
清潔感が重要!ビジネスプロフィール写真の撮り方〈ホームページや名刺など〉
ビジネスプロフィール写真は、あなたの第一印象を左右する重要な要素です。
昨今、会社のホームページや名刺に従業員の顔写真や名前を公開するのが一般的な時代となりました。とくに、インターネットを介した非対面のやりとりが増える現代では、職種や役職に関係なく、写真から信頼感を得ることが不可欠です。
そのため、ビジネスプロフィールはただ写真を撮影するのではなく、好印象を与え、「仕事を依頼したい」と感じてもらえるような写真を撮影することが求められます。写真のクオリティを格段に高めるために、スタジオでメイクアップアーティスト(以下、ヘアメイクさんという)に身だしなみを整えてもらうのも非常におすすめです。
この記事では、ビジネスチャンスを増やすために、より好印象のビジネスプロフィール写真を準備したい人に向けて、写真の撮り方を男女別に解説します。仕事の依頼につながる写真の撮影方法を学び、自分の魅力を最大限に引き出す写真を撮影してください。
目次
仕事用のプロフィール写真はビジネスチャンスに直結する
ビジネスにおいて使用されるプロフィール写真は、単なる自己紹介を目的としているのではなく、仕事のためのツールでもあります。
とくにインターネットが発達した2026年現在においては、直接対面する前にホームページやSNSで顔や姿を確認されることが多くなりました。そのため、プロフィール写真を通じて、その人の人間性を想像したり、仕事をしている姿を連想したりすることも増えてきています。実際の仕事内容や仕事のクオリティだけでなく、写真を見た第一印象で依頼するか、取引するかを判断することも珍しくありません。
さらに、企業で働く人々の写真は、その企業全体の印象を左右する要素にもなります。つまりビジネスプロフィール写真は、個人を知ってもらうための最初のきっかけであると同時に、企業全体のイメージを形成する重要な要素になるのです。だからこそ、清潔感があり、誠実さや信頼感を伝える写真を用意することが求められます。
たとえば、ホームページ上に掲載される写真は、サイトへの訪問者が最初に目にする情報となり、その後の印象を大きく左右します。また、名刺に使用する写真はそのまま名刺交換のときの第一印象に直結するでしょう。そして、プロフィール写真が見た人に与える印象はわずか数秒で決まるため、その短い時間でお相手に好印象をもってもらうことが大切です。
知っておきたい「メラビアンの法則」
みなさんは、第一印象に大きく影響を与える「メラビアンの法則」をご存知でしょうか?
これは、1971年に心理学者のアルバート・メラビアンによって提唱された心理学上の法則のことです。
この法則によると、人がコミュニケーションにおいて受け取る情報は、以下の割合に分類されます。
- 視覚情報(55%): 見た目・表情・しぐさなど
- 聴覚情報(38%): 声のトーン・話す速さなど
- 言語情報(7%): 話の内容
情報の割合から「7-38-55ルール」と呼ばれたり、それぞれの英単語の頭文字をとって「3Vの法則」と呼ばれたりします。
メラビアンの法則では、視覚から判断される第一印象はわずか3秒で決まると考えられており、その印象はなかなか変わりません。つまり、視覚からの情報の影響は非常に大きいため、ビジネス用のプロフィール写真は仕事に対する誠実さや人間性、信頼感を伝えることが非常に重要になります。「この人に会って話を聞いてみたい」「仕事ができそうだ」と考えられている状態をつくることが、ビジネスプロフィール写真の最大の目的ですので、この法則は、ビジネス全般においても知っておいたほうがよい重要な概念といえるでしょう。
初対面の印象はその後の関係に大きく影響を与えるため、最初に与える印象をよくすることが大切です。ビジネスプロフィール写真は、あなた自身や会社の第一印象を左右する重要な要素となるため、誰から見ても好印象であることが求められます。
質の高いプロフィール写真を準備することは、ビジネスチャンスを広げるための重要なツールとなり得ます。清潔感を保ちつつ、自分のよさを最大限に引き出す写真を撮影し、ビジネスの場での成功につなげましょう。
ビジネスプロフィールには、どんな写真がふさわしいのか
ビジネス用プロフィール写真は、あなたの人柄や仕事に対する姿勢など、あなたがどのような人なのかを知ってもらううえで非常に重要です。
顔写真は第一印象を左右する重要な要素ですが、誠実さや仕事のクオリティの高さをアピールするためには、ただ写真を撮影するだけではなく、本来のあなたのよさを伝えつつも、ビジネスにつながる写真にしなければなりません。
そのためにはまず、ビジネスプロフィール写真を撮影するときは、見た人にどのような印象をもってもらいたいかを考えることが大切です。たとえば、「誠実に見せたい」「仕事ができそうだと思ってもらいたい」「明るくて親しみやすい印象を与えたい」など、具体的なイメージをもつことで、撮影の方向性が定まります。
さらに、クライアントがどのような人を求めているかを考慮することも重要ですので、以下の5点に注意して撮影してみましょう。
誠実なイメージ
仕事において誠実さは欠かせません。
ビジネス用のプロフィール写真では、真剣な表情で誠実さをアピールしてください。誠実さを感じさせる表情や姿勢は信頼性を高め、仕事に対する真摯な姿勢が伝わります。
具体的には、正面からカメラを見つめて軽く微笑むなど、自然体でありながらも身だしなみが整っている状態で撮影することで、誠実さと親しみやすさを両立させることにつながります。
仕事が連想できる
ビジネスプロフィール写真は、見た人に「この人に仕事を依頼したい」と感じてもらうことが大切なポイントです。
このとき、ユニフォームや仕事に関連する小道具を用いた撮影をすると、仕事ぶりを連想してもらうのに効果的です。たとえば、医師なら白衣を着用したり、技術者であれば工具をもったりするなど、具体的な職業を連想させる要素を取り入れることで、その道のプロフェッショナルな印象を強調できます。
クライアントが求めるイメージ
写真は自分が撮影したいものではなく、クライアントのニーズにあわせることが重要です。
そのためには、まず自分の職種や役職に求められる人物像をリサーチしてください。たとえば、経営者なら頼りがいのあるイメージ、コンサルタントなら親近感と信頼感、美容関係ならおしゃれで洗練されたイメージなどが適しています。
このように、職種ごとに適したイメージを考えたり、企業やブランドのイメージを反映させたりすることも重要です。その一枚の写真が仕事につながること、その写真が企業や自分の仕事のイメージをつくることを意識して撮影しましょう。
親しみやすい表情
表情は写真の印象を大きく左右します。
たとえば、接客業では朗らかな笑顔、士業では聡明さを感じる微笑みなど、職種に応じて表情を変えることがポイントです。
とくに、明るくて親しみやすい印象を与えるためには、自然な笑顔が大切です。自然な笑顔はお相手に安心感を与え、良好な第一印象を築くための鍵となるのはどの職種においても共通しています。もしも表情に悩んだら、自然な笑顔の写真を一枚撮影しておきましょう。
トレンドや自分らしさを取り入れる
現代のビジネス写真は、飾りすぎず、自然体が好まれる傾向にあります。
さらに、ビジネス用の写真でも、少し自分らしさを入れる工夫をしてみてください。たとえば、さりげなくトレンドを取り入れたおしゃれな雰囲気の服装や、好きな色やデザインを取り入れることで、自然体でありながらもセンスのよさを表現できます。トレンドを取り入れることで古臭さを排除し、洗練された印象を与えられるように意識してみましょう。
ビジネスプロフィール写真を撮る方法は?
