【歌手/音楽家】演奏会やポスター用宣材写真の撮り方と注意点とは?楽器や衣装についても解説

歌手や音楽家にとっての宣材写真は、その人のイメージ・ブランド・世界観などを表現する非常に重要な要素です。多くの場合で演奏会や発表会のプログラム・ポスター・コンクール応募資料などで使用され、そのときどきの第一印象を左右するものとなります。

また、すでにプロとして活躍していなくても、発表会・コンクール・楽団への応募の写真となるときもありますので、小さな子どもからシニアまで、音楽に関わる人であれば誰でも撮影する機会があるでしょう。スタジオ撮影のクオリティを格段に高めてくれるメイクアップアーティスト(以下、ヘアメイクさんという)や、衣装を提案してくれるスタイリストの力を借りるのも非常におすすめです。

写真から音楽家としての品格や華やかさを伝えるためには、衣装や楽器の選び方、ポージングなど細部にまで気を配る必要があります。

この記事では、音楽家のみなさんがプロフィール写真を撮影するときのポイントや注意点を詳しく解説します。

目次

知っておきたい「メラビアンの法則」

第一印象に大きく影響を与えるものとして「メラビアンの法則」があげられます。これは1971年に心理学者のアルバート・メラビアンによって提唱された心理学上の法則です。

この法則によると、人がコミュニケーションにおいて受け取る情報は、以下の割合に分類されます。

  • 視覚情報(Visual:55%): 見た目・表情・しぐさなど
  • 聴覚情報(Vocal:38%): 声のトーン・話す速さなど
  • 言語情報(Verbal:7%): 話の内容

情報の割合から「7-38-55ルール」と呼ばれたり、それぞれの英単語の頭文字をとって「3Vの法則」と呼ばれたりします。

メラビアンの法則では、視覚から判断される第一印象はわずか3秒で決まると考えられており、その印象はなかなか変わりません。要するに、視覚からの情報の影響は非常に大きいです。

音楽家として活動していることを広く発信するときに、演奏はもちろん、自身の世界観や品格を視覚的に表現することも求められるため、写真の構成や衣装・表情・ポーズなどが重要な要素となることから、メラビアンの法則を意識した撮影は非常に効果的といえるでしょう。

歌手や音楽家としてのプロフィールにはどのような写真がふさわしい?

この記事における「歌手」は、オペラ歌手や声楽家のことを、「音楽家」は、音楽を専門的に演奏・作曲・編曲、または指導する職業や活動をおこなう人のことを指します(以下、この記事では歌手や音楽家をまとめて「音楽家」と表記します)。

とくに音楽家は、さまざまな楽器を演奏する演奏者や、作曲・編曲を手がける作曲家、声楽家など、多岐にわたる役割を担います。クラシックからポップスまでジャンルやスタイルは幅広く、ステージでの演奏活動・レコーディング・教育分野など、音楽を通じて社会に貢献する職業です。

同じく音楽を生業とする職種にバンドやシンガーソングライターもありますが、これらはミュージシャンやアーティストと呼ばれており、プロフィール写真の雰囲気も異なります。音楽家としての品格や華やかさを伝えるために、衣装・楽器の選び方・ポージングなど、細部にまで気を配った写真を準備していきましょう。

音楽家のプロフィールはどのようなときに使用する?

音楽家にとってプロフィール写真は、所属する団体の演奏会や自身の活動を宣伝するときに使用します。たとえば、コンサートのポスター・告知用フライヤー・パンフレット、個人のオフィシャルサイトやオーディション用の写真などがあげられます。

また、プロフィール写真が添付された資料を見た楽団や企業からスカウトが来ることもあるため、仕事や活動に直結する写真といっても過言ではありません。以下のような写真が必要なときは、ぜひ音楽家のプロフィール写真としてのポイントを押さえて撮影しましょう。

  • 演奏会や発表会のポスター・フライヤー・パンフレット
  • イベントのホームページ
  • 所属する楽団や個人のオフィシャルサイト
  • 音楽雑誌への掲載
  • オーディションへの応募

音楽家のプロフィールを撮影するときに気をつけること

今回紹介する音楽家としてのプロフィール写真を撮影するときは、以下の5つのポイントを意識してみましょう。とくに「奏でる音が連想できること」や「観客が求めるイメージへの適合」は、音楽家ならではの特別なポイントです。

清潔感と誠実なイメージ
とくにクラシック音楽など高級感を求められるジャンルでは、きちんと整えられた衣装やヘアスタイルでの撮影が基本となります。清潔感があることで誠実で信頼できる印象を与え、プロフェッショナルな姿勢が伝わります。
奏でる音の連想
視覚的な要素と音楽の世界観を一致させることで、見た人の心により強く印象づけられます。重厚な音色が特徴であればシックで落ち着いた衣装や背景を選び、軽やかで明るい音色が特徴であれば、さわやかな色味や質感の衣装とヘアメイクをするなど、見た人がその音楽家の奏でる音を自然と連想できるような演出をしましょう。
観客やクライアントが求めるイメージや世界観
ステージでのイメージや音楽スタイルが確立しているときは、その世界観を反映させた写真を撮影することで、統一感のあるブランドイメージをつくれます。クラシック音楽家ならクラシカルな衣装や背景、現代音楽家ならモダンでスタイッシュな演出を取り入れるなど、テーマを大切にしつつも「自分らしさ」や「観客に抱いてほしいイメージ」を表現してみましょう。
上品かつイメージにあわせた表情
上品さと親しみやすさを両立した表情は、プロの音楽家としての印象を高めると同時に、観客との距離感を縮める効果があります。 クラシック音楽の演奏会用の写真では、満面の笑みよりも控えめな笑顔、カジュアルな演奏会や若い層向けのイベントでは、もう少しやわらかい表情が好まれることもあります。
トレンドと自分らしさのバランス
シックでフォーマルな印象は、ポイントを間違えると少し昔の印象を与えてしまう可能性もあります。古典的なスタイルを守りつつも、どこかに現代的な要素を取り入れることで、時代にあったフレッシュな印象を与えられます。

多くの音楽家の中で、顔・名前・演奏・歌声を覚えてもらうためには、他の人と同じことをするだけでは印象に残りにくいものです。特に「奏でる音が連想できる」「観客が求めるイメージ」は、音楽家ならではの特別なポイントといえるでしょう。トレンドだけに流されすぎず、自分らしさをバランスよく取り入れ、独自のスタイルや個性をアピールして観客の記憶に残りやすい写真に仕上げてください。

音楽家のプロフィール写真を撮影する方法

プロフィール写真を撮影する方法は、セルフ撮影・出張撮影・写真館での撮影があります。それぞれの特徴と、音楽家の撮影におけるメリットやデメリットを確認していきましょう。

セルフで撮影する

宣材写真やプロフィール写真は、セルフ撮影でも可能です。

ただし、撮影用の機材や環境を整え、適切な技術を駆使する必要があります。さらに、客観的に自分の写真を撮影することは非常に難しいため、メリットとデメリットを理解しておくことが重要です。とくに音楽家のプロフィール写真にとって必須となる高級感を、セルフ撮影で演出するのは極めて難しいでしょう。

