宣材写真の発注前の注意事項_アイキャッチ

発注前に要確認!宣材撮影をプロに依頼する時の注意事項を徹底解説

宣材写真は見た人にあなたの魅力を伝える大切なツールです。

だからこそ、宣材撮影は十分に準備をして、万全な状態で臨めるように、事前準備の段階で依頼する時に注意すべきポイントを確認しておく必要があります。

この記事では、プロのカメラマン・ヘアメイク・スタイリストまたは撮影スタジオや写真館などに宣材撮影を依頼する時に確認しておきたい事項や、撮影前に決めておきたいことなどをリストにしてまとめました。

理想の写真を撮るために、スムーズな撮影の実現のためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。


宣材写真とは

宣材写真とは、宣伝材料写真の略語で、芸能活動をしている人やこれから芸能活動をしたいと考えている人にとって、セルフブランディングに欠かすことができないツールです。
しかし、最近ではビジネスや婚活などにおいて、一般の人にも活用されることも増えてきました。

このような「宣材写真」の役目は、被写体の魅力や雰囲気などの特徴を最大限に引き出し、見た人にそれを伝えることにあります

そのため、日常生活の中で気軽に撮影されるスナップ写真とは異なり、被写体の身なりや撮影環境などを整えるなどの万全の準備をして、「どのような写真を撮りたいか」目的を明確にしたうえで撮影をおこないます

以下の記事では、宣材写真についてのより詳しい解説と、宣材写真が実際にどのようなシーンで活用されているかをご紹介しています。

宣材写真とは:宣材写真ってなに?アー写との違いや用途、撮り方を徹底解説!:現在準備中です

宣材写真が活用されるシーン:より“自分らしさ”をアピールできる!宣材写真を用意するメリット・デメリット」:現在準備中です

宣材写真の撮影方法

宣材写真を用意するには、自分で撮影(自撮り)する方法と、カメラマンやヘアメイクなど、それぞれの分野のプロに依頼する方法のふたつがあります。

どちらの撮影方法にもメリットとデメリットがありますので、自分の求めている宣材写真の用途や目的に合わせて、適切に選択をするようにしましょう。

この記事では、それぞれの撮影方法の特徴や、メリット・デメリットなどに触れながら、皆さんが適切な撮影方法を選ぶための手助けになる情報を載せています。

特に、初めて宣材を撮る人にとっては、撮影方法の選定が重要な”第一歩”になりますので、ぜひ参考にしてください

まずは、自分で用意する場合の注意事項をみてみましょう。

自分で用意する場合

  • 宣材撮影の準備から完成まで関するたしかな知識・情報・技術が必要
  • カメラ・ストロボ・背景紙など、宣材撮影のための機材が必要
  • ヘアメイク・衣装・撮影・レタッチなどが第三者目線でされること

例えば、事前準備は、場所の確保・当日のヘアメイク・衣装などが必須です

それだけではなく、撮影に使うカメラ・ストロボ・背景紙など、宣材撮影のための機材調達に至るまでをおこない、それらを扱う技術も習得する必要があります。

さらに、宣材写真は、撮影後に「レタッチ」という写真の明暗を調整したり、一時的なニキビ跡を消すなど軽微な修正をおこないますので、この場合に使う技術も必要になるでしょう。

そして、宣材写真を用意する目的は、その写真を第三者に見せて自分を宣伝すること、自分に好印象を抱いてもらうことにあるため、被写体のヘアメイク・衣装・撮影・レタッチなどは、自分の好みやクセに偏ることなく、第三者の視点でおこなわれることが重要です

しかし、上記のような重要なポイントをすべておさえたうえで、宣材写真を自撮りで用意するのは非常に難しく、それぞれの用意に時間もかかってしまうため、宣材写真ドットコムでは、それぞれのプロもしくは撮影スタジオや写真館に依頼することをおすすめしています。

以下の記事では、宣材写真の撮影をプロに依頼するメリット・デメリット・探し方についてまとめてご紹介しています。
「宣材写真を“プロ”に依頼!カメラマン・スタジオ、・ヘアメイク・衣装の探し方」:現在準備中です