ビジネスプロフィール写真を撮影する方法は、セルフ撮影・出張撮影・写真館での撮影があります。それぞれの特徴・メリット・デメリットを確認していきましょう。
セルフで撮影する
ビジネス用のプロフィール写真は、セルフ撮影(自撮り)でも可能です。
ただし、撮影用の機材や環境を整え、適切な技術を駆使する必要があります。さらに、客観的に自分の写真を撮影することは非常に難しいため、メリットとデメリットを理解しておくことが重要です。
セルフ撮影のメリット
- 時間に縛られない
- 自分のスケジュールにあわせていつでも撮影できるため、忙しいビジネスパーソンには大変便利といえるでしょう。
- コストを抑えられる
- 撮影自体のコストが安いことも魅力です。とくに、高画質カメラ・照明機材・編集に対応したパソコンなどをすでにもっている場合は、追加費用がほとんどかかりません。
セルフ撮影のデメリット
- 機材の準備や技術習得が必要
- ビジネス用のプロフィール写真は高画質でクオリティの高い写真が求められます。スマートフォンでの撮影も可能ですが、できるだけ高画質カメラを用意することが推奨されますが、そのためには機材の購入や使用方法を習得する必要があります。
- ヘアメイクやレタッチの手間
- ビジネスプロフィール写真を撮影するためには、適切なヘアメイクや、レタッチといわれる軽微な修正技術も必要です。これらを自分でおこなうには、時間とコストがかかります。
- 自然な笑顔を引き出しにくい
- もっとも難しいのは、自然な表情を引き出すことです。プロのカメラマンとの会話から生まれる自然な表情は、自撮りではなかなか実現しにくいものです。
セルフ撮影は時間や手間がかかり、自然な表情を捉えるのが難しいため、できればプロのカメラマンに依頼する方法も検討してみましょう。
出張撮影を利用する
ビジネス用のプロフィール写真を撮影する方法として、プロのカメラマンに希望する場所で撮影してもらう出張撮影があります。出張撮影は、その場所の雰囲気を活かし、リアルな日常感を写真に取り入れられるのが特徴です。
出張撮影を利用するメリット
- 非常に高いクオリティ
- プロのカメラマンがおこなうため、写真のクオリティが非常に高いです。さらに、撮影場所を自由に選べるため、背景や環境に応じて多彩な写真を撮影できます。
- リラックスして撮影にのぞめる
- 普段働いているオフィスで撮影することで、仕事中の雰囲気が伝わります。また、写真館とは異なり、撮影場所が自分の慣れた環境であるため、緊張せずにリラックスした表情で撮影ができます。
- 時間の効率化が図れる
- 希望の場所までカメラマンが来てくれるので、就業時間の一部を使って撮影できます。とくに複数人が被写体になるとき、スケジュール調整がしやすいのも利点です。
出張撮影を利用するデメリット
- コストが高くなる傾向
- 事前に予約が必要です。さらに、条件にあうカメラマンを探す手間がかかったり、出張費がかかったりすることから、写真館での撮影よりもコストが高くなる可能性があります。
- 機材や環境の制限
- カメラマンが持ち運べる範囲の限られた機材で撮影をおこなうため、撮影に使う道具や環境が十分でない可能性もあります。そうなると、照明や背景などの調整が難しくなることが考えられます。
- 天候に左右されやすい
- 公園など屋外での撮影を希望する場合、天候によって撮影が難しくなり、雨天時には撮影が延期や中止になる可能性も想定しなければなりません。また、撮影用のスタイリングやヘアメイクは別途依頼するか、自分でおこなう必要があるため、準備に時間と手間がかかることも考慮する必要があります。
写真館で撮影する
ビジネスプロフィール写真の撮影方法として、もっとも一般的で手軽なのは写真館での撮影です。写真館はプロのカメラマンと撮影環境が整っているため、撮影当日は指定の写真館に出向くだけで高品質な撮影が完了するだけでなく、準備・機材の調達・技術の習得などの手間も省けます。
写真館撮影のメリット
- 高品質な仕上がり
- プロのカメラマンと最新のカメラ・ライト・撮影機材など、撮影環境がそろっており、最適なセッティングで撮影をおこなってくれます。
- ヘアメイクを任せられる
- 撮影料金にヘアメイクが含まれている場合や、オプションで追加できる場合もありますので、事前確認をおこないましょう。
- 天候の影響を受けない
- 室内撮影なので天候に左右されず、スケジュールの変更もありません。
写真館撮影のデメリット
- 事前予約が必要
- 基本的に事前予約が必要で、撮影希望日に空きがないときは調整する必要があります。
- コストがかかる
- 撮影には必ず料金が発生します。さらに、ヘアメイクなどのオプションを追加すると費用が増えることがある点はあらかじめ留意しておきましょう。
- 慣れない環境で緊張しやすい
- カメラマンやスタッフとコミュニケーションを取ったり、好きな曲をBGMとして流してもらったりするなどして、自然な表情を引き出すためにリラックスできる環境づくりを心がけてみましょう。
団体で撮影すると割引を受けられる場合もある
写真館撮影や出張撮影では、団体での撮影をおこなうと割引が適用されることもあります。
団体撮影では、個人写真に加えて集合写真も撮影できたり、背景やライティングに統一感が出しやすいため、とくに大人数の企業におすすめです。異なるユニフォームを着用する社員が多い場合であっても、同条件でプロが撮影することで、統一感が出るでしょう。
このように、団体撮影を利用することで、コストの削減や効率的な撮影が可能になるだけでなく、企業全体のイメージを強調することにもつながります。
ビジネスプロフィール写真は写真館撮影がおすすめ
結論からいうと、物理的には自分ひとりでビジネスプロフィール写真を完成させることは可能です。ただし、自分で高画質のカメラを使いこなし、撮影を考慮したヘアセットやメイクアップをおこなう必要があります。さらに、適切な構図・ポーズ・角度で撮影した写真を、誰から見ても自然な範囲でレタッチする技術も必要となるため、準備期間や労力がかかるのはもちろん、自分で自分のよいところを捉え、魅力を引き出す撮影をおこなうのは難しいといえるでしょう。昨今はスマホアプリも充実しており、自撮りやセルフレタッチにチャレンジする人も多いですが、やはりプロと一般の人のクオリティの差は歴然です。
仮に、企業の社員が多い場合、その準備時間はさらに増加します。さらに、全体の統一感を保つ技術や、社員一人ひとりのよさを引き出す撮影をおこなわなければなりません。また、社員がそれぞれ異なるスケジュールで撮影する場合、時間の調整、服装のコーディネート、ヘアメイク手配なども管理する必要があります。
写真館では、これらすべての工程が撮影メニューに含まれていることが多く、必要に応じて別途オプションメニューでさらに細かいサービスを依頼することも可能となります。
ビジネスに用いるプロフィール写真は、あなた自身や企業全体のイメージを表し、仕事の依頼に直接関わる重要な写真となるため、プロのカメラマンに撮影を依頼することを強くおすすめします。
男女共通:好印象を持たれるビジネスプロフィール写真の撮り方
ビジネスプロフィール写真を撮影するときは、男女ともに以下のポイントを意識してみましょう。
- 背景を含めて清潔感があること
- 身だしなみが整っているか
- 魅力的な表情ができているか
- 自分にあうポーズができているか
- 適度なレタッチをしていないか
写真をきっかけにビジネスチャンスをつかむためには、「仕事を任せたい」と感じてもらうことが大切です。そのためには、写真を見たお相手から自分がどのように見えるかを意識して撮影してください。
撮影時、メガネはどうする?