セルフ撮影のメリット

時間に縛られない
自分のスケジュールにあわせていつでも撮影できるため、忙しいときや急ぎのときは大変便利といえるでしょう。
コストを抑えられる
撮影自体のコストが安いことも魅力です。とくに高画質カメラ・照明機材・編集に対応したパソコンなどをすでにもっている場合は、追加費用がほとんどかかりません。

セルフ撮影のデメリット

高画質な機材や技術が必要
音楽家のプロフィール写真は掲載媒体が雑誌・ポスター・インターネットなど多岐にわたるため、高画質でクオリティの高い写真が求めされます。スマートフォンでの撮影も可能ですが、自分で撮影するのであれば、高画質カメラを用意したり使用方法を習得したりする必要があります。
手間とコストがかかる
音楽家のプロフィール写真を撮影するためには、適切な背景・衣装・ヘアメイク選びや、レタッチといわれる軽微な修正技術も必要です。
自然な表情や高級感を引き出しにくい
音楽家のプロフィール写真にふさわしい表情を引き出すことが求められます。プロのカメラマンとの会話から生まれる自然な表情は、自撮りではなかなか実現しにくいものです。

セルフ撮影は時間や手間がかかり、自然な表情を捉えるのが難しいため、プロのカメラマンに依頼する方法を検討するのがおすすめです。

出張撮影を利用する

音楽家のプロフィール写真を撮影する方法として、プロのカメラマンに希望する場所で撮影してもらう出張撮影があります。出張撮影は、その場所の雰囲気を活かしたり、その場所でしかできない撮影をおこなったりするのが特徴です。

出張撮影を利用するメリット

撮影場所を自由に選べる
背景や環境に応じて多彩な写真を撮影できます。ヴァイオリンやサックスなど持ち運べる楽器だけでなく、コントラバスやグランドピアノなどの大型楽器があるときも、場所が指定できる出張撮影は大きなメリットです。
リラックスして時短になる
希望の場所までカメラマンが来てくれるので、写真館とは異なり、緊張せずにリラックスして撮影できたり、時間の効率化を図ったりすることもできます。

出張撮影を利用するデメリット

コストが高くなる傾向
事前予約が必要です。さらに、条件にあうカメラマンを探す手間がかかったり、出張費がかかったりすることから、写真館での撮影よりもコストが高くなる可能性があります。
機材や環境の制限
カメラマンが持ち運べる範囲の限られた機材で撮影をおこなうため、撮影に使う道具や環境が十分でない可能性もあります。照明や背景などの調整が難しくなることが考えられます。
天候によるキャンセル
音楽家は基本的に室内撮影が多いですが、屋外での撮影を希望する場合、雨・風・湿気など、天候によって撮影が難しく遅延、または中止になる可能性もあります。
ヘアメイクの手配
撮影用のヘアメイクは別途依頼するか自分でおこなう必要があるため、準備に時間と手間を考慮する必要があります。

写真館で撮影する

音楽家のプロフィール写真の撮影方法として、もっとも一般的で手軽なのは写真館での撮影です。

写真館撮影のメリット

整った設備で高品質
プロのカメラマンと整った設備で、高品質な写真が撮影できます。撮影当日は写真館に出向くだけで撮影が完了し、準備・機材の調達・技術の習得などの手間も省けます。
理想的な演出ができる
必要な背景やライティングがすべてそろっている写真館であれば、理想的な写真に近づけられます。
天候に左右されない
室内撮影なので天候に左右されず、スケジュールの変更もありません。
プロのヘアメイクさんに任せられる
写真館専属のヘアメイクさんに依頼できます。料金にヘアメイクが含まれている場合や、オプションで追加できる場合もあるので、事前に確認しましょう。
小泉 愛理
編集部小泉愛理

ドレスやスーツなどの華やかな装いとバランスのよいヘアメイクは、プロに依頼するのがおすすめです。

写真館撮影のデメリット

事前予約が必要
撮影希望日に空きがないときは調整が必要となるため、早めに手配することをおすすめします。
コストがかかる
撮影には料金が発生します。また、ヘアメイクなどのオプションを追加すると、撮影費とは別に費用が増えることもあるためあらかじめ留意しておきましょう。
独特な緊張感がある
日頃から観客の前で演奏する音楽家であっても、ステージで演奏に集中しているときと、カメラマンと1対1でレンズを向けられるのでは異なる緊張感が生まれるときもあります。カメラマンやスタッフとコミュニケーションを取ったり、好きな曲をBGMとして流してもらったりするなど、リラックスできる環境づくりを心がけてみてください。

音楽家のプロフィール写真は写真館での撮影がおすすめ

自身の音楽活動や、これから立つ舞台の宣伝材料となるプロフィール写真は、撮影のための専門的な設備や背景、小道具がそろっている写真館での撮影がおすすめです。

写真館を選ぶときのポイント

音楽家のプロフィール写真を撮影する写真館は、以下の3つを必ず確認してみましょう。

  • 撮影の質
  • カメラマンとの相性
  • 予算

1. 探し方の選択肢

写真館は、インターネット検索・SNS検索・知人の紹介などの方法で探してみましょう。
楽器の持ち込み可否や、ドレスアップした華やかな撮影を得意としているかをインターネットやSNSで検索すると具体的なイメージが湧きます。また、周りの音楽家が撮影した写真館を教えてもらうと、仕上がりのイメージやスタッフの雰囲気がわかるので、安心してのぞめます。

2. 事前に確認すべき3つの必須事項

写真館を選ぶときは、撮影の質・カメラマンとの相性・予算を必ず確認するようにしましょう。
理想的な写真が撮影できるかは、カメラマンとの相性が重要になりますので、口コミを調べたり、紹介してくれた知人に話を聞いたりして事前に情報を集めましょう。

3. 総合的な費用の把握

写真撮影は、単純に安ければNG、高ければOKというわけではありません。
撮影の目的は、理想的な写真を用意して音楽家としての今後の活動につなげていくことにあります。写真を撮影するだけでなく、プロのヘアメイクさんへの依頼やレタッチを依頼するときもありますので、これらのオプションを含んだ総合的な費用を撮影前に確認することが大切です。自分への投資として予算を設定し、納得のいく写真館を選んでみてください。

音楽家におすすめのフォトスタジオの特徴とサービス内容

音楽家のプロフィール写真は、一般的なプロフィール撮影とは異なるため、以下の3つのサービスを受けられる写真館で撮影できると安心です。

楽器の持ち込みができる
撮影小物として楽器の持ち込みができるところもあります。楽器の形状やスタジオの広さによって可否が変わることもあるので、予約時に確認しておくと安心です。
音楽家の撮影実績が豊富
音楽家としての華やかさを演出するためには、ヘアメイクと衣装がポイントです。音楽家のプロフィール写真用のヘアメイクや撮影を得意とするヘアメイクさんやカメラマンがいる写真館を選んでみてください。
衣装の持ち込みや貸出ができる
衣装の持ち込みやドレスなどの貸出の有無も確認し、余裕をもって事前準備をおこないましょう。
高級感のある演出や設備がある
音楽家向けに、高級感のあるベロア生地の背景や衣装のドレスを用意していたり、スタジオに撮影用のピアノを用意していたりする写真館もあります。これらを活用することで音楽家らしい雰囲気をつくり出せるため、ぜひ利用を検討してみてください。

団体で撮影すると割引が受けられる場合も!

