚だからこそ、とことんこだわって撮影してみましょう!
ぜひ参考にしてみてください。
宣材写真を撮る際の基本的な流れは8STEP
それでは早速、失敗しないための宣材写真の撮り方をステップごとに解説していきます。
初めて宣材写真を撮るという人も、今回ご紹介する8つのSTEPでスムーズな宣材撮影をおこなうことができるようになります。
以前の宣材撮影に満足できなかった人も、改善案として参考にしてみてください。
STEP1.撮影の目的とイメージを明確にする
撮影前に確認すべきこと
- 宣材写真の目的を明確にする
俳優のオーディション用、モデルのポートフォリオ用など - 参考になる写真や資料を用意する
以前の宣材写真や、好みのスタイルを示す参考写真など - 撮影で希望するスタイルやテーマをまとめる
具体的なスタイルやテーマなど - 撮影に対する不安や要望をまとめる
撮影に対する不安や特別な要望をきちんと伝える
宣材撮影をおこなう際に、まず、宣材写真の目的を明確にします。
例えば、俳優のオーディション用であったり、モデルのポートフォリオ用に使用するなど、宣材写真の使用目的を明確にすることで、趣旨がずれることなく撮影をおこなうことができるでしょう。
次に、宣材撮影の参考となる写真や資料を用意します。
以前撮影した宣材写真や好みのスタイルを示す参考写真などがあれば、それをカメラマン・ヘアメイク・スタイリストに共有できるように、まとめると良いでしょう。
さらに、希望するスタイルやテーマもまとめておきます。
このとき、撮影に採用したい具体的なスタイルやテーマがあれば、それを事前に伝えることで、カメラマン・ヘアメイク・スタイリスト撮影の準備を適切におこなうことができます。
最後に、撮影に対する不安や要望をまとめておきます。
もしも、撮影に対する不安や特別な要望があれば、それを伝えることで、カメラマンは被写体ががリラックスして撮影に臨めるようにサポートしてくれるでしょう。
このように、宣材撮影をする前に、その写真を「何に使うのか」「見た人にどのような印象を持ってほしいのか」「撮影に関する不安や要望」などを、それぞれ明確にしてまとめておくことが大切です。
前述では、目的例として役者やモデルの用途を参考にあげましたが、その他にも、芸能関係のオーディションであれば、ドラマやCMの配役であったり、雑誌やブランドから求められる雰囲気をイメージしやすいような写真が審査員の目に留まりやすいと考えられます。
また、ビジネスシーンであれば、自分の個性と、会社のブランドイメージや信頼性とのバランスなどが重要です。
ほかにも、婚活で使用するような場合は、自分らしさをベースに、清潔感や見た人に好意的な印象を持たれる表情や服装も意識するとよいでしょう。
宣材撮影を成功させるには、「〇〇で使うから△△な写真を撮りたい!こんなイメージが欲しい!」を明確にすることがポイントです。
撮影を依頼する前に、撮りたいイメージを膨らませておくことで、このあとのカメラマン探しや当日の撮影をスムーズに進めることができます。
STEP2. 理想の写真を撮影をしてくれるカメラマンを探す
カメラマンの探し方・選び方
- 専用の検索媒体やSNSを利用する
- カメラマンの得意なジャンルや過去の撮影写真を確認する
- あなたの魅力を引き出してくれるかを判断する
次に、カメラマンを探して撮影の依頼をおこないます。
宣材撮影を依頼できるカメラマンを探す方法としては、以下のようなものがあげられます。
カメラマンの探し方
- カメラマン検索サービス(Lovegraph・STUDIOPOST・ふぉとる・ココナラ・くらしのマーケットなど)で探す
- 専属カメラマンがいるスタジオや写真館から探す
- Googleなどので検索エンジンで検索する(カメラマン 宣材写真 撮影など)
- InstagramやX(Twitter)などのSNSで検索する
- 知人に紹介してもらう
LovegraphやSTUDIOPOSTなどでは、フリーカメラマンや撮影スタジオなどに登録しているカメラマンを出張カメラマンとして依頼することができるサービスをおこなっています。
これらのサービスを使ってカメラマンに依頼するメリットは、それぞれのサービスの基準をクリアしたクオリティの撮影をしてもらえることです。
撮影前後の対応に関しても独自の研修がおこなわれているので、初めての人でも安心して依頼ができます。
一方で、Google検索でカメラマンのホームページを見つけたり、ココナラやくらしのマーケットなどを使って、フリーで活動しているカメラマンに直接依頼することもできます。
フリーのカメラマンに依頼するメリットは、撮影内容の変更があっても臨機応変に対応してもらえたり、カメラマンの得意分野や表現方法によって写真にオリジナリティが出やすいことがあげられます。
ただし、依頼をおこなう前には、ホームページやSNSなどでしっかりと撮影実績を確認しておかないと、イメージ通りの写真を撮ってもらえなかったといったような後悔が起こるかもしれませんので注意も必要です。
最近では、SNSを用いて検索する人も増えてきました。
SNSで宣材写真を得意とするカメラマンを探す場合は、以下のように具体的なワードや用途となる単語をハッシュタグにしてたり、それらをあわせて検索するとより見つけやすくなります。
カメラマン検索におすすめのハッシュタグ
ワード:カメラマン・フリーランスフォトグラファー・宣材写真・具体的な地名など
ハッシュタグ:#カメラマン・#宣材写真・#スタジオ撮影 など
具体的な用途となる単語:#女優志望・オーディション写真・#プロフィール写真・#コンポジット・#ポートフォリオ など
コンポジットやポートフォリオでの宣材写真の活用法は、本記事の最後でご紹介します。
撮りたいイメージの単語(ロケーション撮影など)やカメラマンが依頼を受けられるようにつけている「#撮影依頼受付中」や「# 宣材写真撮影」などもおすすめです。
いずれの方法でも、遠方のカメラマンを依頼する場合は、事前に出張費や加算される料金の有無もあわせて確認しておきましょう。
カメラマンを選ぶポイントと注意点
「失敗しない宣材写真の秘訣は、カメラマン選びにあり!」といっても過言ではありません。
カメラマンを選ぶときは、STEP1.で考えた「自分の表現したいイメージや撮りたい写真」を踏まえ、カメラマンの得意なジャンルや撮影実績と照らし合わせることが重要なポイントです。