日頃からメガネを使っている場合、ビジネスプロフィール写真の撮影においてもメガネをかけての撮影を考えている人がほとんどです。
実際、ビジネスプロフィール写真を撮影するときにメガネをかけていても、まったく問題はありません。聡明で清潔感のある印象に見せるためには、効果的な小物といえるでしょう。しかし、光の反射によってメガネの全体や一部が光ってしまい、目もとが見えにくくなるときがあります。こうなってしまうとビジネスプロフィール写真として使用できないため、撮り直しが必要です。
メガネが反射しないように撮影するためには、カメラの位置・照明の位置・顔の向き・角度などを微調整する必要があります。こういった配慮もセルフ撮影では難しいため、やはりプロに依頼したほうがよいでしょう。プロのカメラマンは照明やカメラの位置を的確に調整し、最適な角度で撮影してくれるので、安心して任せられます。また、伊達メガネを使用したり、写真撮影用に反射しにくいレンズのメガネを用意しておいたりする方法もありますので、活用したい場合はぜひカメラマンに相談してみてください。
男性編:ビジネスプロフィール写真の撮り方
ここからは、男性がビジネスプロフィール写真を撮影するときに押さえておきたい5つのポイントを徹底解説していきます。
ヘアメイク・ポーズ・表情など、どれも取り入れることで仕上がりがよりよくなるものばかりですので、ぜひ実践してみてください。
清潔感を意識する
ビジネスシーンにおいて、清潔感があることは非常に大切です。
対面のときはもちろん、写真においても清潔感があるかどうかが第一印象を大きく左右します。写真の清潔感は、背景・身だしなみ・写真の明るさの3つの要素から印象づけられるため、意識して撮影にのぞみましょう。
まず、背景と写真の明るさについて説明します。
たとえば、ビジネスプロフィールは、さまざまな媒体に掲載されることが想定されます。
どのようなシーンにも使いやすい色で撮影しておくことで、写真の活用性が高まるため、会社のホームページ・名刺・講演会のチラシなどにも使いやすい白色や明るいグレーの背景で撮影するのがおすすめです。
とくに清潔感のある白は、どのような職種や役職にも活用しやすい背景色です。
写真自体が明るく見えるだけでなく、顔立ちがはっきりとし、顔が明るく見える効果もありますので、誠実でクリーンなイメージを実現できるでしょう。
ただし、真っ白い服を着ているとき、背景と同化してしまったり、寂しい印象になってしまったりすることもあります。そのときは、椅子や机などの小物を活用してみましょう。職種や会社のイメージ、服装とのバランスを見て、普段仕事で使っている道具を撮影に活用すると、より仕事ぶりを連想してもらいやすくなります。
また、明るい写真は清潔感を強調し、全体の印象も明るくします。自然光を活用するか、適切な照明を使って顔がしっかりと映るように撮影しましょう。このとき、顔に影ができないように注意し、全体的に明るく見えるように撮影することが大切です。
このように、背景・身だしなみ・写真の明るさの3つのポイントに気を配ることで、ビジネスシーンでの信頼感を高め、清潔感のあるプロフィール写真の撮影につながります。
ビジネスプロフィール写真にふさわしい身だしなみとは
好印象を与える身だしなみは、清潔感のある服装・髪型・メンズメイクから構成されます。
さらに、ビジネスシーンで好印象に影響する清潔感は、信頼感や頼りがいのあるイメージを与えることにもつながります。また、親近感をアピールしたいときも、清潔感を忘れてはいけません。
このように、身だしなみを整えるときは、どの工程でも清潔感を意識することが重要です。
服装の選び方とポイント
ビジネスプロフィール写真は、スーツや仕事のユニフォームなど、普段の仕事姿で撮影することが理想です。
スーツやシャツ・ジャケットは、清潔感があり、働いている姿を連想させやすいスタイルで、ボタンをすべて閉め、ネクタイをきちんと締めることで、頼りがいのあるイメージを与えられます。とくに、普段着ているユニフォームを着用するときは、汚れを落としたりアイロンがけをしたりして清潔感をアップさせましょう。
ただし、普段スーツを着ないときや、ユニフォームがないときは、無理にスーツを準備する必要はありません。そのときは、清潔感や信頼感が伝わるジャケットやシャツにスラックスをあわせたスタイルもおすすめです。
カジュアルさをアピールしたい場合は、あえて普段着で撮影することもあります。このとき、自社や自分の雰囲気が伝わることが大切ですが、服装は清潔感を重視し、ビジネスの場にふさわしい格好を心がけることが重要です。あくまで仕事のための写真ですので、カジュアルになりすぎないように注意してください。
| 服装 | 印象 | 気をつけること |
| スーツ | 清潔感や誠実さ | シャツ・ジャケット・パンツのシワや汚れがないように気をつける。 シャツのボタンは締め、必要に応じてネクタイを着用する・仕事でスーツを着ないのであれば、ユニフォームやカジュアルスタイルで撮影する。 |
| ユニフォーム | 仕事をイメージしやすい | 汚れを落としたり、アイロンがけする。 複数人同じデザインのユニフォームを着用する場合は、着用感の差にも気をつける |
| カジュアルスタイル | 親しみやすい | 個性を出しすぎない。 スタイリングにより、だらしなく見えてしまうこともあるので注意する。 |
メンズメイクを取り入れる
対人関係において顔の印象は非常に重要です。
これはビジネスシーンでも同様で、ビジネスプロフィール写真にも当てはまり、写真の印象を向上させるために、軽くメイクを施すことも非常に有効です。
最近では、男性のメイクを推奨する大手化粧品メーカーもあり、ビジネスシーンにおいても「メンズメイク」が身だしなみの一部として定着しつつあります。
メイクになじみのない男性も多いかと思いますが、眉を整え、ヒゲを剃り、肌荒れをカバーすることで清潔感は大きくアップします。ただし、ビジネスプロフィール写真においては、濃すぎたり、カラフルさを強調するなど、わかりやすいメイクは避け、自然な印象を保ちながら、とくに肌・眉・ヒゲを意識してメイクを施しましょう。
肌のケアとベースメイク
ビジネスプロフィール写真で好印象を与えるためには、肌のコンディションが非常に重要です。
美しい肌は清潔感をアップさせ、健康的で清潔な印象となり、写真写りもよくするためにも、撮影前にしっかりと肌のお手入れをおこないましょう。
まず、撮影の数日前から十分な睡眠を確保し、普段よりも丁寧にスキンケアをおこなうことが大切です。とくに撮影当日は、肌をスキンケアの最後に保湿クリームを使うことで、乾燥によるトラブルを防ぐだけでなく、メイクののりをよくする効果もあります。
スキンケアの手順は以下のとおりです。
【スキンケアの方法】
- たっぷりと泡立てた洗顔料で顔を洗う
- 清潔なタオルで水分を拭く
- 化粧水を塗る
- 乳液やクリームを塗る
スキンケアのあとに、必要に応じてベースメイクを取り入れることで、肌を美しく演出できます。
男性の場合、コンシーラーを使ってニキビ跡や青ひげなどをカバーするだけでも、写真のクオリティが格段に向上します。さらに顔全体のトーンを均一に見せたいときは、薄付きのファンデーションを使用するのもおすすめです。ファンデーションは肌に近い色を選び、自然な仕上がりになるように薄くムラなく塗るようにしましょう。
もしも顔色が悪く見えるときは、軽くチークを加えて血色感をプラスすることで、健康的で清潔な印象を与えられます。ただし、厚塗りは避け、ナチュラルな印象を心がけてください。
【写真撮影におすすめのベースアイテム一覧】
| アイテム | 基本的な使用箇所 | 使用後のメイクアップ効果 |
| 化粧下地 | おもに顔全体 | メイクもちをよくし、ファンデーションやコンシーラーの仕上がりをきれいにする |
| ファンデーション | おもに顔全体 | 肌を美しく見せる |
| コンシーラー | 目の下のクマ、赤みの気になる部分など | 気になる部分をピンポイントでカバーする |
| チーク | 頬 | 血色感をプラスして健康的に見せる |
| フェイスパウダー | おもに顔全体、テカリの気になる部分など | メイクもちをよくし、テカリを抑える |
眉の整え方
眉は顔の印象を大きく左右する重要なパーツです。眉を整えることで野暮ったさがなくなり、顔全体のバランスがよくなるため、垢抜けた印象と清潔感が演出できます。