写真館撮影や出張撮影では、団体での撮影をおこなうと割引が適用されるときもあります。

団体撮影では、個人写真に加えて集合写真も撮影できたり、背景やライティングに統一感が出たりするため、とくに大人数の楽団やオーケストラなどにおすすめです。異なる衣装を着たり楽器をもったりする写真であっても、同条件でプロが撮影することで統一感が出ます。

同じタイミングで撮影を予定している仲間内で、スケジュールをそろえて撮影するのもおすすめです。団体撮影を利用することで、コストの削減や効率的な撮影が可能になるだけでなく、全体のイメージを強調することにもつながります。

男女共通:音楽家として魅力的なプロフィール写真の撮り方

男女共通:音楽家として魅力的なプロフィール写真の撮り方

音楽家のプロフィール写真を撮影するときは、注意すべきポイントがあります。まずは、男女ともに以下の3つのポイントを意識してください。

  • 清潔感と華やかさがある身だしなみ
  • 表情やポーズへのこだわり
  • 適度なレタッチ

衣装選びやヘアメイク、ポージングについて、ここから男女別に徹底解説していきます。。

男性編:音楽家のプロフィール写真の撮り方

ここからは、男性音楽家がプロフィール写真を撮影するときに押さえておきたいポイントを徹底解説していきます。

ヘアメイク・ポーズ・表情など、どれも取り入れることで仕上がりがよりよくなるものばかりですので、ぜひ実践してください。

清潔感と華やかさがある身だしなみのポイント

男性音楽家のプロフィール写真では、清潔感と華やかさが大切です。シンプルな背景を選ぶことで、衣装・ヘアメイク・楽器が際立つ仕上がりとなります。

またライティングも重要で、被写体自身の上品さと高級感を引き出す工夫や、楽器の質感や衣装の素材感を引き立たせるライティングが効果的になります。

服装の選び方

男性音楽家の衣装は、基本的にブラックスーツやタキシードが主流です。カジュアルな雰囲気を求めるお相手であってもスーツやジャケットスタイルを選び、清潔感を保ちましょう。

衣装スタイル 与える印象の例 気をつけること
ブラックスーツ・タキシード正統派の品格、圧倒的な高級感シワや汚れがないように徹底し、クラシカルな王道スタイルに仕上げる
ジャケットスタイル
(カジュアル・モダン)
親しみやすさ、現代的なセンスカジュアルになりすぎないよう、上品で清潔感のある素材や仕立てを選ぶ

メンズメイクとヘアスタイルのポイント

プロフィール写真の撮影をする男性のヘアメイクでは、清潔感を大切にし、かっちりと整ったヘアスタイルが求められます。

音楽家は清潔感があることを基本として、自由なスタイルで撮影されることが多いですが、とくにヒゲや長髪のときはしっかりと手入れをして清潔感を保ち、美しく整えることが重要です。

肌のケアとベースメイク

音楽家のプロフィール写真で好印象を与えるためには、肌のコンディションが非常に重要です。
清潔感や写真写りをアップするように、撮影前にしっかりと肌のお手入れをおこないましょう。

まず、撮影の数日前から十分な睡眠を確保し、普段よりも丁寧にスキンケアをおこなうことが大切です。保湿をしっかりとおこない、乾燥やテカリを防ぐことで、健康的で清潔な印象につながります。とくに撮影当日は、肌をしっとりと保つ保湿クリームを使うことで、メイクののりもアップします。また、美容液やフェイスパックを取り入れて、いつもよりランクアップしたスペシャルケアをおこなうのもおすすめです。

【スキンケアの方法】

  1. たっぷりと泡立てた洗顔料で顔を洗う
  2. 清潔なタオルで水分を拭く
  3. 化粧水を塗る
  4. 乳液やクリームを塗る

肌の状態にあわせて、美容液やフェイスパックを取り入れてスペシャルケアをおこなうのもおすすめです。

さらに、必要に応じてベースメイクを取り入れることで、肌を美しく演出できます。男性は、コンシーラーを使ってニキビ跡や青ひげなどをカバーするだけでも、写真のクオリティが格段に向上します。顔全体のトーンを均一に見せたいときは、薄付きのファンデーションを使用するのがおすすめです。ファンデーションは肌に近い色を選び、自然な仕上がりになるように薄くムラなく塗るようにしてください。

もしも顔色が悪く見えるときは、軽くチークを加えて血色感をプラスすることで、健康的で清潔な印象を与えられます。ただし、厚塗りは避け、ナチュラルな印象を心がけてください。

【写真撮影におすすめのベースアイテム一覧】

基本的な使用箇所塗ることによるメイクアップ効果
化粧下地おもに顔全体化粧もちをよくするファンデーションやコンシーラーの仕上がりをきれいにする
ファンデーションおもに顔全体肌を美しく見せる
コンシーラー目の下のクマ、赤みの気になる部分など局所的なカバー
チーク血色感を足す
フェイスパウダーおもに顔全体、テカリの気になる部分など化粧もちをよくするテカリをおさえる

眉の整え方

眉は顔の印象を大きく左右する重要なパーツです。眉を整えることで野暮ったさがなくなり、顔全体のバランスがよくなるため、垢抜けた印象と清潔感が演出できます。

男性は、他のパーツであまりメイクアップをしないぶん、眉が最重要といっても過言ではありません。自然な眉の形を活かしながら、細くしすぎないように注意してください。

眉のお手入れ方法は以下のとおりです。

【眉毛のお手入れ方法】

  1. 眉頭の間・眉間の毛剃るもしくはカットする
  2. 眉尻下のムダ毛を剃るもしくはカットする
  3. 眉山の上のムダ毛を剃るもしくはカットする

ヒゲの処理

ヒゲは、個人のアイデンティティやおしゃれとして大切にしている人も多いものの、職種によってはヒゲがないほうがよい印象を与えるときもあります。

しかしながら、音楽家にとってヒゲが個性や風格を強調する重要な要素となることもあります。とくにクラシック音楽の世界では、ヒゲが生えていることで重厚感や芸術的な雰囲気を演出するのも効果的です。ただし、ヒゲを生やすときは、形や長さをしっかり整え、清潔感を保つことを意識してください。そのときは自分でカットすることもできますが、理容室でプロに整えてもらうことで、より美しい仕上がりとなります。

髪型のセット

髪型は、音楽家としての印象を左右する重要な要素です。ステージ映えするヘアスタイルを意識し、清潔感と上品さを兼ね備えたスタイリングが求められます。

とくに男性の場合、短髪や黒髪は信頼感を与えやすく、前髪を上げたり分けたりすることで顔立ちを引き立たせます。長髪のときは、結ぶなどしてしっかりとまとめることがポイントです。また、ジェルやポマードでツヤを出すスタイリングは、クラシカルな音楽家の雰囲気を強調できます。