普段から自分の理想に近い写真を撮影しているカメラマンに依頼するとよいでしょう。
さらには、事前のヒアリングが充実しているかどうかも判断の目安になります。
撮影前に理想のイメージを伝えることで、カメラマンはモデルの魅力を引き出すための提案をしてくれまし、ヒアリング結果は撮影の準備やロケーション選定に役立ちますので、スムーズに撮影を進めることができます。
あなたの持つイメージを理解し、魅力を最大限に引き出してくれるカメラマンとの出会いは、大変貴重な経験になることでしょう。
STEP3.要望を叶えてくれるプロのヘアメイクを探す
ヘアメイクの探し方・選び方
- ヘアメイクの得意なジャンルや過去のデータを確認する
- 撮影料金に含まれる場合は、どこまでやってもらえるかを確認する
宣材写真を見た人が受け取るあなたの第一印象は、カメラマンの撮影技術だけでなく、ヘアメイクによっても大きく変わります。
ヘアメイクとは、シチュエーションに合わせたヘアセットやメイクをすることで、「ヘアメイク」や「ヘアメイクアップアーティスト」などと呼ばれる人がおこないます。
ヘアメイクは、美容専門学校を卒業して美容師の国家資格を持つ人や、専門の講習を受けたスキルを持つ人が多く従事しており、このヘアメイクの中でも、ヘア(髪型)のみ、メイクのみ、ヘアもメイクも両方手掛ける人がいるので、依頼時には注意が必要です。
自分で宣材写真用のヘアメイクをおこなうことも可能ですが、理想とする仕上がりにならなかったり、想定よりも時間がかかってしまうことがあります。
一方で、客観的な視点でメイクをしてくれるプロのヘアメイクに依頼すれば、より自分が撮りたいイメージに近づけたり、宣材写真の用途や目的にあった印象のヘアメイクが実現するでしょう。
ヘアメイクを探す方法としては、以下のようなものがあげられます。
ヘアメイクの探し方
ヘアメイクに対応している美容院を探す(行きつけの美容院で頼む、Hot Pepper Beauty・楽天ビューティなどで検索する)
- InstagramやX(Twitter)などのSNSで検索する
- 美容サロンに依頼する(アトリエハルカなど)
- ヘアメイク検索サービス(ゼヒトモ・Make Search・HAIRMAKEMART・STUDIO WISH・SEYFARTなど)で探す
- ヘアメイクがいるスタジオや写真館から探す
- Googleなどので検索エンジンで検索する(撮影 ヘアメイク 撮影目的(モデル・ビジネス・婚活用など) 地域名など)
- 知人に紹介してもらう
身近なところだと、ヘアメイクのプロは美容師になります。
普段のあなたの雰囲気をよく知る、行きつけの美容院や信頼のおける美容師に依頼すれば、あなたらしさを引き出した印象に仕上げてくれることでしょう。
また、美容関連の検索に特化したHot Pepper Beautyや楽天ビューティを使うと、ヘアメイクが得意な美容院や美容師を全国規模で探すことができます。
さらに、宣材撮影用のメイクやヘアスタイリングをより多く経験しているヘアメイクに依頼したい場合は、ヘアメイクに対応している美容サロン(ヘアメイクサロン)や美容サロンに登録している出張ヘアメイクに依頼をすることもできます。
美容サロンに登録しているヘアメイクはそれぞれの店の基準をクリアしているので、特に指名をしなくても技術に大きなバラつきがないのがメリットといえるでしょう。
そして、ヘアメイクもカメラマンと同様に、美容サロンなどに登録している場合と、個人で活動している場合があります。
フリーのヘアメイクは、Google検索などから個人のホームページを見つけたり、ゼヒトモやMake Searchなどの検索サービスを使って探すことができます。
SNSでの検索も有効的です。
Instagramなどでヘアメイクさんの過去の作品を写真や動画で確認することができるため、理想のヘアメイクさんを効率よく見つけることができるでしょう。
ヘアメイク検索におすすめのハッシュタグ
ワード:ヘアメイク・ヘアメイクアップアーティスト・宣材写真・具体的な地名など
ハッシュタグ:#ヘアメイク ・#宣材写真 ・#作品撮りなど
具体的な用途となる単語:#プロフィール写真
撮りたいイメージの単語(黒髪・アップヘアなど)・ボリューム件数としては少ないですが、ヘアメイクが依頼を受けられるように付けている「#ヘアメイク依頼」などもおすすめです。
ただし、ヘアメイクの依頼を受け付けていない美容師が、個人の作品撮りとして投稿している写真にも、上記と類似したワードが付けられている場合があります。
宣材写真を得意とするヘアメイクをSNSで探す場合は、具体的な地名や用途となる単語をハッシュタグにしたり、ワードを併用して検索するとより見つけやすくなるでしょう。
また、撮影をスタジオでおこなう場合、撮影スタジオによっては、撮影のセット料金にヘアメイクが含まれていることもあります。
この場合は、顔周りのみ、髪全体をスタイリングしてもらえるなどが想定されます。
どのようなメイクをしてもらえるのか、ヘアセットも含まれるのかを事前に確認し、認識のズレが生じないようにしましょう。
ヘアメイクを選ぶポイントと注意点
ヘアメイクも、カメラマンを選ぶのと同様に、依頼を検討しているヘアメイクが得意とするイメージや過去の作品を確認し、自分が撮りたいイメージを得意としているか、きちんと実現してくれるかを判断して依頼しましょう。
検索サービスなどで実際に撮影を依頼した人の口コミが閲覧できるようであれば、ぜひそちらも参考にしてみてください。
遠方のヘアメイクを依頼する場合は、撮影地までの出張費やオプションメニューによる追加料金の有無なども、事前に確認しておくことが重要です。
また、ヘアメイクの選定は、カメラマンや写真館がしてくれることも多いので、特にこだわりがない場合は、依頼先に確認してみることをおすすめします。
このとき、可能であれば、STEP1で決めた宣材写真を撮影する目的や撮影イメージを伝えると、カメラマンや写真館がより撮影をイメージしやすくなるので、強調したい顔のパーツやカバーしたい部分であったり、理想のヘアセットや雰囲気など、できるだけ細やかな要望を伝えるようにしてみてください。
理想のイメージを叶えるプロのヘアメイク技術で、宣材写真撮影に臨んでみてくださいね!