男性は、他のパーツで目立ったメイクをしないぶん、眉が非常に重要です。自然な眉の形を活かしながら、細くしすぎないように注意してください。
眉のお手入れ方法は以下のとおりです。
【眉毛のお手入れ方法】
- 眉頭の間、眉間の毛剃るもしくはカットする
- 眉尻下のムダ毛を剃るもしくはカットする
- 眉山の上のムダ毛を剃るもしくはカットする
ヒゲの処理
ヒゲは、個人のアイデンティティやおしゃれとして大切にしている人も多いですが、職種によってはヒゲがないほうがよい印象を与えるときもあります。
一般的に、ビジネスプロフィール写真の撮影をするときはきれいに剃ることが推奨されますが、ヒゲがあることで、頼りがいや威厳をアピールすることもできます。ご自身の職種や役職、見た人にお相手がどのような印象を与えるかを配慮して検討してください。そのうえでヒゲを残すときは、清潔感が出るように形や長さを整え、だらしない印象を与えないように注意しましょう。
髪型のセット
髪型も写真に写る人の清潔感を表す重要な要素です。職種や役職のイメージにあわせたセットで、全体のバランスを整えることが大切なポイントとなります。
一般的に、男性の髪型で好印象を与えるのは、黒髪と短髪の組み合わせといわれていて、さらに前髪を分けたり上げることで顔が見えやすくなり、すっきりとした印象を与えます。無造作ヘアはだらしない印象を与えてしまうときがあるため、ビジネスプロフィール写真には向きません。すっきりとしたヘアスタイルで、顧客やクライアントに好感をもたれるスタイリングを意識して撮影しましょう。
プロのヘアメイクさんに相談する方法
ビジネスプロフィール写真のヘアメイクは、「客観的な視点でどう見えるか」が重要です。
そのために身だしなみを整えることは必須ですが、”メイクをしている感”が出るのは避けたほうがよいでしょう。普段メイクをしない人や、自分にあいたヘアスタイリングがわからない人は、プロのヘアメイクさんに相談するのがおすすめです。
写真撮影や普段しないメイクをすることは緊張するかと思いますが、プロにメイクしてもらったりアドバイスをもらったりすることで、ビジネスプロフィールにふさわしい写真に仕上がります。スタジオによっては、美容師免許や経験のあるヘアメイクさんが在籍していることが多いため、自分でメイクアップするのが不安な人は事前に問い合わせて、ぜひプロの手を借りてみてください。
魅力的な表情のつくり方
ビジネスプロフィール写真で顧客やクライアントに「仕事を任せたい」と感じてもらうためには、どのような表情で写っているのかも非常に重要なポイントです。
たとえば、親しみやすい印象を与えるためには笑顔が欠かせません。しかし、ただ笑うだけでは不十分で、自然に見える笑顔が求められます。
写真撮影で表情をつくるときには、口もと・目もと・顔の角度の3つのポイントを意識してください。
口もと
笑顔で写真撮影をするときは、口角をしっかりと上げることを意識しましょう。
このとき、口は閉じていてもよいですが、歯が見えるように笑うとより明るい印象を与えます。さらに、上の歯が見えるようにするとより好印象です。
また、真剣な表情の方が適している職種や役職の場合であっても「真顔」にならないように注意し、口角を上げ、表情を生み出すようにしましょう。
目もと
目は表情や感情が出る部分ですので、笑顔をつくる場合は、心から笑うようにしましょう。
ただし、笑いすぎると目が細くなってしまうため、自然な笑顔を心がけつつも、目の印象を保てるように注意します。真剣な表情のときは、カメラの向こうに顧客やクライアントがいるイメージでレンズを見つめて、印象のよい表情づくりを意識してみてください。力が入りすぎると表情がこわばってしまうときもありますので、カメラをにらんでしまわないように気をつけましょう。
顔の角度
顔の輪郭は角度によって見え方が変わります。
輪郭が細く見える角度で撮影することで、スタイリッシュな印象になります。ただし、本来の輪郭と大きく異なるのは望ましくありません。あくまでも自然に見えることを心がけてください。
顔の輪郭を自然にすっきり見せる方法は以下のとおりです。
【顔の輪郭をすっきりと見せる方法】
- リラックスしてカメラの前に立つ
- 目でカメラのレンズを捉える
- 体の向きにあわせて顔の角度を調整する
- 普段の姿勢や癖に注意し、少しだけ顎を引く
撮影本番で自然な笑顔をつくるために
慣れない写真撮影の環境や、はじめて会うカメラマンに対しては、誰しもが緊張するものです。
その中で自然な笑顔を見せるのは、非常に難しいと感じるかもしれません。しかし、ビジネスプロフィール写真にふさわしい表情をつくるにはコツがあるため、事前に練習することで自然にできるようになります。
そのためにまずは、自分の表情を自分で確認することから始めましょう。この記事で紹介した各ステップを参考に、ご自宅の鏡の前で練習を重ねてみてください。さらに、自撮りをして第三者目線で自分の表情をチェックし、自分の写真がどのように見えるのかを客観的に把握することで、自然な笑顔を意識的につくれるようになります。
撮影当日は、リラックスした雰囲気をつくることが大切です。
撮影前にカメラマンと軽く会話を交わし、緊張を和らげることで、表情がつくりやすくなります。また、撮影中にリラックスするための方法として、深呼吸をしたり軽くストレッチをしたりするのも効果的で、意識的に体を動かすことで体の緊張がほぐれ、自然な表情が引き出されやすくなります。
緊張してしまったときは普段の自分を思い出し、リラックスした状態でカメラの前に立ってみましょう。日常的に笑顔をつくる練習をしておくことで、撮影のときにも自然に笑顔が出せるようになります。
頼りがいや自信が伝わるポーズをとる
ビジネスプロフィール写真では、全身の姿勢が非常に重要です。
とくに全身写真では、指先や足もとがしっかりと確認できるため、細部まで気を抜かないように注意します。
男性の場合は、以下の手順で姿勢を正し、斜めに立って胸を張り、頼りがいや自信があふれるポーズをとってみてください。
【男性のポーズの取り方】
- 足を肩幅に広げ、カメラに対してまっすぐ立つ
- 顔は正面、もしくは少し左右のどちらかに向ける
- 一方の足を半歩後ろに下げ、体を斜めにする
- 肩を開き、胸を張り、背筋を伸ばす
- お腹に力を入れる
カメラに対して正面を向いたままだと威圧的に見えたり、実際よりも太って見えてしまうことがあります。そのときは、スタイリッシュな印象を与えられるよう、体を少し斜めにしてみましょう。
ポーズの一例としては、胸を張って背筋を伸ばすことで、自信にあふれている印象や誠実な印象を演出できます。また、お腹に力を入れることで背筋を伸ばしたときのバランスがよく見え、胴回りのシルエットをカバーするのにも効果的です。このとき、指先は自然に下ろし、つま先は体の外側に向けると、頼もしい印象になります。
また、体を斜めにしても、顔は横を向きすぎないことが重要です。
適度に顔を横に向けることは輪郭をシャープに見せることにつながりますが、横を向きすぎてしまうと顔が見えにくくなるだけでなく、視線がカメラから外れると自信がないように見えたり、見た人の印象に残りにくくなったりします。
写真撮影において、視線は非常に重要です。常にカメラのレンズを捉えたままポーズをとることで、自然に顔と体の向きのバランスがとりやすくなります。
そして、表情づくりと同様に、ポージングも全身鏡で練習したり、自撮りして確認したりすることが大切です。ビジネスプロフィール写真で伝えたいあなたの「誠実さ」や「仕事ぶり」を伝えられるように、自分が魅力的に見える角度や姿勢を研究し、客観的に確認して、しっかりと練習を重ね、自信をもって撮影にのぞみましょう。
レタッチで修正する
撮影した写真は、レタッチといわれる軽微な修正をおこないます。
たとえば、メイクで隠しきれなかった一時的なニキビや、明るい背景で目立ってしまう頭頂部の短い毛などをレタッチで消すことで、ビジネスプロフィール写真がより洗練された印象に仕上がります。
ただし、体型や輪郭、目の大きさなどを大幅に修正することは避けましょう。
ビジネスプロフィール写真において、大幅な修正は好まれませんし、必要もありません。それどころか、実物と大きく異なる写真は、対面時に信頼感を損なってしまう可能性があります。ビジネスシーンでは信頼が非常に重要ですので、写真と実物が大きく違わないように注意しましょう。