プロのヘアメイクさんに相談する方法

音楽家のプロフィール写真は、ステージでのパフォーマンスを連想できるようなヘアメイクが求められます。男性の衣装やヘアメイクは、上品さが醸し出せるようにかっちりとしたスタイリングを意識しましょう。

とくにヘアスタイルは、ツヤを活かして上品さと清潔感を強調するためにジェルやポマードを使い、クラシカルで高級感のある印象を与えるのがおすすめです。自分でセットするのが不安なときは、ぜひプロのヘアメイクさんに相談してみてください。

表情やポーズへのこだわり

音楽家のプロフィール写真では、表情やポーズによって印象が大きく左右されます。親しみやすい印象を与えたいときは、自然に見える笑顔で撮影します。ただし、音楽家としては、自信や世界観を表現する表情も重要です。

写真撮影で表情をつくるときには、口もと・目もと・顔の角度の3つのポイントを意識し、音楽家としての魅力を引き立たせるポーズを工夫してみましょう。

口もと

笑顔で撮影するときは、口角を意識的に上げると、より明るく好印象を与えられます。
歯を見せる笑顔はさらに効果的ですが、上品さを醸し出したい音楽家のプロフィール写真の場合は過度な笑顔ではなく、控えめで洗練された表情が理想です。

真剣な表情が求められるときでも「真顔」にならないように注意し、口角を少し上げて硬さを和らげることを意識してみましょう。

目もと

目は感情を伝える重要な要素です。笑顔の写真は、心からの自然な笑顔を心がけましょう。
ただし、笑いすぎると目が細くなってしまうため、目の印象を保てるように注意が必要です。

真剣な表情のときは、カメラの向こうに演奏や歌声を聴いてくれるお客様や、審査員がいるイメージでレンズを見つめて、印象のよい表情を意識し、集中しつつもやわらかい目つきを心がけましょう。力が入りすぎると表情がこわばってしまうこともありますので、カメラをにらんでしまわないように気をつけてください。

顔の角度

顔の角度は、輪郭の見え方に大きく影響します。輪郭を自然にすっきり見せるためには、少しあごを引いた姿勢が効果的です。

カメラに対してリラックスした状態で、体の向きにあわせて顔の角度を調整し、目でレンズを捉えるように意識します。無理に角度を変えず、あくまでも自然で、音楽家としての自分らしさを表現することが大切です。

【顔の輪郭をすっきりと見せる方法】

  1. リラックスしてカメラの前に立つ
  2. 目でカメラのレンズを捉える
  3. 体の向きにあわせて顔の角度を調整する
  4. 普段の姿勢や癖に注意し、少しだけ顎を引く

撮影本番で自然な笑顔をつくるために

普段人前に立つことが多い音楽家であっても、慣れない写真撮影の環境やはじめて会うカメラマンに対して緊張するかもしれませんが、事前に練習することで自然な笑顔がつくれるようになります。

まず、撮影が決まったらご自宅の鏡の前で練習を重ね、自分の表情を確認しましょう。次に、自撮りをして第三者の視点で自分の笑顔をチェックします。自分の顔の動きを客観的に見ることは、よりよい表情づくりに必要不可欠です。日常から笑顔の練習をすることで、撮影のときにも自然な表情がつくりやすくなります。

そして、撮影当日はリラックスできる環境をつくってください。カメラマンとの会話で緊張をほぐしたり、深呼吸やストレッチをしたりするのもおすすめです。また、楽器をもつときは、表情や角度に関してカメラマンに相談し、不自然にならないように気をつけましょう。

センスや自信が伝わるポーズをとる

写真撮影において、姿勢とポーズは非常に重要な要素です。
とくに音楽家の場合、演奏する姿勢や自信に満ちたポーズを写真で表現することで、頼りがいや自信にあふれたイメージを強く残せます。とくに全身写真では、指先や足もとなど細部にまで気を配ることが大切です。

男性は足を肩幅に広げ、カメラに対してまっすぐ立ち、顔を少し左右に向けて体を斜めにすると、スタイリッシュで頼りがいのあるイメージを与えられます。さらに、肩を開いて胸を張り、背筋を伸ばし、お腹に力を入れることで、よりバランスのとれたシルエットが完成します。

顔の向きも重要で、適度に横を向けることで輪郭をシャープに見せられますが、横を向きすぎると顔が見えにくくなり、印象が薄くなってしまうので注意してください。視線は常にカメラを捉えたままにし、自信をもった表情とバランスのとれたポーズを保つように意識します。

撮影前には、表情づくりと同じように全身鏡でポーズを確認したり、自撮りをして自分の姿勢をチェックしたりすることが大切です。音楽家としての魅力を最大限に引き出すために、自分がもっとも魅力的に見える角度や姿勢を探り、自信をもって撮影にのぞんでみましょう。

【男性のポーズのとり方】

足を肩幅に広げ、カメラに対してまっすぐ立つ

顔は正面、もしくは少し左右のどちらかに向ける

一方の足を半歩後ろに下げ、体を斜めにする

肩を開き、胸を張り、背筋を伸ばす

お腹に力を入れる

レタッチで自然に仕上げる

「レタッチ」とは、軽微な修正のことです。
たとえば、一時的なニキビや背景に映った細かい乱れは、レタッチで簡単に修正できます。音楽家の場合、楽器についたホコリなども消すことができます。ただし、体型や顔の輪郭を大幅に変えるような修正は避けましょう。とくに音楽家の場合、写真を見て演奏会に来てくれる観客もいるため、実際の姿との大きな差が生まれてしまうような過度な修正は信頼感を失ってしまうかもしれません。

自分の中で完璧な写真や理想的な写真を目指すと、さまざまな箇所をしっかりと直したくなってしまいます。しかし、レタッチはあくまで自然な仕上がりを目指し、本来の魅力を引き立てる程度にとどめるのが理想です。

また、撮影後のレタッチは自分でやると不自然になってしまうときがあります。失敗してしまうと、せっかく撮影した写真のクオリティが下がってしまうかもしれません。できるだけプロのカメラマンやフォトエディターに依頼し、音楽家のプロフィールにふさわしいレタッチをしてもらってください。

女性編:音楽家のプロフィール写真の撮り方

ここからは、女性音楽家がプロフィール写真を撮影するときに押さえておきたいポイントを徹底解説していきます。とくに女性はヘアメイクが重要になりますので、ポーズや表情のポイントと一緒に確認していきましょう。

清潔感と華やかさがある身だしなみのポイント

女性音楽家のプロフィール写真も、清潔感と華やかさが大切です。

そのためには、シンプルな背景を選びつつ、衣装やヘアメイクにもこだわりましょう。華やかさを演出したり、小物として活用する楽器の質感や衣装の素材感を引き立たせるライティングを意識することも大切です。