プロに依頼する場合

宣材写真をプロに依頼する場合は、カメラマン・ヘアメイク・スタイリングを別々に頼むパターンと、撮影スタジオや写真館に依頼するパターンがあります。

プロに依頼する場合、共通して確認すべきことは以下の通りです。

プロに撮影を依頼する際の注意点

  • 用途と目的:自分の宣材写真の用途と目的を伝える
  • カメラマンや撮影スタジオの選定:自分の希望する写真を撮ってもらえるのかを確認する
  • ヘアメイクや衣装:自分が表現したい雰囲気を実現できるのかを確認する
  • 依頼料金:撮影料の他に、交通費の有無やオプションの内容と料金なども確認する
  • 予算:自分の予算内で撮影がおこなえるかを判断する
  • 料金形態:見積もりなどで提案された料金を、相場金額と比較することを忘れずに

宣材写真の目的を達成するため、プロに依頼する際に「自分の撮りたい写真を撮ってもらえるか」を確認するのは大変重要なポイントとなります

せっかく宣材撮影したのにも関わらず、「イメージと違った」などといった後悔をしないためにも、自分の宣材の用途や目的を明確にし、依頼先に共有できるように準備をしておきましょう。

また、撮影に掛かる料金を事前に調べておくことも大切です

サービスによっては、基本の撮影料金の他にも、交通費やヘアメイクなどの各種オプション料金など、思わぬ所で料金が発生する場合があります。

一概に「料金が高ければ理想の写真が撮れる」ということはありませんので、自分の予算に合わせて依頼先を絞りましょう

初めての人は、無理に高すぎる価格帯の依頼先にする必要はなく、具体的な相場金額と比較し、ご自身の予算の範囲で、理想に近いサービスを検討することをおすすめします。

以下の記事では、宣材撮影に関する費用についてまとめてご紹介しています。

「宣材写真撮影はいくらかかる?費用・相場・発注時の注意事項を確認」:現在準備中です

それでは、宣材写真をそれぞれのプロに依頼する際に注意すべきポイントをご紹介します。

1.カメラマンに依頼する時に確認すること

宣材写真を撮影するカメラマンの写真のイメージ

宣材撮影をプロのカメラマンに依頼する場合は、以下のことに注意しましょう。

  • どのような写真が撮れるのか、カメラマンが得意とする雰囲気を確認する
  • 画像編集の有無やレタッチの希望範囲を伝え、可能かどうかを確認する
  • 希望納期を伝える
  • 撮影の際に意識してほしいこと・希望のアングル・絶対に撮ってほしい瞬間などを伝える
  • 完成物の受け取り方と納品物のフォーマットを確認する
  • 撮影したデータは全カットもらえるのか、数カットのみの提供なのかを確認する

プロのカメラマンに依頼する際は、その人がどのような写真を撮る技術があるのか、その人の撮る写真にはどのような個性や雰囲気があるのかを確認しましょう

SNSや作品集などでカメラマンの得意とする雰囲気を見てみたり、自分の希望している宣材写真のイメージを伝えて、理想とするイメージの撮影が可能であるかを確認することで、実際の完成物のクオリティや宣材撮影の満足度を上げることができます。

またカメラマンに意識してほしいこと・希望のアングル・撮影してほしい瞬間などを事前に伝えることが重要です

カメラマンは撮影に向けて適切な準備ができるため、望み通りの写真を撮ることができます。

また、撮影した写真の編集の有無やレタッチの希望範囲を伝え、可能であるかどうかを事前に確認することも大切です。

多くの宣材撮影はレタッチを含みますが、カメラマンによってはオプションで追加料金になることもあります

よくある事例としては、明るさや色味の補正は料金内で対応し、肌のシワやシミ消しなど細かな修正は、オプションで追加料金が加算される場合もあります。

レタッチの作業は具体的に何を補正・修正してほしいのか、事前にしっかりと要望を伝えておきましょう

そして、宣材写真は特定の目的や用途に合わせて使用されることが多く、例えば、芸能活動のオーディション・ビジネスシーン・婚活などがあげられます。

これらの場合、写真を使用する日や時期もはっきりしていることが一般的です。

前述した通り、宣材写真は撮影をするだけでは終わらず、撮影後にレタッチなどの作業もあるため、依頼時点で希望納期を伝えて納品が可能かを確認することにより、必要な時に写真が揃わなかったというようなアクシデントを防ぐことにつながります