自分の中で完璧な写真や理想的な写真を目指すと、さまざまな箇所をしっかりと直したくなってしまいます。しかし、レタッチは最小限に、できるだけ自然に修正することを心がけ、本来の魅力を引き立たせる程度にとどめることが大切です。
また、自分を自分でおこなうと不自然になってしまうことがあります。
失敗してしまうと、せっかく撮影した写真のクオリティが下がってしまうかもしれません。できるだけプロのカメラマンやフォトエディターに依頼し、ビジネスプロフィールにふさわしいレタッチをおこなってもらいましょう。
女性編:ビジネスプロフィール写真の撮り方
ここからは、女性がビジネスプロフィール写真を撮影するときに押さえておきたい5つのポイントを徹底解説していきます。
とくに女性はヘアメイクが重要になりますので、ポーズや表情のポイントと一緒に確認していきましょう。
清潔感を意識する
女性のビジネスプロフィール写真においても、清潔感を伝えることは非常に重要です。
写真が与える清潔感は、背景・身だしなみ・写真の明るさの3つから構成され、とくに女性の撮影は、服装・髪型・メイクで全体の雰囲気をコントロールできます。ビジネスシーンで活用する写真であることを意識し、これらの要素を適切に取り入れてみましょう。
まず、背景は清潔感が引き立つ明るい色を選びます。
とくに清潔感のある白背景の写真にすることで、写真全体が明るくなり、顔の表情や服装がはっきりと見え、洗練された印象を与えやすくなります。
しかしながら、誠実でクリーンなイメージももってもらえる白背景は、真っ白な服を着るとき背景と同化してしまうことがあります。そのときは、明るいグレーの背景に変更したり、撮影小物やインテリアでバランスをとったりするのがおすすめです。
また、明るい写真は清潔感を強調し、全体の印象も明るくします。自然光を活用するか、適切な照明を使って、顔がしっかりと明るく映るように、不必要な影ができないように注意しましょう。
好印象を与える身だしなみのポイント
好印象を与える身だしなみは、服装・髪型・メイクから構成されます。
ビジネスシーンにおける好印象の基本は清潔感であり、そこから信頼感や頼りがいのあるイメージを印象づけることが肝心です。そのため、異性ウケや自分ウケではなく、顧客やクライアントに「仕事を任せたい」と感じてもらえるメイクをしなければなりません。普段のメイクではなく、ビジネス用のメイクを心がけましょう。
服装の選び方とポイント
女性のビジネスプロフィール写真には、スーツや仕事のユニフォームを着用するのが理想的です。
スーツスタイルは清潔感があり、働いている姿を連想させ、しっかりとした印象を与えますが、もし普段スーツを着ないのであれば、無理にスーツを準備する必要はありません。ビジネスシーンにマッチしていれば、オフィスカジュアルなスタイルで撮影できます。とくにユニフォームを着用するときは、撮影前に汚れを落としたりアイロンがけをしたりして清潔感をアップさせましょう。
いずれの場合でも、撮影時の服装選びでは、色・柄・素材が印象を大きく左右します。
できるだけ無地の服装が望ましいですが、無機質にならないように工夫しましょう。また、体を細く見せたいときや、落ち着いた印象を与えたいときは、黒い服を着用することも効果的です。ただし、全身を真っ黒にすると暗い印象を与えることがありますので、黒いワンピースには明るい色の羽織をあわせたり、ボトムだけ黒にしたりするなど、全体のバランスを考慮するようにしましょう。
カジュアルさをアピールしたい場合は、あえて普段着で撮影することもできます。
このとき、自社や自分の雰囲気を伝えることは大切ですが、仕事のための写真であることを忘れずに、カジュアルになりすぎないように注意しましょう。
いずれの場合でも、開襟シャツを着用するときは胸もとを、ワンピースやスカートを着用するときは丈の長さに注意が必要です。ビジネスで使用する写真なので露出は極力控え、透け感のない色や素材を選んだり、膝が隠れる長さの丈を選ぶと、上品かつ足のラインをきれいに見せてくれます。
| 服装 | 印象 | 気をつけること |
| スーツ | 清潔感や誠実さ | シャツ・ジャケット・パンツのシワや汚れがないように気をつける。 シャツのボタンは締め、露出は控える・仕事でスーツを着ないのであれば、ユニフォームやカジュアルスタイルで撮影する。 |
| ユニフォーム | 仕事をイメージしやすい | 汚れを落としたり、アイロンがけする。複数人同じデザインのユニフォームを着用する場合は、着用感の差にも気をつける。 |
| カジュアルスタイル | 親しみやすい | 個性を出しすぎない。 スタイリングにより、だらしなく見えないように注意する。 |
メイクアップを取り入れる
ビジネスプロフィール写真において、顔の印象は非常に重要です。
とくに女性の場合は、ビジネスシーンにおいて人に会うときはメイクをすることが社会人としてのマナーともいわれています。これは写真においても同様ですので、写真撮影時はメイクをするようにしましょう。
ただし、ここで注意しなくてはいけないのはメイクの方法です。写真撮影用のメイクは普段のメイクとはやり方やポイントが異なり、さらに、ビジネスプロフィールとしてふさわしいものでなければなりません。普段からメイクをする人は、自分の好みややり方に偏りすぎないように注意してください。
メイクは以下の順番でおこないます。
【メイクの順番】
- スキンケア
- ベースメイク
- アイメイク(アイシャドウ・まつ毛・アイライン)
- 眉メイク
- チーク
- リップメイク
- ハイライト・ローライト
- フェイスパウダー
肌のケアとベースメイク
メイクを美しく仕上げるためには肌のコンディションが重要となります。
美しい肌や明るく見える肌は、清潔感をアップさせるだけでなく写真写りもアップするため、ビジネスプロフィール写真を撮影することが決まったら、スキンケアや生活習慣を見直してみるのもおすすめです。
たとえば、睡眠をしっかり取ったり、肌の状態に応じて美容液やフェイスパックを取り入れたりして、普段よりもスキンケアを丁寧におこなうのもよいでしょう。さらに、血行がよくなると顔が明るく見えることにつながるともいわれていますので、いつもよりも念入りに入浴やマッサージをするのもおすすめです。また、見せたい肌の印象を叶えるために、必要に応じて肌をきれいに見せるベースメイクも取り入れてください。
女性のスキンケアは、基本的に下記の手順でおこないます。
【スキンケアの方法】
- たっぷりと泡立てた洗顔料で顔を洗う
- 清潔なタオルで水分を拭く
- 化粧水を塗る
- 乳液やクリームを塗る
【ベースメイクの方法】
- スキンケア
- 日焼け止め(室内撮影のときは、日焼け止め効果のある下地でも可)
- 化粧下地やコントロールカラー
- ファンデーション
- コンシーラー
- フェイスパウダー
とくに肌の赤みやくすみなどの気になる部分は、コンシーラーで丁寧にカバーします。
このとき、コンシーラーを広範囲にベタ塗りするのではなく、気になる部分ごとにひとつひとつを適量で隠して、均一な肌を目指します。
また、マット質感のファンデーションを使用すると、のっぺりとした印象になってしまうため、写真撮影にはリキッドファンデーションを使うのがおすすめです。適度なツヤで自然な立体感を表現できるリキッドファンデーションで、健康的で明るい肌を演出しましょう。
眉の整え方と描き方
眉は、顔の印象を左右する大切なパーツです。眉を整えるだけで全体のバランスが整い、野暮ったさがなくなり、垢抜けた印象・清潔感の向上・好印象につながります。さらに、見せたい印象を叶えるために、メイクで適切な色や形に整えるのもおすすめです。
【眉毛のお手入れ方法】
- 眉頭の間、眉間の毛剃るもしくはカットする
- 眉尻下のムダ毛を剃るもしくはカットする
- 眉山の上のムダ毛を剃るもしくはカットする
【眉毛の描き方】
- スクリューブラシで毛流れを整え、素の眉の形や毛を活かす
- アイブロウペンシルで一本一本を描き足し、眉尻→中央→眉頭へと描いていく
- アイブロウマスカラで毛に色を付け、毛の流れを整える
眉の形を整えるときには、眉マスカラやスクリューブラシを使ってください。
できるだけ素の眉の形や毛を活かすことで、より自然な仕上がりになります。また、アイブロウパウダーを使うときは、濃くなりすぎないよう、ふんわりとのせるように心がけてください。毛のない部分や極端に薄い部分には、アイブロウワックスで毛を上向きに整えながら描くと、目もとがはっきりとして印象的になります。