ヘアメイクの選び方については、以下の記事でも詳しくご紹介しています。
→「宣材写真を“プロ”に依頼する理由って?メリットとデメリットを解説」
STEP4.魅力的に見せるスタイリング(衣装選び)のポイント
衣装の探し方・選び方
- 顔や全身が明るい印象に見えるか、あなたに似合っているか
- レンタル衣装やスタイリストに依頼して揃える
- 撮影料金に含まれる場合は、どんな衣装かあるのか、サイズが合うかを確認する
宣材撮影において、衣装もあなたの印象を大きく左右する要素のひとつです。
性別や目的によって適切な衣装は異なりますが、すべての宣材撮影に共通しているスタイリングのポイントは、「清潔感を感じられるか」「顔や全身の雰囲気が明るく見えるか」「あなた自身に似合っている服を着ているか」などがあげられます。
宣材撮影は、基本的に季節に関係なく白いトップス(TシャツやYシャツ)+暗い色のボトムス(デニムや黒いパンツ)などのシンプルなスタイルでおこなわれますが、その他の衣装を着用するときは、色や柄などに注意が必要です。
また、どんな色やデザインの衣装を着る場合でも、大きすぎず小さすぎない、ジャストサイズを選ぶようにしましょう。
さらに、アクセサリーを取り入れる場合は、アクセサリーが必要以上に反射してしまったり、フェイスライン・顔のパーツ・体のシルエットを隠していないかなどに注意してみてください。
私服を撮影用の衣装として活用することもありますが、自分で選んだ衣装が、見た人にどういった印象を与えるのかを確認したり、宣材写真の衣装としてふさわしい服なのかを判断するのは難しいものです。
このような場合は、プロのスタイリストに依頼して衣装を選んでもらったり、今注目を浴びているパーソナルカラー診断・骨格診断・顔タイプ診断などを取り入れ、それぞれの診断士からアドバイスを受けることも自分に似合う衣装を知る参考になるでしょう。
スタイリストや各種診断士を探す方法としては、以下のようなものがあげられます。
各種診断士やスタイリストの探し方
- InstagramやX(Twitter)などのSNSで検索する
- 各種診断士が所属するサロンに依頼する(MAKE STYLE)
- 全国の診断士が検索できるサイト(Style Searchなど)から探す
- スタイリングサービスや貸衣装を利用できるスタジオや写真館から探す
- Googleなどの検索エンジンで検索する
- 知人に紹介してもらう
プロのスタイリストは、豊富な経験をもとに、あなたに似合う服装をスタイリング・コーディネートしてくれます。
また、パーソナルカラー診断・骨格診断・顔タイプ診断などの資格を所持しているプロの診断士に依頼する場合は、診断してもらえるジャンルだけでなく、似合う色や柄を提案してもらえるのか、なりたいイメージに合わせてその色や柄の使い方なども詳しく解説もしてもらえるのかなど、どこまで診断してもらえるのかを確認しましょう。
複数の資格所有者であれば、総合的な視点で診断してもらえる場合もありますが、その分依頼料や診断時間がかかるので、事前に確認をすることをおすすめします。
上記のようなスタイリストや各種診断士はSNSで活動している人も多いので、カメラマンやヘアメイクを探すのと同じように、SNSで検索するのもおすすめです。
スタイリスト検索におすすめのハッシュタグ
ワード:「スタイリスト コーディネート」(一緒に検索する)・具体的な地名など
ハッシュタグ:#スタイリスト・#宣材写真・#ファッション など
撮りたいイメージの単語(シンプル、カジュアルなど)・自分の年代(20代、アラサーなど)
個性的な衣装のスタイリングを得意とするスタイリストを探す場合は「#撮影衣装」や「#作品撮り」などもおすすめです。
SNSやインターネットで「スタイリスト」というワードを検索すると、美容師のスタイリストも多く含まれて表示されるので、ファッションに関係するワードを組み合わせて検索することでより見つけやすくなりますよ。
各種診断士検索におすすめのハッシュタグ
ワード:パーソナルカラー診断 or 骨格診断 or 顔タイプ診断・具体的な地名など
ハッシュタグ:#診断したい種類+地名(例 #パーソナルカラー診断東京) #サロン など
特に、パーソナルカラー診断の場合は、「パーソナルカラー」だけで検索すると化粧品やヘアカラーの投稿が多くヒットします。
診断士を見つけたいときは、「パーソナルカラー診断士」と入力するか、撮影をしたい地名も一緒に検索することで、診断士の投稿が見つけやすくなり、自分も利用しやすい範囲に絞れるのでおすすめです。
さらに、イメージに合わせた衣装を揃えるのが難しい場合は、レンタル衣装を利用する方法もあります。
新たに衣装を購入するよりも、レンタル衣装を借りた方が安価なケースもあるので、宣材撮影でしか使わない衣装の購入を検討している人は、ぜひ衣装を購入した場合の金額とレンタル衣装の料金を比較してみてください。
レンタル衣装や貸衣装屋を探す方法としては、以下のようなものがあげられます。
レンタル衣装や貸衣装屋の探し方
- InstagramやX(Twitter)などのSNSで検索する
- 地域の貸衣装屋を利用する
- 貸衣装を利用できるスタジオや写真館から探す
- Googleなどので検索エンジンで検索する(Lana)
- 知人に紹介してもらう