最後に、写真の受け取り方と納品物のフォーマットを確認しましょう。

納品物の形式は、データファイルとプリントがあげられますので、自分の使い方に合わせて指定し、カメラマンに伝えましょう。

デジタルデータの場合は、ファイル形式やサイズを、プリントの場合は紙の種類やサイズを指定することが大切です。

事前に決めておくことで、スムーズに受け取ってすぐに活用することができますよ。

また、撮影データはどれだけの枚数を受け取れるのかも確認するようにしましょう。

宣材撮影は、数十枚から数百枚撮影される中から、最終的には数枚を選んで納品されるため、撮影されたすべてのデータを受け取ることができるのか、それともカメラマンに選ばれた数枚だけなのかを事前に確認しましょう。

この時、「必要な写真だけあればよい」と思うかもしれませんが、撮影された様々な写真を見ることで、自分の表情やポーズを振り返り、次回の撮影に活かすことも可能です。

特に、プリントで納品してもらう場合は、デジタルデータも一緒に受け取り、大切に保存しておくことをおすすめします。

以下の記事では、宣材写真のデータ保存や管理方法に関してまとめてご紹介しています。

「失敗しないための「宣材写真」の撮り方!撮るまでの流れと気をつけたいポイントをプロが伝授」:現在準備中です

2.ヘアメイクを依頼する際に確認すること

メイクをされる女性_ヘアメイクの現場イメージ

宣材撮影のヘアセットやメイクをプロのヘアメイクに依頼する場合は、以下のことに注意しましょう。

  • ヘアメイクの得意とする雰囲気を事前に確認する
  • ヘアセットのみ、メイクのみなのか、どちらも一緒に頼めるのかを確認する
  • 自分の希望するヘアメイクのスタイルや避けたいポイントを伝える
  • 使ってほしい化粧品・色・アクセサリーがある場合は伝える
  • 自分の化粧品を使うのか、ヘアメイクの持ち物を使うのかを確認する