ビジネスプロフィール写真においては、ナチュラルメイクかつ洗練された印象が理想的です。普段のメイクやプライベートな撮影であれば、可憐でやわらかなイメージを与えるためにほんのりと赤やピンクのニュアンスを加えることもありますが、ビジネスシーンにはあまり向いていません。あくまでも仕事用であることを意識し、自然な形を心がけ、髪色にあわせたブラウンやグレーのアイブロウカラーを使用してみましょう。
眉の形は、目の形を考慮しつつ、基本的にやわらかな印象に見えるアーチ眉がおすすめです。眉山を強調した上がり眉は意志の強さをアピールできますが、ときには強すぎる印象を与えることもあります。一方で、下がり眉は頼りない印象を与えてしまうかもしれません。トレンドでもある平行眉も穏やかな印象になりますが、下げ気味になってしまうと下がり眉同様に弱々しく見えてしまうため、角度には注意が必要です。
【眉の色と形が与える印象例】
| 眉の色 | 眉の形 | 与える印象 |
| ブラウン・グレー (髪色に近い、またはわずかに暗い色) | 平行型 | 自然な形で、どの顔立ちにも合いやすい |
| ほんのり赤・ピンクみのあるカラー | アーチ型 | エレガントで可憐でやわらかなイメージを与える。上品さを強調したいときにおすすめ。 |
| ブラウン・グレー (髪色に近い、またはわずかに暗い色) | 直線眉 | 自信をもっている印象、芯が通っているイメージ。 |
| 色は問わず、濃い色 | 上がり眉・太めのストレート眉 | エネルギッシュな印象や、活発でポジティブなイメージ。 |
【眉の描き方一例】
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アイメイクのポイント
目もとのポイントメイクは、写真に写る人物のイメージや印象をコントロールできる反面、使う色味に注意が必要です。
普段のメイクで使うアイシャドウの色は、おしゃれの一環や、個人のアイデンティティとして好きな色を使うことが多いでしょう。しかし、ビジネスプロフィール写真は、顧客やクライアントに好印象を与えることや、仕事を任せたいと感じてもらうことを意識しなければなりません。
そのため、奇抜な色は避け、自然な陰影をつくり、目もとを強調しつつも派手になりすぎず、清潔感を保てるナチュラルで肌なじみのよいブラウンやベージュなどの色がおすすめです。また、パールやラメが入ったアイシャドウは、写真では光を反射しやすく派手に見えることがありますので、セミマットやマットな質感のものを選ぶとよいでしょう。
アイライナーは目を引き締める効果がありますが、太く引きすぎると不自然になるため、細めに引くことを心がけることが大切です。色はブラックやダークブラウンが一般的で、目尻を少し上げるように引くと目が大きく見え、明るい印象になります。
また、マスカラはまつ毛を強調するために使いますが、ダマにならないように丁寧に塗ることが重要です。ビジネスプロフィール写真では、あまりボリュームを出しすぎず、ナチュラルな仕上がりを目指しましょう。このとき、ビューラーでまつ毛をカールさせ、長さを出すタイプのマスカラを使うと、目もとがぱっちりとし、明るい印象になります。
このように、ビジネスプロフィール写真のアイメイクでは、ナチュラルで清潔感のある仕上がりを意識し、控えめながらも目もとの魅力を引き立てるメイクを心がけましょう。
【アイメイクの方法】
- アイシャドウベース・目もと用コンシーラー・アイシャドウを塗る
- まつ毛をビューラーでカールする
- アイラインを引く
- マスカラを塗る
※状況ややりやすさを考慮し、3と4は順番が逆でも構いません。
アイメイク前の土台づくり
アイシャドウを塗る前は、きちんとベースを整えることが大切です。
アイシャドウをそのまま塗ることもできますが、プロもおこなうアイメイクの土台づくりとして、不要なファンデーションをオフしたり、アイシャドウベースを仕込んだりするテクニックがあります。こうすることでアイシャドウが密着し、メイク崩れが気にならなくなり、よりきれいなアイメイクが仕上がります。
【目もとのメイクに使えるコスメと使用目的例】
| コスメ | 使用目的 | 使用範囲 |
| 目もと用コンシーラー | まぶたの色素沈着や血色の悪さなどが気になる部分をカバーする | まぶた、目の下のクマなど |
| アイシャドウベース | アイシャドウの発色をよくする | まぶた、目のキワなど |
| アイシャドウ | 目もとの印象をコントロールする | まぶた、目の周りなど |
| ビューラー | まつ毛の角度を上げる | まつ毛 |
| マスカラ | まつ毛を印象的にする | まつ毛 |
| アイライン | 目もとを印象的にする | 目のキワ |
チーク・シェーディング・ハイライトのポイント
チーク・シェーディング・ハイライトは、骨格の見え方をコントロールできるアイテムです。
とくに写真撮影では、ライトの光で肌の色やメイクが飛んでしまうため、これらを使用して骨格を強調するのが効果的です。ただし、ただ「濃く」するのではなく、ポイントを抑えて「しっかりとメイクする」ことが大切なポイントとなります。どの工程も少しずつ塗布し、全体のバランスを見ながらメイクをおこなってください。
このとき、適度な血色感を意識したり、可憐でやわらかなイメージを損なわないようにシェーディングで丸みを削りすぎないように気をつけましょう。
【チーク・シェーディング・ハイライトまとめ】
| アイテム | 使い方・選び方・期待できるメイクアップ効果 |
| チーク | ・顔に血色感をプラスする ・チークは肌になじむ色を使い、血色を足す・アイシャドウやリップ、衣装と色味を揃える |
| シェーディング | ・陰影を助ける程度にほんのりと入れる・少しずつ、顔の輪郭を縁取るようにのせる ・ピンポイントに塗れるスティックタイプが便利 |
| ハイライト | ・陰影を助ける程度にほんのりと入れる ・目頭や唇の上にのせると凹凸が際立つ ・ピンポイントに塗れるスティックタイプが便利 |
チーク・シェーディング・ハイライトには、さまざまな形状があります。
自分が使いやすいアイテムを事前に確認しておくことで、撮影当日のスムーズなメイクにつなげましょう。あります。
自分が使いやすいアイテムを事前に確認しておくことで、撮影当日もスムーズにメイクできるでしょう。
チーク・シェーディング・ハイライトにはさまざまな形状があります。自分が使いやすいアイテムを事前に確認しておくことで、撮影当日もスムーズにメイクできるでしょう。
- パウダー: 色の濃淡の調節がしやすく、ぼかしやすい
- クリーム: 乾燥しにくく、つややかに仕上がる
- リキッド: 密着力が高く、つややかに仕上がる
- スティック: ピンポイントに塗布でき、微調整ができる
この記事では、とくに色の濃淡の調節がしやすく、扱いやすくておすすめのパウダータイプの使い方を紹介します。
チーク・シェーディング・ハイライトにはさまざまな形状があります。自分が使いやすいアイテムを事前に確認しておくことで、撮影当日もスムーズにメイクできるでしょう。
- パウダー: 色の濃淡の調節がしやすく、ぼかしやすい
- クリーム: 乾燥しにくく、つややかに仕上がる
- リキッド: 密着力が高く、つややかに仕上がる
- スティック: ピンポイントに塗布でき、微調整ができる
この記事では、とくに色の濃淡の調節がしやすく、扱いやすくておすすめのパウダータイプの使い方を紹介します。
パウダーチークの入れ方
- パウダーチークをブラシに含ませる
- 手の甲で一度軽く粉を落とし、ブラシに付いたチークを均一にする
- 大きめなブラシで、チークの基本的な位置にのせる
- 可愛らしい印象: ニコッと笑ったときに頬の一番高くなるところ
- 大人っぽい印象: こめかみにかけて、楕円形や斜めにのせる
まず、健康的な印象を与えるためには、チークを使って血色感を出すことが大切です。ただし、ビジネスプロフィール写真では、発色を楽しむメイクではなく、自然に見える仕上がりを心がけましょう。また、ただ濃くするのではなく、ポイントを抑えてしっかりとメイクすることが大切です。
チークは写真に写ると見た目よりも色が目立ったり、反対に光の影響で見えづらくなったりします。少しずつ塗って調整し、肌との境目はよくぼかしてください。
シェーディングの入れ方
- シェーディングをブラシに含ませる
- 手の甲で一度軽く粉を落とし、ブラシに付いた粉を均一にする
- 顔の形にあわせてシェーディングの基本的な位置や、細く見せたい部分(輪郭やあごまわりなど)にのせる