衣装選びのポイント

衣装選びは、音楽家のプロフィール写真において重要なポイントです。ドレスアップすることで、写真を見た人にお相手が華やかで美しい印象をもてます。

たとえば、演奏会で着用するドレスを選ぶと、当日も観客からわかりやすいというメリットだけでなく、自分がより素敵に見えるドレスで撮影すれば、自然な笑顔や柔らかな表情が引き出され、見る人に親しみやすさや人柄が伝わるでしょう。

靴はドレスやヘアメイクにあうものを選びましょう。バストアップ写真のみの撮影であれば靴は映りませんが、ヒールの高い靴を履くことで背筋が伸び、スタイルアップして見えます。また、アクセサリーやヘアセットを活用し、全体のバランスを整えることも大切です。

ただし、胸もとが開きすぎていたりスカート丈が短すぎたりする過度な露出は避けつつ、自分のイメージやステージの雰囲気にあった衣装選びを心がけてください。演奏会や楽団のイメージにあわせたり、同じステージに立つ出演者に相談してバランスを考えると統一感が出るので、周りの人と調整するのもおすすめです。

衣装スタイル与える印象の例具体的なコーディネート
ドレススタイル華やかさ、圧倒的な主役感演奏会のテーマに合わせた、華やかで目を引くデザインのロングドレスなど
カジュアルスタイル上品さ、親しみやすさジャケットやワンピースなど、シンプルで洗練された気品のあるスタイル

ヘアメイクのポイント

ヘアメイクは、音楽家のプロフィール写真において重要な要素です。写真撮影をするときはプロ用の照明器具を使用するため、強く明るい光でメイクの色味が飛びやすくなり、普段のメイクとはやり方やポイントが異なります。

清潔感を保ちつつ、普段のメイクよりも色味を強調し、照明の下で映えるように意識しましょう。とくに女性の音楽家の場合、ドレスアップにあわせて、メイクは通常より華やかにすることがポイントとなります。

カジュアルな印象にしたいときはナチュラルメイクが向いていますが、鮮やかなポイントメイクを取り入れることで音楽家らしい雰囲気を演出できます。ヘアスタイルもドレスアップにあわせて華やかに仕上げて、全体のバランスを整えましょう。

まずは、基本的なメイクアップの手順をご紹介します。

【メイクの順番】

  1. スキンケア
  2. ベースメイク
  3. アイメイク(アイシャドウ・まつ毛・アイライン)
  4. 眉メイク
  5. チーク
  6. リップメイク
  7. ハイライト・ローライト
  8. フェイスパウダー

肌のケアとベースメイク

美しい肌や明るく見える肌は、清潔感をアップさせるだけでなく写真写りもよくなります。メイクを美しく仕上げるためには肌のコンディションが重要となりますので、プロフィール写真を撮影することが決まったらスキンケアや生活習慣を見直してみるのもおすすめです。

たとえば、睡眠をしっかり取ったり、肌の状態に応じて美容液やフェイスパックを取り入れたりして、普段よりもスキンケアを丁寧におこなうのもよいでしょう。さらに、血行がよくなると顔が明るく見えることにつながるともいわれていますので、いつもよりも念入りに入浴やマッサージをするのもおすすめです。また、見せたい肌の印象を叶えるために、必要に応じて肌をきれいに見せるベースメイクも取り入れてみましょう。首・肩・デコルテなどが露出する衣装を着用する場合は、一緒にケアしておくのもおすすめです。

女性のスキンケアやベースメイクは、基本的に下記の手順でおこないます。

【スキンケアの方法】
  1. たっぷりと泡立てた洗顔料で顔を洗う
  2. 清潔なタオルで水分を拭く
  3. 化粧水を塗る
  4. 乳液やクリームを塗る
【ベースメイクの方法】
  1. スキンケア
  2. 日焼け止め(室内撮影の場合は、日焼け止め効果のある下地でも可)
  3. 化粧下地やコントロールカラー
  4. ファンデーション
  5. コンシーラー
  6. フェイスパウダー

とくに、肌の赤みやくすみなどの気になる部分は、コンシーラーで丁寧にカバーしてください。このとき、コンシーラーを広範囲にベタ塗りするのではなく、気になる部分ごとにひとつひとつを適量で隠して、均一な肌を目指します。

また、マット質感のファンデーションを使用すると、のっぺりとした印象になってしまうため、写真撮影にはリキッドファンデーションを使うのがおすすめです。適度なツヤで自然な立体感を表現できるリキッドファンデーションで、健康的で明るい肌を演出しましょう。

眉の整え方と描き方

眉の色や形は、顔の印象を左右する大切なパーツです。眉を整えるだけで全体のバランスが整い、野暮ったさがなくなり、垢抜けた印象・清潔感の向上・好印象につながります。さらに、見せたい印象を叶えるために、メイクで適切な色や形に整えるのもおすすめです。

【眉毛のお手入れ方法】

  1. 眉頭の間・眉間の毛剃るもしくはカットする
  2. 眉尻下のムダ毛を剃るもしくはカットする
  3. 眉山の上のムダ毛を剃るもしくはカットする

【眉毛の描き方】

  1. スクリューブラシで毛流れを整え、素の眉の形や毛を活かす
  2. アイブロウペンシルで一本一本を描き足し、眉尻→中央→眉頭へと描いていく
  3. アイブロウマスカラで毛に色を付け、毛の流れを整える

眉メイクは、目の形を考慮しつつ、基本的にやわらかな印象に見えるアーチ眉が、可憐でやわらかなイメージのドレスとも好相性でおすすめです。

その他の眉の形でも問題はありませんが、眉山を強調した上がり眉は意志の強すぎる印象を与えてしまったり、下がり眉は頼りない印象を与えてしまうかもしれません。トレンドでもある平行眉も穏やかな印象になりますが、下げ気味になってしまうと下がり眉同様に弱々しく見えてしまうため、角度に注意しましょう。

眉の形を整えるときには、眉マスカラやスクリューブラシを使い、できるだけ素の眉の形や毛を活かすことで、より自然な仕上がりになります。また、アイブロウパウダーを使うときは、濃くなりすぎないよう、ふんわりとのせるように心がけてみてください。毛のない部分や極端に薄い部分には、アイブロウワックスで毛を上向きに整えながら描くと、目もとがはっきりとして印象的に仕上がります。

女性音楽家のプロフィール写真においては、華やかかつ洗練された印象が理想的です。トレンドの眉デザインやカラーよりも自然な形を心がけ、髪色にあわせたブラウンやグレーのアイブロウカラーを使用してみましょう。

眉の色眉の形与える印象
ブラウン・グレー
(髪色に近い、またはわずかに暗い色)
平行型自然な形で、どの顔立ちにもあわせやすい印象
ほんのり赤・ピンクみのあるカラーアーチ型エレガントで可憐でやわらかなイメージを与える。上品さを強調したいときにおすすめ。
ブラウン・グレー
(髪色に近い、またはわずかに暗い色)
直線眉自信をもっている印象、芯が通っているイメージ
色は問わない上がり眉、太めのストレート眉エネルギッシュな印象やポジティブなイメージ