宣材写真を撮る際、ヘアメイクの選び方はとても重要です。

プロのヘアメイクに依頼する際は、その人の得意なスタイルや雰囲気を確認しましょう。

SNSやポートフォリオを見ることで、その人の特徴やスキルが理解できます。

自分の希望している宣材写真のイメージとヘアメイクのスタイルを照らし合わせて、自分が理想とする仕上がりを目指しましょう。

宣材撮影は、撮影の目的によって求められるヘアメイクのスタイルが異なるため、オーディション・ビジネス・婚活など、自分のニーズに合ったヘアメイクを選ぶことが大切です

また、ヘアメイクはヘアセットとメイクの両方をひとりでおこなう人もいれば、人によってはヘアセットのみ・メイクのみという人もいます。

依頼を検討しているヘアメイクがどのサービスを提供しているのかを確認し、必要に応じて別のプロを手配することも考えましょう。

また、ヘアメイクには、自分の希望するスタイルや避けたいポイントを事前に伝えることが重要です

髪型のスタイルや前髪の有無、顔周りのスタイリングなど、細かい部分まで伝えることで、自分らしさを最大限に引き出すことができます。

そして、使用する化粧品やアクセサリーについても事前に相談をするようにしましょう。

自分の化粧品を使うのか、ヘアメイクの持ち物を使うのかも確認することが大切です。

特に、アレルギーの不安がある場合は、事前に伝えて確認することで、撮影当日に予定していた化粧品が使えないといった自体を防ぐことができます

これらの不安要素は事前に相談し、当日はスムーズ にトラブルなく撮影ができるように準備しましょう。

3.スタイリングを依頼する時に確認すること

洋服を選ぶ女性_スタイリストの現場イメージ

宣材撮影の衣装のスタイリングをプロのスタイリストに依頼する場合は、以下のことに注意しましょう。

  • どのようなスタイリングができるのか、得意とする雰囲気を確認する
  • 私服から選んでもらえるのか、服をレンタルしてもらえるのか、購入する必要があるのかを確認する
  • スタイリングの際に意識してほしいこと・やってほしいこと・やってほしくないことを伝える
  • 使いたいアイテム・色柄・小物などがある場合は伝える

プロのスタイリストに依頼する際は、その人がどのようなスタイリングを得意とするのか、個性や雰囲気を確認しましょう。

カメラマンやヘアメイクに依頼する時と同様に、その人のSNSや作品集などを見てみると、過去の作品からその人が得意とする雰囲気を確認することができます。

そして、スタイリングを依頼する際には、自分の私服から選んでもらえるのか、服を一時的に貸出してもらえるのか、すべて購入する必要があるのかなどを確認しましょう

この時、必要なアイテムをすべて自分の私服から選ぶことができない場合は、購入することも考えなくてはなりません。

全身の服を揃えると費用がかかってしまうので、自分の手持ちの服から活用できるものがないかなどをよく相談してみてくださいね。

さらに、スタイリングの際に意識してほしいこと・やってほしいこと・やってほしくないことは、必ず伝えるようにしましょう

例えば、体にコンプレックスがある場合、基本的に宣材写真はその人の等身大を写すものなので完全に隠すことは難しいですが、目立たないような服装を選び、カバーする見せ方をすることは可能です。

また、使いたいアイテム・色柄・小物などがある場合も、事前に伝えることで、自分に似合うかどうかの判断を仰げたり、そのアイテムをベースにコーディネートを組んでもらえますよ。

このように、似合うものを選ぶだけでなく、どのように見せたいのかも相談できるのがプロのスタイリストなので、理想とするイメージとともに不安な部分なども相談してみてくださいね。

撮影スタジオや写真館での撮影で確認するポイント

撮影スタジオと撮影機材の写真

宣材写真をスタジオや写真館で撮る際は、以下のポイントに注意してください。

大事なポイントを絞って紹介しますので、すべてがクリアになるように心がけましょう。

  1. スタジオの特徴を理解する
    スタジオが得意とする撮影スタイルや雰囲気を確認しましょう。
  2. 専属スタッフの有無を確認
    スタジオに専属のカメラマン、ヘアメイク、スタイリストがいるか、または自分で手配する必要があるかを確認してください。
  3. 撮影ルールを把握する
    スタジオの利用規則、撮影可能な内容、NG内容を事前に確認しましょう。
  4. 機材や小物の利用可能性を確認
    スタジオで利用できる機材や小物についても把握しておくと便利です。
  5. 画像編集の希望を伝える
    編集やレタッチの希望を事前に伝え、可能かどうかを確認してください。
  6. 納期と撮影の希望を伝える
    希望の納期や撮影時の特別な要望を伝えましょう。
  7. 納品形式を確認
    完成した写真の受け取り方とフォーマットを確認し、自分のニーズに合った形式で受け取れるようにしましょう。
  8. 撮影データの受け取り範囲を確認
    撮影された全データを受け取れるのか、指定された枚数のみ受け取れるのかを確認し、必要に応じて追加料金の有無も確認してください。