シェーディングは、顔に陰影をつけて立体感を出すための重要なステップで、入れる位置は、一般的に頬のくぼみ・フェイスライン・鼻筋の両脇とされています。しかし、シェーディングが濃すぎると不自然になるため、少しずつ塗り重ねていくことがポイントです。また、シェーディングを使いすぎると、顔が痩せこけた印象になってしまいます。可憐でやわらかなイメージを損なわないように、自然な陰影をつけることを意識してください。
シェーディングも写真に写ると見た目よりも色が目立ったり、反対に光の影響で見えづらくなるときがあります。少しずつ塗って調整し、肌との境目はよくぼかしてください。
ハイライトの入れ方
- ブラシにハイライトをなじませる
- 手の甲で一度軽く粉を落とし、ブラシに付いた粉を均一にする
- 顔の形にあわせてハイライトの基本的な位置や、立体的に見せたい部分(頬骨の高い位置・鼻筋・鼻先・あご先など)にのせる
光が当たる部分をハイライトで強調することで、顔全体の立体感を増す効果があります。写真撮影のためのハイライトの色は、肌なじみのよいシャンパンゴールドやパールホワイトがおすすめです。
位置の決め方
チーク・シェーディング・ハイライトの位置は、顔のパーツの位置や輪郭の形にあわせることが重要である一方、トレンドにも影響を受ける部分です。これらを総合的に判断し、自分に似合う位置かつ古臭い印象にならない位置を心がけましょう。
あくまでもビジネスで使うプロフィール写真ですので、ツヤは健康的に見える範囲にとどめます。控えめにメイクしたあとに撮影ときのライティングを確認し、カメラマンやヘアメイクさんに相談してプラスしていく方法がおすすめです。
【チーク・シェーディング・ハイライト基本の位置】
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リップメイク
唇は顔の中でも印象的なパーツです。
リップメイクで唇に血色感やツヤを与えることで、顔全体が健康的な印象になります。ビジネスプロフィールの写真撮影にあわせたリップメイクをおこなうときは、以下の点に注意しましょう。
まず、リップメイク前の保湿は必須です。
唇が乾燥していたり縦ジワが目立つと、リップメイクの魅力が半減してしまいますので、しっかりと保湿してください。
そのいえで、唇に血色感を与えるリップメイクを施します。しかし、濃すぎる色は品がよくないため、素の唇の色にあわせたり、アイシャドウやチーク、衣装の色やトーンにあわせてバランスを取りながら塗っていっていきましょう。
| 唇の状態 | アイテム選びとポイント |
| 唇の色が濃いとき | クリアタイプのグロスでツヤだけ足したり、クリアレッドやクリアイエローのグロスでほんのりと血色感をプラスしたりするのがおすすめ |
| 血色感が薄いとき | リップ下地を使って口紅の発色をアップさせて、健康的に見せることも可能 |
また、リップメイクは色だけでなく塗り方によっても印象が変わります。たとえば、やわらかい印象にしたいときは、リップを指にとってぽんぽんと唇にのせる方法もありますが、ぼんやりとした印象になることもあるため、ビジネスシーンにおいては、リップライナーや口紅をとったリップブラシでリップラインを描き、かっちりとした印象に整えるのがおすすめです。
リップの塗り方の手順
- 唇を保湿しておく
- リップブラシに口紅を取り、手の甲などで筆先に含ませた口紅の量を調整する
- リップラインを描く
・上唇の口角から中央(唇の山)に向かって唇の縁を描く
・下唇の口角から中央(唇の一番暑い部分)に向かって縁を描く
・唇の山を自然な角度で描く - リップラインの内側を埋めるように塗る
- ティッシュオフしてなじませる
- 唇の山の上にハイライトを入れる/軽くグロスを重ねる
唇に立体感を出したいときは、唇の山の部分にほんの少しだけハイライトをのせることで、唇に立体感が出ます。また、マットタイプのリップはトレンドですが、ツヤがないと老けて見えることがあるため、写真撮影時は避けるのが無難です。
グロスの使いすぎには注意
唇は適度なツヤがあると健康的に見えますが、グロスでツヤを出しすぎるとテカリに見えて不潔な印象を与えてしまいます。実際に見たときは気にならなくても、撮影ときのライトのフラッシュで不自然な光沢が出る場合もあるため注意が必要です。
ビジネスプロフィール写真におすすめのカラー
ビジネスプロフィール写真では、顧客やクライアントに「仕事を任せたい」と感じてもらうこと、そのために誠実で洗練された印象を与えることを意識することが大切です。このとき、アイメイク・チーク・リップなどで使用する色味をそろえたり、相性のよい色を使ったりすることで、顔全体に統一感が生まれます。
ビジネスプロフィール用の写真のメイクには、落ち着いた印象を与えたり、肌に自然となじみ、ナチュラルでありながらもきちんと感を演出してくれたりするブラウンやベージュ系がおすすめです。たとえば、アイメイクにブラウン系のアイシャドウやアイライナーを使うことで、目もとに自然な立体感を演出できます。そこに肌なじみのよいベージュピンクやコーラルのチークを使うと、健康的で親しみやすい印象にがアップできるでしょう。
このように一般的なビジネスプロフィール写真向けのメイクとしてスタンダードな形はあるものの、実際の姿とかけ離れてしまうメイクは避けなければなりません。ビジネスシーンで活用する写真撮影であることを考慮しつつ、普段使っている色や好きな色を少し取り入れることで、自分らしさも尊重しましょう。
質感のバランスを意識する
どの色味やどのパーツであっても、全体にツヤ感があると健康的に見えますが、ギラついたラメや濡れたようなツヤはテカリに見えてしまうときがありますので注意が必要です。反対に、マットな質感は不健康であったり、老けて見られてしまったりします。ビジネスプロフィール写真の撮影では、ほんのりとした自然なツヤ感を意識するとよいでしょう。
| コーラル | フレッシュな印象 |
| ピンク | 可愛らしい印象 |
| オレンジ | おしゃれな印象 |
| ローズ系 | 落ち着いた印象、しとやかな印象 |
| ブラウン系 | 落ち着いた印象、洗練された印象 |
| ベージュ系 | 落ち着いた印象、洗練された印象 |
髪型のセット
ビジネスプロフィール写真は第一印象を左右する大切な要素ですので、髪型にも十分な注意を払いましょう。一般的に好印象を与えるとされる女性の髪型は、シンプルなヘアスタイルです。たとえば、黒いストレートヘアや、暗いカラーの髪は好感度が高いとされています。
とくにビジネスプロフィール用の写真は、顔がしっかりと認識できることが大切です。顔がしっかり見えることで、明るい印象を与えたり信頼感にもつながったりします。このとき、前髪を分けたり、長さを調整して、顔まわりの髪をすっきりさせるのも印象をよくするために効果的です。後ろ髪が長いとき、ひとつに結んだりハーフアップにしたりするのがおすすめです。
しかし、髪をまとめる位置によって印象が変わるので注意しましょう。
たとえば、若い人が高い位置で髪をまとめるとはつらつとした印象を与えますが、年齢を重ねるにつれ若作りに見えたり、きつい印象を与えたりすることもあります。一方で、低い位置でまとめた髪は落ち着いた印象を与えますが、若年層のときは地味に見えたりすることもあるため、バランスを考慮します。
撮影のときは自然なストレートヘアが理想的ですが、髪を巻いたり、パーマをかけていても問題ありません。ただし、ビジネスプロフィール写真のヘアスタイルは、華美になりすぎないように注意する必要があるため、まとめるなどして調整します。
また、髪がパサついていると老けて見えたり、だらしない印象を与えかねません。髪は日々のお手入れが大事ですので、日頃からケアして、ツヤのある髪を目指しましょう。撮影前にツヤ出しスプレーを使用すると、より美しい髪を演出できます。
【髪色や髪型が与える印象一例】
| 黒髪 | 落ち着いた印象 |
| 暗い茶髪 | やわらかい印象 |
| 〈ショート・ミディアム・ロング〉ストレート | 清楚な印象 |
| 〈ミディアム・ロング〉軽い巻き髪 | やわらかい印象 |
| 〈ショート・ミディアム〉内巻き | 可愛らしい印象 |
プロのヘアメイクさんに相談する方法
女性は普段からメイクをしていることが多い分、自分だと「自己流メイク」になりがちです。