宣材写真のイメージに合わせて衣装を探すコツは、その衣装が自分をどう見せてくれるか、スタイルや体のパーツなどのアピールしたい部分がきちんと見た人に伝わるのか、逆に目立たせたくない部分は隠せているのかなど、客観的視点で自分と衣装の相性を見極めることです。
自分の個性を出しつつ、主張が激しすぎない衣装を選ぶようにしましょう。
また、宣材写真を撮影した人や宣材撮影に使われたブランドがSNSに投稿されていることとも多く、実際に使用された写真を確認することで、自分が着用したときのイメージがしやすくなるので、InstagramやX(Twitter)などで検索してみるのもおすすめです。
衣装検索におすすめのハッシュタグ
ワード:「宣材写真 衣装」(一緒に検索する)・具体的な地名など
ハッシュタグ:#レンタル衣装・#宣材写真・#衣装レンタル など
撮りたいイメージの単語(シンプル・カジュアルなど)
具体的なアイテムの名称(Yシャツ・デニムなど)
個性的な衣装を探す場合は「 #撮影衣装」などもおすすめです。
「スタイリスト」というワードを検索すると、美容師のスタイリストも多く含まれて表示されるので、ファッションに関係するワードを組み合わせて検索することでより見つけやすくなります。
衣装を選ぶポイントと注意点
衣装をレンタルする場合は、色やサイズだけでなく、借りれる時間や日数はどれくらいか、使った後のクリーニング代はレンタル代に含まれるかなども確認しましょう。
宣材撮影をおこなう地域に貸衣装屋がない場合は、郵送で全国どこでもレンタルが可能なLanaのようなサービスがおすすめです。
また、撮影スタジオによっては、撮影料金に衣装のレンタル代が含まれていることもあります。
この場合は、スタジオにある衣装のバリエーションや自分に合うサイズがあるかなどを事前に確認しましょう。
自分に最も似合う衣装を選んで、宣材撮影に臨んでみてくださいね!
STEP5.スタジオ撮影とロケーション撮影の違いとポイント
背景の探し方・選び方
- ロケーション撮影は天候や許可取りに注意!
- スタジオ撮影は背景の種類・使える機材・自然光の有無などを確認する
- どちらも事前に必要な機材を確認し、揃える
宣材写真は、背景によっても写真全体の印象がガラリと変わります。
多くの宣材撮影は、スタジオの中で白い背景を使っておこなわれますが、白以外の背景を使ったり、屋外での撮影をおこなうこともよくあります。
宣材写真の用途や撮りたいイメージによって撮影場所を決めることになりますが、撮影する場所によって注意すべきポイントが異なりますので、事前に確認するようにしましょう。
リラックスして撮影できたり、ナチュラルな雰囲気に仕上がるロケーション撮影も魅力的ですが、初めて宣材写真を撮影する人や、オーディションを受けるための宣材写真を撮影したい人には、天候に左右されず、それによりスケジュールの変更も発生しないスタジオ撮影がおすすめです。
スタジオ撮影のメリット・デメリット
まず、スタジオ撮影は、天候に左右されることなく撮影をおこなうことができます。
個室空間を貸し切ることで撮影に集中でき、背景の色やライティングで印象をコントロールし、より理想のイメージに近づけることが可能です。
そしてスタジオ撮影は、背景がシンプルなため、余計な情報がないため、「人物をより際立たせた撮影ができること」がメリットとしてあげられます。
また、スタジオに寄っては、窓から太陽の光(自然光)が入るところもあり、照明だけの撮影とは違った雰囲気の写真を撮ることもできるので、撮影ができるため、事前に確認することをおすすめします。
デメリットとしては、シンプルな背景が逆に無機質さを感じさせてしまい、ナチュラルな印象の写真を撮りたい場合などはきちんと感が出すぎることや、スタジオに慣れていない人は必要以上に緊張してしまう人もいるようです。
撮影スタジオの探し方
- 知人に紹介してもらう
- Googleなどの検索エンジンで検索する(撮影スタジオ・写真館・レンタルスペース・ハウススタジオ)
- InstagramやX(Twitter)などのSNS索する
- 撮影スタジオ検索サービス(宣材写真ドットコム・ホワイトパンダ)で探す
- カメラマンにスタジオの手配もあわせて依頼する
撮影スタジオをGoogleで検索する場合は、レンタルスペースやハウススタジオなどのワードを入れるとより選択肢が広げられます。
カメラマン・ヘアメイク・衣装などもまとめて探す場合は、すべて揃っている写真館を検索するのもおすすめです。
InstagramなどのSNSも有効ですが、撮影スタジオは、特に立地・内装デザイン・料金が検討材料になるので、それぞれの用途に合わせた検索がしやすい宣材写真ドットコムやホワイトパンダのような、撮影スタジオの検索に特化したサービスがおすすめです。
また、依頼するカメラマンやヘアメイクが利用したことがあるスタジオだと、撮影準備やライティングがしやすく撮影がスムーズにできる場合もあるので、おすすめのスタジオがあるか聞いてみるのもいいでしょう。
利用してみたいと思う撮影スタジオがある場合、そのスタジオが運営するSNSを確認すると、スタジオ内の雰囲気や実際に撮影された写真などを、タグ付けされた投稿などから見ることができるのでおすすめです。
カメラマンやヘアメイクによっても写り方は異なりますが、自分がイメージしている宣材写真が撮れるか判断する材料にもなります。
撮影スタジオ検索におすすめのハッシュタグ