撮影スタジオを利用する際は、これらのポイントをしっかりと把握し、準備することを心がけてみてください。

宣材写真はあなたの魅力を引き出す大切なツールです。

プロの手を借りて、最高の一枚を残すために、これらの準備を忘れずにおこないましょう。

以下の記事では、撮影後のデータ保存方法や管理方法に関してまとめてご紹介しています。

「失敗しないための「宣材写真」の撮り方!撮るまでの流れと気をつけたいポイントをプロが伝授」:現在準備中です

写真館で撮影する時に確認すること

撮影スタジオや写真館のイメージ
  • 写真館の利用料
  • どのような写真が撮れるのか、写真館が得意とする雰囲気を確認する
  • 写真館専属のヘアメイク・スタイリストはいるのか、持ち込みは可能なのかを確認する
  • 撮影可能な内容と撮影NGの内容を確認する
  • 使える小物はどのようなものがあるのかを確認する
  • 画像編集の有無やレタッチの希望範囲を伝え、可能かどうかを確認する
  • 希望納期を伝える
  • 撮影の際に意識してほしいこと・希望のアングル・絶対に撮ってほしい瞬間を伝える
  • 完成物の受け取り方と納品物のフォーマットを確認する
  • 撮影したデータはどこまでもらえるのかを確認する

写真館には、撮影に必要な機材が揃っており、それらを扱える専属のカメラマンがいるので、場所とカメラマンの確保ができることとなります。

しかし、ヘアメイク・スタイリスト・レンタル衣装は写真館によって異なるので、それらの有無とそれぞれの利用料金は事前の確認が必要です。

写真館は、このような形式を取っているため、カメラマンや機材の持ち込みは不可とするところが多く、ヘアメイク・スタイリング・衣装に関しても、撮影前に準備を整えるようにとされているところもあります

事前にしっかりと確認しましょう。

写真館によっては、カメラマンと機材だけでなく、ヘアメイク・スタイリスト・レンタル衣装など、撮影に必要な要素がすべて揃っているところも多くありますので、手配を楽にしたい人や時短したい人におすすめです。

そして、写真館にも撮影スタジオ同様にそれぞれに利用時のルールや決まりがあります

このルールや決まりも写真館によるのですが、写真館は撮影可能な内容が決まっている場合が多く、撮影したい内容がNGとなる場合もあるので、事前に詳細を伝え、自分の理想とする撮影が可能なのかを確認してくださいね。

このような確認をしたうえで、写真館で撮影することになった場合にも、完成した宣材写真の受け取り方・納品物のフォーマット・撮影データの受け取り可否を必ず確認するようにしてください

まず、納品物としてのフォーマットを、データ形式か印刷した現像物とするかは、自分が宣材写真を活用する用途や目的に合わせて選ぶようにしましょう。

この時、それぞれのサイズだけではなく、データであれば形式を、印刷物であれば素材や様式を、自分の宣材写真の用途や目的に合わせて指定し、対応可能かどうかを確認することが大切です。

そして、撮影データはどこまで受け取ることができるのかも事前に確認しておきましょう。

宣材撮影は、一回の撮影で何十枚〜何百枚撮影し、その中から事前に決めたカット数に合わせた写真が納品されるので、自分から申し出ないと撮影データを受け取れない場合もあります。

「目的と用途がはっきりしているから、活用予定の枚数以外は必要ない」「自分の活用方法は印刷物なのでデータは必要ない」と思う人も多いかもしれません。

しかし、納品物として採用されなかった写真を活用する場面があるかもしれませんし、今後の宣材写真をより良いものにアップデートしていくための資料にすることもできますので、撮影データはぜひ受け取るようにしてくださいね。

このような観点から、納品されなかった写真以外の撮影データを受け取ることができるのかを確認することはとても大切です

撮影データをもらえる場合は、撮影枚数のうちから写真館に指定された枚数のみを選択して受け取ることができるのかを確認し、可能であればすべてのデータをもらうようにしてください