普段メイクをしない人や、職種や自分にあうヘアスタイリングがわからないという人は、メイクアップアーティスト(ヘアメイクさん)に依頼するのがおすすめです。スタジオによっては、美容師の資格をもっているヘアメイクさんが在籍しているところもあります。自分の好みに偏らず、ビジネスシーンに適したバランスの取れたメイクアップをするのが不安なときも、ぜひプロの手を借りてみましょう。
ビジネスプロフィール用のメイクやヘアセットは、基本的にシンプルです。
ワントーンメイクやハーフアップアレンジであれば自分でセットできるときもありますが、シンプルであるがゆえに美しく仕上げるのが難しいスタイルでもあります。また、プロのヘアメイクさんにメイクをしてもらったり、アドバイスをもらったりすることは、普段の出勤メイクにも活用できるヒントが得られるかもしれません。ビジネスプロフィール写真のヘアメイクは、ぜひプロに依頼することを検討してみてください。
魅力的な表情のつくり方
ビジネスプロフィール写真を見た顧客やクライアントに「信頼できそう」「仕事を任せたい」と感じてもらうためには、自然な笑顔が効果的です。しかし、ただ笑うだけではなく、自然に見える笑顔が求められます。
笑顔をつくるときは、口もと・目もと・顔の角度の3つがポイントとなりますので、順番に確認していきましょう。
口もと
笑顔のビジネスプロフィール写真を撮影するときは、口角をしっかりと上げることを意識しましょう。
口を閉じた笑顔でも構いませんが、口を開けて歯を見せる笑顔はより明るい印象を与えます。とくに、上の歯が見える笑顔は美しい印象をつくりやすいです。このとき、頬の筋肉を上げるイメージで自然な笑顔を心がけてみてください。
また、女性のときはリップメイクをすることが多いので、歯紅※をしないように注意が必要です。撮影前や撮影中に必ず確認しましょう。
※歯紅:口紅が歯に付いてしまっていること
目もと
目は表情や感情がもっとも表れるパーツです。
笑顔の写真は心から笑い、目もとにやわらかな表情をつくるように意識します。しかし、笑いすぎると目が細くなりすぎてしまうため、自然な笑顔を心がけて目の印象を保つように注意が必要です。
真剣な表情を求められるときは、カメラの向こうにいる顧客やクライアントをイメージして、誠実で自信のある表情をつくることが重要です。このとき、力が入りすぎて表情がこわばらないよう、リラックスして撮影にのぞんでみてください。
また、メイクの乱れはレタッチで修正できますが、できれば撮影のとき、実際のヘアメイクの状態を整えておくのが理想的です。撮影当日は、とくにマスカラやアイラインの乱れがないか鏡や写真で確認しましょう。
顔の角度
顔の輪郭は角度によって見え方が大きく変わりますので、本来の輪郭を活かしながら、すっきりと見える角度で撮影しましょう。撮影のときは、カメラのレンズをしっかり捉え、自然な姿勢で立ち、体の向きにあわせて顔の角度を調整することが大切です。このとき、あごを引きすぎないように注意し、自然に前を向いた状態でほんの少しだけあごを引くと、顔がすっきりと見えます。
ビジネスプロフィール写真は顧客やクライアントに見られる機会が多いため、きちんとした写真を用意することが理想的です。しかし、あまりにもかっちりとしすぎたり、本来の自分とかけ離れた表情や姿勢は、後々違和感を与えかねませんし、自分自身も疲れてしまうときがあります。無理をしすぎず、自然な表情や顔の角度を心がけて撮影にのぞんでください。
【顔の輪郭をすっきりと見せる方法】
- リラックスしてカメラの前に立つ
- 目でカメラのレンズを捉える
- 体の向きにあわせて顔の角度を調整する
- 普段の姿勢や癖に注意し、少しだけ顎を引く
撮影本番で自然な笑顔をつくるために
慣れない写真撮影の環境や、初対面のカメラマンに対しては、誰しもが緊張するものです。
その中で適切かつ自然な笑顔を向けるのは、非常に難しいと感じる人も多いでしょう。しかし、ビジネスプロフィール写真にふさわしい表情をつくるにはコツがあるため、事前に練習することで自然にできるようになります。
自然な表情をつくり出すためには、自分の表情を自分で確認することが大切です。この記事で紹介したステップを参考に、ご自宅の鏡の前で練習してみてください。
次に、自撮りをして第三者目線で自分がどのように写っているのか、表情をチェックし、自分の写真がどのように見えるのかを客観的に把握することで、自然な笑顔をより意識的につくることにつながります。
さらに、写真撮影はカメラマンとリラックスした雰囲気をつくることも大切です。
撮影前に軽く会話を交わし、緊張をほぐすことで、表情がつくりやすくなります。また、撮影中にリラックスするための方法として、深呼吸をしたり、軽くストレッチをしたりするのも効果的です。リラックスした状態で撮影にのぞむことで、自然な表情が引き出されやすくなりますので、ぜひ取り入れてみてください。
可憐でやわらかなイメージを伝えるポーズをとる
ビジネスプロフィール写真で全身を写すとき、姿勢が全体の印象を左右します。
女性は、以下の手順で姿勢を正し、可憐でやわらかなイメージで写ることを意識してみてください。
【女性のポーズの取り方】
- 足は閉じ、カメラに対して斜めに立つ
- 利き顔をカメラに向ける(体の向きと揃える)
- カメラに向けた足のかかとは、反対の足の土踏まずに付ける
- 胸を張り、背筋を伸ばす
- お腹に力を入れる
撮影のときは、顔・体・足先の向きをあわせ、自然に左右のどちらかに向けましょう。
このとき、利き顔をカメラに向けたり、顔だけ正面を向くのも問題ありません。女性のとき、カメラに対して体を斜に構えると、ボディラインを伝えやすく、細く見せることもできます。
また、足もとはヒール靴を履くとスタイルアップして見えますが、ヒールが高すぎると派手な印象や威圧的な印象になってしまうので極力避けましょう。普段仕事で履いているパンプスを着用しても構いませんが、靴の汚れは目立ちやすいため、きれいに手入れをするか、撮影用に新調することをおすすめします。
さらに、可憐でやわらかなイメージは手の位置や動きからもアピールできます。指先をそろえてお腹の前で重ねると上品に見えますが、位置が高すぎると不自然になるので注意しましょう。肘は体から少し離し、ウエストと肘の間に空間をつくると、ボディラインが美しく見えます。
ビジネスプロフィール用のポーズは、表情と同じようにその場ですぐ対応することが難しいため、事前に全身鏡で練習したり、自撮りして確認したりすることをおすすめします。練習を重ねることで、自分にもっとも似合うポーズを見つけ、自信をもって撮影にのぞめるでしょう。
レタッチで自然に仕上げる
撮影した写真は、レタッチといわれる軽微な修正をおこないます。
たとえば、メイクで隠しきれなかった一時的なニキビや、明るい背景で目立ってしまう頭頂部の短い毛などをレタッチで消せます。
しかし、体型・輪郭・目の大きさなどを大幅に修正すると、実物との差が生まれてしまいます。できれば理想の姿を実現したいところですが、ビジネスプロフィールにおいて大幅な写真の修正は好まれませんし、必要もありません。それどころか、実際に対面したときに写真との差があると、信頼感を失う恐れがあります。
とくに女性の撮影の場合、肌の気になる部分のカバーや、目を大きく見せたいといった要望が多いですが、これらは可能な限りメイクで対応するようにしましょう。一時的な肌トラブルや、どうしても消せないシミ・シワ・そばかすなどは、レタッチの対象となりますので不自然にならない範囲で活用しましょう。完璧な写真や理想的な写真を目指すと、さまざまな箇所をしっかりと直したくなってしまうものですが、修正は最小限にとどめ、本来の魅力を引き立たせる程度のレタッチにとどめてください。
レタッチは自分でおこなうと、どの程度が適切なのか判断が難しいため、プロに依頼することをおすすめします。信頼できるプロのカメラマンやレタッチ専門家に依頼して、自然で魅力的なビジネスプロフィール写真を完成させましょう。
仕事につながるビジネスプロフィール写真を撮影しよう
ビジネスプロフィール写真は、単なる個人の顔写真ではなく、見た人から「仕事を任せたい」と感じてもらうための重要なビジネスツールです。
プライベートな写真とは異なることを意識し、清潔感を第一に考え、服装やメイクはシンプルかつ清潔感があるものを心がけ、自分の人柄や仕事への姿勢がしっかりと伝わる写真を撮影し、信頼感を築くための一枚を用意しましょう。あなたのビジネスチャンスを広げる一枚になることを祈っています。