ワード:撮影スタジオ・宣材写真撮影・具体的な地名など
ハッシュタグ:#撮影スタジオ・#宣材写真・#スタジオ撮影 など
撮りたいイメージや用途の単語(白ホリ・自然光・婚活プロフィールなど)
「#自然光スタジオ」や「#作品撮り」などもおすすめです。
スタジオを決める際の注意点
スタジオを決めるときは、レンタル料を確認するようにしましょう。
多くのスタジオでは、1時間単位で利用料が決まっています。
最低利用時間を設けているスタジオも多いため、予算に見合うか確認をしてください。
そして、そのスタジオで、自分がイメージする写真が撮れそうかどうかも確認する必要があります。
例えば、靴を履いた全身写真を撮りたい場合、土足の撮影が可能かを事前にスタジオ側に確認しておくことで、当日のトラブルを防ぐことができます。
また、ヘアメイクと衣装の種類を変えて何パターンか撮影するのであれば、事前にカメラマンやヘアメイクへ伝える必要があります。
衣装替えにかかる時間も考慮してスタジオの利用時間を決めましょう。
撮影当日の天候などに左右されない個室空間になっているのがメリットの撮影スタジオですが、中には完全に陽の光を遮断してライティングで調整するタイプのスタジオと日中の日照条件が合えば自然光でも撮影できるスタジオがあります。
それぞれの撮影スタジオの特徴として説明されている場合がほとんどですので、ぜひチェックしてみてください。
ロケーション撮影のメリット・デメリット
屋外でおこなうロケーション撮影は、被写体をナチュラルに写し出す自然光を使って撮影ができることがメリットです。
また、木々や草花などの緑を入れることによりやわらかな印象を与えたり、建物の前で撮影するとポップさやカジュアルさを出すこともできるという背景の選択肢が増え、写真全体の印象がさみしい雰囲気にならないことも利点でしょう。
ストロボなどの撮影機材に囲まれたスタジオ撮影よりも緊張感が減り、自然な表情が出やすいという人もいます。
一方で、屋外の撮影は、天候に左右されやすかったり、公園や建物の前などの撮影場所によっては許可を取る必要があるなどのデメリットもあります。
撮影時に、通行人や住所がわかるものなどが写り込まないようにするなどの注意やロケーション撮影ならではの工夫が必要です。
また、衣装に色や柄がある場合、背景とあなたが同化してしまい、あなたの存在が目立たなくなってしまう場合があるので、背景とする場所の全体の色味と衣装との相性にも注意しましょう。
宣材撮影ができるロケーション撮影の場所を探す方法としては、以下のようなものがあげられます。
ロケーション撮影場所の探し方
- 知人に紹介してもらう
- Googleなどので検索エンジンで検索する(ロケーション撮影・ロケ・具体的な場所)
- InstagramやX(Twitter)などのSNSで検索する
- 依頼するカメラマンやヘアメイクなどに教えてもらう
Googleでロケーション撮影を探す場合、例えば、「渋谷区 公園 撮影」など、具体的な地名や場所で検索することで、撮影に使用しやすい場所やたくさんの宣材撮影で使われている有名な場所を見つけることができます。
また、InstagramなどのSNSに投稿されている写真には撮影地が公開されている場合もあるので、自分の撮りたい宣材写真のイメージに近い場所を探しやすいでしょう。
スタジオ撮影同様、依頼するカメラマンやヘアメイクなどに教えてもらうという方法もあります。
カメラマンのおすすめの場所や過去の撮影データと同じ場所で撮影したい場合は、依頼時に希望してしている場所で撮影をしてもらえるかを確認するようにしてください。
その際は、無理強いをしたり、失礼に当たらないように注意しましょう。
また、「宣材写真撮影におすすめの場所◯選」のようなまとめ記事に掲載されている場所から探すのもよいでしょう。複数の候補地を比較検討できるのでおすすめの方法です。
ロケーション撮影場所の検索におすすめのハッシュタグ
ワード:・宣材写真撮影・具体的な地名など
ハッシュタグ:#ロケーションフォト・#ロケーション撮影・#ロケ撮・#宣材写真 など
撮りたいイメージや用途の単語(公園・遊園地・桜の花 など)
「#ポートレート」や「#作品撮り」などもおすすめです。
ロケーション撮影の写真は、被写体を目立たせるために背景をボカす表現方法を活用することが多いので、検索時のハッシュタグに #ポートレート・#ポートレート撮影 などを反映させると屋外撮影の写真を多く見つけることができます。
ロケーション撮影の場所を選ぶ注意点
野外の撮影の場合、公道・公園・建物の前などがあげられますが、場所によっては事前に許可を取る必要があるので必ず確認するようにしましょう。
その際は、想定される所要時間や使用用途などを問い合わせ先にすぐに伝えられるように用意しておくと交渉しやすくなります。
また、撮影を予定している時間帯の日照条件や人通りの多さも確認しておくと当日の撮影がしやすくなりますよ。
以下の記事では、宣材写真についてのより詳しい解説と、宣材写真が実際にどのようなシーンで活用されているかをご紹介しています。
宣材写真とは:「宣材写真はどこで撮る?室内撮影と野外撮影のメリット・デメリット・注意点」:現在準備中です
STEP6.表情やポージングのコツ
表情やポージングのポイントは…
- 基本的にカメラを見る
- バストアップか全身かで顔や体の向きを使い分ける