【眉の描き方一例】
現在準備中です

アイメイクのポイント

目もとのポイントメイクは、写真に写る人物のイメージや印象をコントロールできます。女性音楽家の場合は、衣装のドレスやヘアセットにあわせて華やかにすることが大切ですので、普段のメイクや通常の宣材写真よりも濃いめの色を使います。

宣材写真のスタンダードなメイクとして、目もとはナチュラルで肌なじみのよいブラウンやベージュなどの色を使うことが多いですが、さらに華やかさをアップしたいときは、ラメやパールをプラスしたり、チークやリップの色味で調整したりするのがおすすめです。

また、目の印象を引き締める効果があるアイライナーの色は、目の印象を強調できるブラックやダークブラウンがおすすめです。その他のメイクパーツとバランスを考慮して太さや色を調整してみましょう。目尻を少し上げるように引くと、目力がアップして見えます。

マスカラはまつ毛を強調するために使いますが、ダマにならないよう丁寧に塗ることが重要です。ビューラーでまつ毛をカールさせ、長さを出すタイプのマスカラを使うと目もとがぱっちりと明るい印象になり、ボリュームタイプのマスカラは目元の印象が強調されます。

ドレスアップした姿で撮影する場合、衣装にあわせて華やかさをアップさせたいときは、つけまつ毛を用いるのもおすすめです。目の形にあうデザインや長さを選び、必要に応じてカットして使うとより自然に目もとになじみます。

【アイメイクの方法】

  1. アイシャドウベース・目もと用コンシーラー・アイシャドウを塗る
  2. まつ毛をビューラーでカールする
  3. アイラインを引く
  4. マスカラを塗る
  5. つけまつ毛を付ける(再びビューラーやアイラインを使う場合もある)

※状況ややりやすさを考慮し、順番が前後しても構いません。

アイシャドウを塗る前の土台作りは非常に大切です。
不要なファンデーションをオフしたり、アイシャドウベースを仕込むなどして、きちんとベースを整えることでアイシャドウが密着し、メイク崩れが気にならなくなり、よりきれいなアイメイクが仕上がります。

以下に、代表的な目もとのメイクに使えるコスメと使用目的をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。

【目もとのメイクに使えるコスメと使用目的例】

コスメ使用目的使用範囲
目もと用コンシーラーまぶたの色素沈着や血色の悪さなどが気になる部分をカバーするまぶた、目の下のクマなど
アイシャドウベースアイシャドウの発色をよくするまぶた、目のキワなど
アイシャドウ目もとの印象をコントロールするまぶた、目の周りなど
ビューラーまつ毛の角度を上げるまつ毛
マスカラまつ毛を印象的にするまつ毛
アイライン目もとを印象的にする目のキワ

チーク・シェーディング・ハイライトのポイント

チーク・シェーディング・ハイライトは、顔の骨格を強調し、立体感を出すための重要なアイテムです。とくに写真撮影では、照明によって肌の色やメイクが飛んでしまうことがあるため、これらをバランスよく使うことで、自然で健康的な印象になります。

【チーク・シェーディング・ハイライトまとめ】

アイテム使い方・選び方・期待できるメイクアップ効果
チーク・顔に血色感をプラスする
・チークは肌になじむ色を使い、血色を足す・アイシャドウやリップ、衣装と色味を揃える
シェーディング・陰影を助ける程度にほんのりと入れる・少しずつ、顔の輪郭を縁取るようにのせる
・ピンポイントに塗れるスティックタイプが便利
ハイライト・陰影を助ける程度にほんのりと入れる
・目頭や唇の上にのせると凹凸が際立つ
・ピンポイントに塗れるスティックタイプが便利

チーク・シェーディング・ハイライトには、さまざまな形状があります。
自分が使いやすいアイテムを事前に確認しておくことで、撮影当日のスムーズなメイクにつなげましょう。

【チーク・シェーディング・ハイライトの形状】

  • パウダー: 色の濃淡の調節がしやすく、ぼかしやすい
  • クリーム: 乾燥しにくく、つややかに仕上がる
  • リキッド: 密着力が高く、つややかに仕上がる
  • スティック: ピンポイントに塗布でき、微調整ができる

この記事では、とくに色の濃淡の調節がしやすく、扱いやすくておすすめのパウダータイプの使い方を紹介します。

パウダーチークの入れ方
  1. パウダーチークをブラシに含ませる
  2. 手の甲で一度軽く粉を落とし、ブラシに付いたチークを均一にする
  3. 大きめなブラシで、チークの基本的な位置にのせる
  • 可愛らしい印象: ニコッと笑ったときに頬の一番高くなるところ
  • 大人っぽい印象: こめかみにかけて、楕円形や斜めにのせる
シェーディングの入れ方
  1. シェーディングをブラシに含ませる
  2. 手の甲で一度軽く粉を落とし、ブラシに付いた粉を均一にする
  3. 顔の形にあわせてシェーディングの基本的な位置や、細く見せたい部分(輪郭やあごまわりなど)にのせる
ハイライトの入れ方
  1. ブラシにハイライトをなじませる
  2. 手の甲で一度軽く粉を落とし、ブラシに付いた粉を均一にする
  3. 顔の形にあわせてハイライトの基本的な位置や、立体的に見せたい部分(頬骨の高い位置・鼻筋・鼻先・あご先など)にのせる
チーク・シェーディング・ハイライト共通のポイント

チークやシェーディングは、写真に写ると見た目よりも色が目立ったり、反対に光の影響で見えづらくなるため、少しずつ塗って調整し、肌との境目はよくぼかしてみてください。
光を受けてツヤを放つハイライトは、適所に、かつ繊細に入れることで、より透明感を演出できます。

位置の決め方

光が当たる部分にハイライトを塗り、強調することで、顔が明るく見え、顔全体の立体感がアップします。このとき、適所に、かつ繊細に入れることでより華やかさを演出できますので、女性音楽家はぜひ取り入れてみてください。ハイライトの位置は、額の中央・頬骨の高い位置・鼻筋・唇の上・あご先など、顔の中で凸となる部分になります。

さらに、ドレスアップしている写真を撮影するときは、ボディにハイライトを施すのもおすすめです。凸になっている肩・デコルテ・鎖骨などにハイライトをプラスすることで、肌がより美しく見え、ドレス映えします。広い面積のときは、ラメ入りのボディオイルもおすすめです。

ただし、位置を間違えたり塗りすぎてしまうとテカリに見えてしまうので注意してください。控えめにメイクしたあと、撮影ときのライティングを確認し、カメラマンやヘアメイクさんに相談してプラスしていきましょう。写真撮影のためのハイライトの色は、肌なじみのよいシャンパンゴールドやパールホワイトがおすすめです。他のポイントメイクや衣装のドレス、ヘアカラーなどにあわせて色選びをしてみましょう。

チーク・シェーディング・ハイライトの位置は、顔のパーツの位置や輪郭の形にあわせることが重要である一方、トレンドにも影響を受ける部分です。これらを総合的に判断し、自分に似合う位置かつ古臭い印象にならない位置を心がけてみてください。