- 指示に従うだけでなく、自分でも積極的に動いてみる
宣材撮影の表情やポージングは、宣材写真に写るあなたの魅力を引き出す鍵となります。
宣材写真は、表情や髪型を確認できる「上半身の写真(バストアップ写真)」と全身のバランス・体型・全体の雰囲気が伝わる「全身の写真」を用意することが求められます。
用途によって必要な枚数は異なりますが、どのジャンルの撮影においても、バストアップと全身写真を1枚ずつ撮影しておくとよいでしょう。
また、用途や性別によってふさわしいポーズも異なります。
どのジャンルの宣材撮影においても、顔の印象が決まる「上半身の写真」は、自然な笑顔を心がけましょう。
写真を撮るときに、どのような目や口の開け方が自分の魅力が伝わるか鏡の前で練習したり、撮影前に自分で写真を撮ってみて見え方を確認するのもおすすめです。
このとき、顔の向きだけでなく姿勢や顔の傾きにも注意してみてくださいね。
そして、「全身の写真」は、自然な笑顔や表情・顔の向き・姿勢・立ち方などの他に、自分らしさも意識してみてください。
写真を撮るときの足の組み方や角度だけでも見え方は変わるので、手足の長さを強調できるポーズや見た人に体型や等身が伝わることも大切です。
また、カメラマンがポージングの提案や指示をしてくれることもありますが、その指示だけに頼るのではなく、自分自身でも魅力がアピールできる動きをすることが必要となります。
写真に写る自分が、「被写体として自分自身が何を表現したいのか」、「見せたい自分はどういったものなのか」を考慮しながら撮影に臨みましょう。
ポージングを自分で考えるのが難しい場合は、以下の方法で画像や動画などを検索するのがおすすめです。
ポージングの探し方
- You Tubeで検索する
- カメラマンに指示を仰ぐ
- プロにポージングレッスンを受ける
- ポージング指導付きの撮影スタジオを借りる(Kayoko Asai official websiteなど)
- Googleなどので検索エンジンで検索する(宣材写真のポージング・宣材写真撮影のポーズなど)
- InstagramやX(Twitter)などのSNSで検索する
- 知人に教えてもらう
GoogleやSNSで宣材写真の画像を検索すると実際に撮影された写真がたくさん出てくるので、自分が撮りたいと思っているポーズを探してみたり、自分と似た体型や衣装を着ている人などの写り方を参考にするのも良いでしょう。
画像だけではポーズの取り方がわからない人は、You Tubeで検索すると実際の動きが確認でき、魅せ方のコツも一緒に解説されているのでおすすめです。
また、「どのポーズが良いのかわからない」「より自分自身をアピールできるポージングを知りたい!」という人は、プロのポージングレッスンを受けてみるのもおすすめです。
写真に写るときの顔の向きや立つときの重心の置き方など、第三者から見てあなたが美しく見えるポーズを教えてもらえるので、宣材撮影に大いに役立つでしょう。
ポージングレッスンをしている教室や講座は、インターネットの他にSNSでも探すことができます。
ポージングやポージングレッスンの検索におすすめのハッシュタグ
ワード:・ポーズ・ポージング・宣材写真・具体的な地名など
ハッシュタグ:#ポージングレッスン・#ポージング・#宣材写真 など
撮りたいイメージや用途の単語(オーディション・婚活・プロフィール写真 など)
宣材写真は静止した状態を撮影するものですが、ポージングの基本となるウォーキングもポーズを美しく見せる姿勢や手足の使い方を学ぶことができます。
また、ポージングは指先の美しさで差が出るので、作法やしぐさの参考になる投稿を探してみるのも良いヒントとなるでしょう。
ポージングの注意点
宣材写真は、あなたの魅力を発揮できる自然な笑顔や立ち方が重要となり、無理に笑いすぎたり、不自然なポーズにならないようにすることが大切です。
そして、宣材写真の用途や性別によってふさわしい顔の表情やポージングが異なるので、宣材写真が活用される用途に合わせて詳しく解説している記事も参考にしてみてくださいね。
自分らしさや好印象度がアップ!宣材撮影の表情にこだわろう:現在準備中です
STEP7.レタッチで宣材写真をより魅力的に
レタッチのポイントは…
- レタッチが撮影料金内に含まれるか確認する
- カメラマンに依頼する場合は、レタッチの範囲をしっかりと確認する
最後に、撮影した宣材写真は必要に応じてレタッチ(画像データの加工や修正)をします。
一口にレタッチといっても内容は様々で、一般的には写真の明暗やコントラストなどの調整することを指しますが、映り込んでしまったゴミを消したり、一時的なニキビ跡などを隠したりすることが含まれます。
レタッチは自分でおこなうこともできますが、その場合は編集ソフトを揃えたり、それらを使いこなす技術が必要となります。
そのため、お金や時間がかかることを想定しましょう。
フォトレタッチに使われている代表的なソフト・アプリ
【パソコンソフト】
- Photoshop(adobe)
→プロカメラマンの多くが使用する業界標準ソフトです。
- Luminar(Skylum)
→AIによる編集で、プロレベルの肌補正が簡易にできます。
また、最近ではワンクリックで人物と背景を切り分ける機能も追加されました。
最近は、スマホの写真編集アプリが充実しているので簡単なレタッチを自分でおこなったことがある人も多いかと思いますが、パソコン用ソフトを使うとより自然で細やかなレタッチをすることができます。
カメラマンが撮影した写真を加工する場合は、事前にカメラマンに許可を取るようにしましょう。
無断で加工をした場合に、トラブルに発展するケースがあります。
また、上記のようなソフトやアプリを活用してセルフレタッチをする場合、自分で直したい箇所を自由に直せる反面、自分の写り方や写真全体を客観的な視点で見ることが難しいので、やりすぎてしまったり、直すべきところを見落としてしまったりするので注意が必要です。
よりクオリティの高い宣材写真を目指すなら、レタッチは自分でするよりもプロのカメラマンに任せた方が自然で綺麗な仕上がりになるでしょう。
カメラマンに撮影を依頼する前に、レタッチの内容や、レタッチの範囲はどこまでお願いできるのかを確認するようにしてください。
このとき、納品後に想像と違う写真にならないよう、双方に認識のズレが生じないようにすることが大切です。
特に、顔や体のシルエットを細くするなどの作業は、レタッチではなく“修正”と表現して別物としている場合もあるので注意しましょう。
また、写真館によっては、撮影後の実際のデータをカメラマンと一緒に見ながら、レタッチを希望する箇所やレタッチの内容を細やかに確認することができます。
その際も、不安な人は依頼先に事前に可能化を確認し、依頼を検討する際の判断材料にしてみてください。
レタッチ依頼時の注意点
一番注意しなくてはならないのが、レタッチも修正も“やりすぎは禁物”ということです。
宣材写真を撮影すると、気になる部分をすべて隠したくなりますが、あくまでも自然に、写る人の魅力を最大限に引き出すような直し方を心がけましょう。
依頼料については、事前によく確認しましょう。カメラマンや撮影スタジオによっては、レタッチがオプション料金となることもあります。また、時間を要する細かな修正依頼は、別料金がかかる場合や受け付けていない場合もありますので注意が必要です。
【レタッチのBefore/Afterイメージ1】
【レタッチのBefore/Afterイメージ2】
STEP8.コンポジット・ポートフォリオ(ブック)の作成
コンポジット・ポートフォリオ(ブック)などの作成時に気をつけることは…
- 目的や用途によって使い分ける
- 画素数・彩度・に気をつける
- 見た人に伝えたい情報を盛り込む
撮影した宣材写真をまとめて、コンポジット・ポートフォリオを作成します。
特に、モデルや芸能関係でオーディションを受ける人には必須のものとなるので、それぞれの違いを把握して、より自分の目的や用途にあったものを作成しましょう。
コンポジットとは
コンポジットは、オーディションの応募先やクライアントに渡す資料のことです。
略してコンポジとも呼ばれ、おもに以下の内容を1枚にまとめます。
コンポジットにまとめる内容
- 名前(芸名)
- 年齢・生年月日・血液型など
- 身長・スリーサイズ・靴のサイズ
- 宣材写真(バストアップ・全身)
- InstagramやX(Twitter)などのSNSのアカウントID
- 趣味や特技などのパーソナル情報
- 過去の芸歴や経歴など
オーディションの審査員やクライアントは、このコンポジットで合否や審査の通過を決定します。
そのため、身長やスリーサイズなど等身大で正確な情報は必須となります。
それ以外にも、趣味や特技などの個性が伝わる内容も充実させることで、あなた自身をより印象づけることにつなげます。
ポートフォリオ(ブック)とは
ポートフォリオは、作品をまとめたアルバムのことです。
複数枚をまとめたアルバム形式になるため、ブックとも呼ばれます。
モデルや芸能関係に限らず、プロのカメラマン・デザイナー・作家なども、自分の過去の作品や自分の生み出す世界観をまとめたものとして使用します。
芸能活動で使用する場合は、おもに以下の内容をまとめます。
【ポートフォリオにまとめる内容】
- 名前(芸名)
- 年齢・生年月日・血液型など
- 身長・スリーサイズ・靴のサイズ
- 宣材写真(バストアップ・全身)
- InstagramやX(Twitter)などのSNSのアカウントID
- 過去の作品や作品撮りの紹介
- 過去の芸歴や経歴など
- 自分が表現したいものやイメージなどの説明
- 対応できる撮影や活動内容などの説明
ポートフォリオは写真集(作品集)なので、コンポジットよりも枚数が増え、より自分の世界観を表現できるものとなります。
まず、表紙となる写真は、顔がはっきりとわかる1枚を選定しましょう。
さらに、中には過去の作品や作品撮りの紹介・過去の芸歴や経歴などをはじめとした、いろんなテイストの写真を加えることで、あなたがどのような表現をしたいのか、どのような写真やイメージとマッチするかなどをアピールできます。
コンポジット・ポートフォリオ(ブック)を作成するときの注意点
コンポジットやポートフォリオは、違う時期に撮影した写真をひとつにまとめることもあります。
そのため、過去の撮影データはできるだけ高画質で保存をしておきましょう。
限られた枚数の中で最大限に自分の魅力を発揮できるよう、オーディションや用途に合わせて魅力的な宣材写真を使い、見た人に伝えたい情報が盛り込まれたものを内容を作成しましょう。
☆宣材写真は時代やトレンドに合わせて定期的に更新しよう
- 宣材写真は定期的に更新が必須!