【チーク・シェーディング・ハイライト基本の位置】

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リップメイク

唇は顔の中でも印象的なパーツです。
リップメイクで唇にツヤや血色感を与えることで、顔全体が健康的な印象になります。婚活用の写真撮影にあわせたリップメイクをおこなう際は、以下の点に注意しましょう。

まず、リップメイク前の保湿は必須です。唇が乾燥していたり縦ジワが目立つとリップメイクの魅力が半減してしまいますので、しっかりと保湿することが大切です。

リップメイクの色選びにもこだわってみましょう。
通常の宣材写真では濃い色味の口紅は避けますが、女性音楽家のときははっきりとした色味を選ぶこともあります。自分自身に似合う色、あるいは華やかにメイクアップしたアイシャドウやチーク、衣装のドレスの色やトーンにあわせた色味で、バランスを取りながらリップメイクをしていきます。

唇の状態アイテム選びとポイント
唇の色が濃いときクリアタイプのグロスでツヤだけ足したり、クリアレッドやクリアイエローのグロスでほんのりと血色感をプラスしたりするのがおすすめ
血色感が薄いときリップ下地を使って口紅の発色をアップさせて、健康的に見せることも可能

また、リップメイクは色だけでなく塗り方によっても印象が変わります。たとえば、やわらかい印象にしたいときは、指にとってぽんぽんと唇にのせるとよいでしょう。
女性音楽家のプロフィール写真撮影においては、リップライナーや口紅をとったリップブラシでリップラインを描き、きちんと感を与えるのがおすすめです。

以上の点を考慮しながら、リップメイクは以下の手順で塗ってみましょう。

リップの塗り方の手順
  1. 唇を保湿しておく
  2. リップブラシに口紅を取り、手の甲などで筆先に含ませた口紅の量を調整する
  3. リップラインを描く
    ・上唇の口角から中央(唇の山)に向かって唇の縁を描く
    ・下唇の口角から中央(唇の一番暑い部分)に向かって縁を描く
    ・唇の山を自然な角度で描く
  4. リップラインの内側を埋めるように塗る
  5. ティッシュオフしてなじませる
  6. 唇の山の上にハイライトを入れる/軽くグロスを重ねる

唇は、適度なツヤがあると健康的に見えますが、グロスでツヤを出しすぎるとテカリに見えて不潔な印象を与えてしまいます。実際に見たときは気にならなくても、撮影ときのライトのフラッシュで不自然な光沢が出る場合もあるため注意が必要です。

また、唇に立体感を出すためにリップメイクとしてハイライトを施すこともあります。
そのときは唇の山の部分にほんの少しだけハイライトをのせて、唇に立体感を出してみてください。なお、唇にツヤがないと老けて見えることがあり、きらびやかなドレスとは質感のバランスが難しいため、女性音楽家のプロフィール写真撮影において、マットタイプのリップは避けたほうが無難です。

【写真用メイクにおすすめの色一例】

コーラルフレッシュな印象
ピンク可愛らしい印象
オレンジおしゃれな印象
ローズ系落ち着いた印象、女性らしい印象
ブラウン系落ち着いた印象、洗練された印象
ベージュ系落ち着いた印象、洗練された印象

髪型のセット

女性音楽家の髪型は、衣装やメイクにあわせて華やかさを演出することが重要です。
ノーセットは避け、巻き髪やハーフアップ、タイトにまとめるスタイルにアレンジをするのがおすすめです。髪飾りを使用するときは、顔の印象を妨げない程度にとどめましょう。

さらに、顔まわりの毛を耳にかけるとすっきりとした印象になります。片側だけフェイスラインを見せるスタイルも、華やかさを維持しながら上品な印象を与える効果がありますので、ぜひ取り入れてみてください。

【髪色や髪型が与える印象一例】

黒髪落ち着いた印象
暗い茶髪やわらかい印象
〈ショート・ミディアム・ロング〉ストレート清楚な印象
〈ミディアム・ロング〉軽い巻き髪やわらかい印象
〈ショート・ミディアム〉内巻き可愛らしい印象

プロのヘアメイクさんに相談する方法

音楽家のプロフィール写真では、ヘアメイクが重要なポイントです。ドレスやメイクにあわせて、全体のバランスを考慮しつつ、華やかさと上品さを意識したヘアセットを心がけましょう。

とくに演奏会やポスターの写真用のヘアメイクは、華やかな巻き髪やタイトにまとめた髪型が人気です。自分でおこなうのが難しいときは、プロのヘアメイクさんがいる写真館でヘアセットしてもらいましょう。

魅力的な表情のつくり方

音楽家のプロフィール写真では、表情とポーズが非常に重要です。
自然な笑顔・クールな表情・凛とした表情など、演奏会やコンサートのイメージにあわせたり、音楽家としての自信を表現する多様な表情を意識しましょう。

口もと

笑顔の写真を撮影するときは、口角をしっかりと上げることを意識しましょう。
女性音楽家の場合、口を閉じた笑顔でも構いませんが、口を開けて歯を見せる笑顔はより明るい印象を与えます。とくに上の歯が見える笑顔は美しい印象をつくりやすいです。このとき、頬の筋肉を上げるイメージで自然な笑顔を心がけてみてください。

数種類の笑顔のパターンで撮影してみて、演奏会などのイメージにあわせてベストショットを選ぶのもおすすめです。また、女性のときはリップメイクをすることが多いので、歯紅※をしないように撮影前に必ず確認しましょう。

※歯紅:口紅が歯に付いてしまっていること

目もと

目は、表情や感情がもっとも表れる部分です。
笑顔の写真は心から笑い、目もとにやわらかな表情をつくるように意識します。しかし、笑いすぎると目が細くなりすぎてしまうため、自然な笑顔を心がけて目の印象を保つように注意しましょう。

真剣な表情を求められるときであっても、力が入りすぎて表情がこわばらないように注意してください。カメラの向こうに観客がいるイメージで、自信のある表情や優しさを感じる表情をつくってみましょう。

また、メイクの乱れはレタッチで修正できますが、できれば撮影ときに実際のヘアメイクの状態を整えておくのが理想的です。撮影当日は、とくにマスカラやアイラインの乱れがないか鏡や写真で確認してから撮影にのぞみましょう。

顔の角度

顔の輪郭は、角度によって見え方が大きく変わります。とくに女性音楽家のときは、ハーフアップやまとめ髪をするとフェイスラインが気になることがあるという声も耳にしますが、顔の向きや角度を調整するテクニックである程度カバーできます。本来の輪郭を活かしながら、すっきりと見える角度を探してみましょう。

撮影のときはカメラのレンズをしっかり捉え、自然な姿勢で立ち、体の向きにあわせて顔の角度を調整することが大切です。このとき、あごを引きすぎないように注意し、自然に前を向いた状態でほんの少しだけあごを引くと、顔がすっきりと見えます。

【顔の輪郭をすっきりと見せる方法】

  1. リラックスしてカメラの前に立つ
  2. 目でカメラのレンズを捉える
  3. 体の向きにあわせて顔の角度を調整する
  4. 普段の姿勢や癖に注意し、少しだけ顎を引く