- 大人と子どもによって更新頻度は異なる
- 魅力を引き出してくれるプロを選べば、クオリティがどんどん上がる!
宣材写真は、常にその人の最新の状態であることが理想的なため、定期的に撮り直す必要があります。
人間の外見は日々変化していくもので、さらに髪型や体型の変化もあることから、時が経つと印象が変わっていくのは避けられません。
仮に、見た目やスリーサイズに変化がなくても、ヘアメイクや衣装、さらには衣装・背景・小物などで時代遅れのイメージを与えてしまうこともあります。
宣材写真を更新する頻度は、大人の場合、半年〜1年に1回の頻度で撮り直すことが一般的です。
成長によって、顔や身長に変化が出る幼児から高校生くらいまでは、半年に1回の頻度で撮り直すのが良いでしょう。
また、宣材写真の更新に伴い、資料として作成したコンポジットやポートフォリオの更新を忘れないようにしてください。
このように、宣材撮影は一回で終わるということはなく、定期的に撮影する場合がほとんどです。
そのため、魅力を引き出してくれるプロのカメラマンやヘアメイクを見つけたり、撮影しやすいスタジオを見つけることは、更新の度にそれぞれを探す手間が省けたり、写真のクオリティを上げることにつながるでしょう。
宣材写真は、見た人にあなた自身の魅力を伝える大切な判断材料です。
定期的な更新を心がけて、常に最新の魅力をアピールしてくださいね!
保存方法:撮影データはバックアップして保存しておこう
撮影データの保存・管理は…
- 不慮の事故やデータの紛失を防ぐ
- 過去のデータを見返すことで、次の撮影に活かせる
こだわって撮影した写真データは、大切に保存しておきましょう。
このような写真や動画などのデジタルデータは、一般的にHDD(ハードディスクドライブ)や高速アクセスが可能なSSDと呼ばれるものを用いて保存します。
HDDは最大容量が類似した記録装置の中でも大きく、記憶できるデータの容量に対して価格が安いことがメリットとしてあげられます。
一方で、動作音や振動が発生することが多く、衝撃などによる故障リスクが高いことはデメリットとして把握して置かなければなりません。
SSDのメリットとデメリット
SSDは、小さいサイズで軽く、スティック型などデザインが幅広いことから移動や持ち運びもしやすいものが多いです。また、データを読み書きする際にも静かで速度が非常に速いこともメリットとしてあげられます。
しかし、最大容量が少なく、大容量のものは高額になってしまうのがSSDのデメリットといえるでしょう。
特徴 | HDD | SSD |
データの記録速度 | 遅い△ | 早い◎ |
容量あたりの単価 | 安い◎ | 高い△ |
衝撃への強さ | 弱い✗ | 普通◯ |
撮影データの保存・管理で注意したいこと
さらに、これら記録メディアの故障やデータの誤削除などの対策もしておきましょう。
不慮の事故から大切な宣材写真のデータを守るためには、定期的なバックアップ※も不可欠です。
特に重要なデータは、オンライン上でファイルを共有できるクラウドストレージや別の外部ストレージにもコピーしておくと良いでしょう。
※バックアップとは・・・データを異なる2つの場所に保存しておくこと。片方のデータが無くなった場合、別の場所に保存をしておくことで、大切な画像データが消えずに済みます。
代表的なクラウドサービス一覧
- Google Cloud(Google)
Googleのアカウントを所持していれば使うことができる(15 GBまで無料) - Amazon Photos(Amazon)
Amazonプライム会員に加入すると使うことができる(写真は無制限) - iCloud Drive(Apple)
AppleIDがあれば使うことができる(5GBまで無料) - Dropbox
登録すると使える(2GBまで無料) - OneDrive(Microsoft)
OneDriveのアカウントがあれば使うことができる(5GBまで無料)
宣材写真のデータは、いつでも取り出せるようにきちんと保管しておくことで、使う機会が訪れたらすぐに取り出して使用することができます。
また、このように保存しておくと、次の宣材撮影のときに過去のデータとして参考にすることができ、宣材写真を更新したときのデータの入れ替えやコンポジットなどの資料作成の際もまとめやすくなりますよ。
事前準備と下調べで、失敗しない宣材写真撮影を
自分をアピールする方法として活用されている宣材写真は、特に、芸能活動・ビジネス・婚活などのシーンにおいて活用されています。
宣材写真は、撮影前に目的や用途を確認し、自分の中で「どんな写真を撮りたいか」「どんな自分に見せたいか」などのイメージをふくらませ、それらを実現するカメラマン・ヘアメイク・衣装・撮影場所を揃えていくことが重要なポイントです。
自分で準備し、宣材撮影をおこなうこともできますが、初めて宣材写真を撮る人や写真をより素敵なものに仕上げたい人は、ぜひプロのカメラマンやヘアメイクの技術に頼ることも検討してみてください。
あなたの魅力を最大限に引き出してくれるカメラマンやヘアメイク、スタジオ探しにこだわれば、より納得のいく宣材写真を撮ることができますよ!
そして、宣材写真を撮影した後は、データを活用してコンポジットやポートフォリオの作成や定期的な更新も忘れずにおこない、それらのデータを紛失しないように保存・保管することも心がけましょう。
宣材写真ドットコムでは、宣材写真が撮影できるスタジオ検索ができたり、宣材写真撮影を得意とするカメラマンの紹介もしているので、ぜひチェックしてみてくださいね!
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