撮影本番で自然な笑顔をつくるために

慣れない写真撮影の環境や、初対面のカメラマンに対しては、誰しもが緊張するものです。
普段から注目を浴びる機会が多い音楽家であっても、カメラに笑顔を向けるのは舞台に立つときとは違う緊張感があるかもしれません。音楽家のプロフィール写真としてふさわしい表情をつくるコツを押さえて、事前に練習することで自然な表情づくりを実現してみましょう。

まず、自然な表情をつくり出すためには、自分の表情を自分で確認することが大切です。この記事で紹介したステップを参考に、ご自宅の鏡の前で練習してみてください。次に、自撮りをして第三者目線で自分がどのように写っているのか、表情をチェックします。自分の写真がどのように見えるのかを客観的に把握することで、自然な笑顔をより意識的につくることにつながります。

さらに、写真撮影はカメラマンとリラックスした雰囲気をつくることも大切です。撮影前に軽く会話を交わし、緊張をほぐすことで表情がつくりやすくなります。また、撮影中にリラックスするための方法として、深呼吸をしたり、軽くストレッチをしたりするのも効果的です。リラックスした状態で撮影にのぞむことで、自然な表情が引き出されやすくなりますので、ぜひ取り入れてみてください。

音楽家として明るい雰囲気や豊かな表現力が伝わるように、表情の練習をしたり当日もリラックスすることを意識したりすることで、緊張せずに撮影にのぞんでください。

ドレスアップにふさわしいポーズをとる

プロフィール写真で全身を写す場合、姿勢が全体の印象を左右します。

特に女性音楽家の場合は、ドレスアップした姿や、小道具を活かすポーズを意識することが大切です。以下の手順で姿勢を正し、女性らしく写ることを意識してみましょう。

【女性のポーズのとり方】

  1. 足は閉じ、カメラに対して斜めに立つ
  2. 利き顔をカメラに向ける(体の向きと揃える)
  3. カメラに向けた足のかかとは、反対の足の土踏まずに付ける
  4. 胸を張り、背筋を伸ばす
  5. お腹に力を入れる

女性のとき、カメラに対して体を斜に構えると、ボディラインを伝えやすく、細く見せることもできます。撮影の際は顔・体・足先の向きをあわせ、自然に左右のどちらかに向けましょう。このとき、利き顔をカメラに向けたり、顔だけ正面を向くのも問題ありません。

足元はドレスにあわせてヒール靴を履くとスタイルアップして見えます。ポージングやスカート丈により靴のデザインがはっきりと映るときもあるので、ドレスとのコーディネートを意識したり、足のそろえ方にも注意しましょう。普段演奏会などでパンプスを着用しても構いませんが、靴の汚れは目立ちやすいため、きれいに手入れをするか、撮影用に新調することをおすすめします。

さらに、可憐でやわらかなイメージは手の位置や動きからもアピールできます。指先をそろえてお腹の前で重ねると上品に見えますが、位置が高すぎると不自然になるので注意してください。肘は体から少し離し、ウエストと肘の間に空間をつくると、ボディラインが美しく見えます。

楽器をもち演奏しているような姿や、歌手であれば歌っているような躍動感のあるポーズを取り入れると、より音楽家らしさが際立ちます。このとき、姿勢が悪いと華やかさが半減したり、ドレスアップしているぶん猫背が目立ってしまったりするので注意してください。どのポーズでも、背筋を伸ばして自信に満ちた姿勢を心がけることで、華やかで印象的な写真に仕上がります。

撮影のためのポーズは、事前に全身鏡で練習したり、自撮りして確認したりすることをおすすめします。練習を重ねることで、自分にもっとも似合うポーズを見つけ、自信をもって撮影にのぞめるでしょう。

レタッチで自然に仕上げる

撮影した写真は、「レタッチ」と呼ばれる軽微な修正をおこないます。
たとえば、メイクで隠しきれなかった一時的なニキビや、明るい背景で目立ってしまう頭頂部の短い毛などをレタッチで消すことが可能です。音楽家の場合、楽器についたホコリなども消すことができます。

ただし、体型・輪郭・目の大きさなどを大幅に修正すると、実物との差が生まれてしまいます。できれば理想の姿を実現したいとは思いますが、プロフィールにおいて大幅な写真の修正は好まれませんし、必要もありません。それどころか、実際に対面したときに写真との差があると、信頼感を失う恐れがあります。

とくに女性は、肌の気になる部分のカバーや「目を大きく見せたい」といった要望が多いですが、これらは可能な限りメイクアップで対応するようにしてください。一時的な肌トラブルや、どうしても消せないシミ・シワ・そばかすなどは、不自然にならない程度にレタッチをおこなうことも可能です。完璧な写真や理想的な写真を目指すと、さまざまな箇所をしっかりと直したくなってしまうものですが、修正は最小限にとどめ、本来の魅力を引き立たせる程度のレタッチにとどめてください。

レタッチはできるだけプロに依頼することをおすすめします。自分でおこなうと、どの程度が適切なのか判断が難しいときもありますが、プロは自然に見えるレタッチ技術をもっています。信頼できるプロのカメラマンやレタッチ専門家に依頼することで、自然で魅力的なプロフィール写真を撮影できるでしょう。

撮影時のQ&A

ここからは、撮影するときに寄せられる音楽家のプロフィール写真ならではの疑問にお答えします。

楽器は持って撮影してもよい?

楽器をもったプロフィール写真の撮影は音楽家ならではです。
音楽家としてのプロフェッショナルな印象を強調するために非常に効果的なため、ぜひ取り入れたい要素といえるでしょう。

ただし、楽器の位置や持ち方がもっとも重要となるため、とくに反射しやすい部分があるときは、カメラマンと事前に相談してください。適切なポジショニングを心がけ、よりよい写真に仕上げてください。

撮影するとき、メガネはどうする?

日頃からメガネをかけているとき、プロフィール写真の撮影においてもメガネをかけて撮影することを想定している人が多いです。

実際の撮影では、メガネをかけていてもまったく問題はありません。しかし、光の反射によってメガネの全体や一部が光って、目もとが見えにくくなってしまうときがあります。そのときはプロフィール写真として使用できないため、撮り直しが必要です。

メガネが反射しないように撮影するためには、カメラの位置・照明の位置・顔の向き・角度などを微調整する必要があります。こういった配慮もセルフ撮影では難しいため、やはりプロに依頼したほうがよいでしょう。プロのカメラマンは照明やカメラの位置を的確に調整し、最適な角度で撮影してくれるので、安心して任せられます。

音楽家として印象を残すプロフィール写真を撮ろう

音楽家のプロフィール写真は、あなたの活動や演奏の魅力を視覚的に伝える重要な要素です。
第一印象を最大限に引き上げ、華やかさや上品さを表現しつつ、楽器・衣装・ヘアメイク・表情・ポージングなどに気を配りながら撮影するためにも、プロのカメラマンがいる写真館での撮影がおすすめです。演奏会やポスターにふさわしい、クオリティの高い写真を目指してください。