宣材写真の納品物とは別に撮影データを受け取る場合は、有料のオプションとして追加料金が発生する場合があります。

その場合も、データの枚数やデータの形式によっても料金が異なる場合があるので、その点も確認しておきましょう。

こうして受け取った宣材写真のデータは、必要な時にすぐ活用できるように、適切に保存や管理しておくことをおすすめします。

以下の記事では、宣材写真のデータ保存や管理方法に関してまとめてご紹介しています。

「失敗しないための「宣材写真」の撮り方!撮るまでの流れと気をつけたいポイントをプロが伝授」:現在準備中です

撮影依頼をする方法

宣材写真をプロのカメラマン・ヘアメイク・スタイリストまたは撮影スタジオや写真館に依頼する場合は、以下のような方法があげられます。

  • 知人に紹介してもらう
  • Googleなどので検索エンジンで検索する
  • InstagramやX(Twitter)などのSNSで検索する
  • 各種における専用の検索サイトやマッチングサービスを利用する

このような検索方法で、自分の理想とする宣材写真が叶えられそうな方法を選んでみてくださいね。

また、撮影の依頼方法は依頼先によって異なります。

Googleや個々のホームページなどから見つけた場合は、メールや電話を使い、SNS・検索サイト・マッチングサービスで見つけた場合は、専用の問い合わせツールやDM(ダイレクトメッセージ)で問い合わせをしてみましょう。

以下の記事では、宣材撮影の依頼先の探し方と依頼方法を詳しくご紹介しています。
失敗しないための「宣材写真」の撮り方!撮るまでの流れと気をつけたいポイントをプロが伝授:現在準備中です

★依頼用フォーマット

宣材写真をプロに依頼する時に簡単で使いやすいフォーマットをご紹介します。

このフォーマットに沿って必要事項を埋めていくだけで、依頼先に伝えるべき内容を揃えることができますので、ぜひコピーしてご活用ください。

  • 基本情報
    名前
    年齢
    住所
    連絡先
  • 撮影日時
    希望日時(第3希望くらいまで書くと調整がしやすいです。)
  • 撮影場所
    住所や場所の詳細情報(例:最寄り駅からの距離、徒歩◯分)
    室内なのか、ロケーション撮影なのか
  • 宣材写真の用途・目的
    用途(例:オーディション、ビジネスプロフィール、SNS用など)
    公開先(例:ウェブサイト、SNS、ポートフォリオなど)
  • 撮影内容とイメージ
    撮影内容の詳細
    希望するイメージやスタイル
  • 小道具や機材について
    持ち込みたい小道具
    必要な機材(特に指定がある場合)
  • 当日の参加人数
    被写体の人数
    ヘアメイクやスタイリストなどスタッフ側の人数

さらに、上記に加え、以下も決めておくとよいでしょう。

  • 撮影のスタイルやテーマ
  • 衣装やメイクの方向性
  • 特定のポーズや表情のリクエスト
  • 編集やレタッチの希望
  • 納品形式と納期

これらの情報を整理しておくことで、自分が望む宣材写真を効率的に、そして、スムーズに撮影することができます。

プロに撮影を依頼する際も、自分で撮影する際も、このチェックリストを活用して、素敵な宣材写真を撮影しましょう!

自撮りでもプロに依頼する場合でも、決めておくべきこと

宣材写真を撮る際、自分で撮影するかプロに依頼するかに関わらず、事前に決めておくべき重要なポイントがあります。

宣材写真は、自分のことを伝えるという目的を持った重要な手段ですので、撮影する写真の種類やスタイルを明確にすることが必要です。

特に、プロに撮影を依頼する場合は、カメラマン・ヘアメイク・スタイリスト、そして撮影スタジオや写真館のスタッフとあなたの望むイメージを共有することが大切です

自分のイメージしている宣材写真や撮影内容をできるだけ詳しく伝えることで、理想とする仕上がりに近づけることができます。

また、撮りたい写真のイメージをしっかりと固めておくことは、自撮りをする場合でも重要です

これからご紹介する6つのポイントを撮影の準備段階やプロに依頼する前に決めておくことで、撮影がスムーズに進み、目的を達成するための宣材写真を撮影することにつながるでしょう。

自撮りをする場合にも活用できますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1.撮りたいイメージをかためておく

宣材写真はあなたを表現するためのツールであり、撮影の目的に応じて、見る人に与える印象を考慮する必要があります。

だからこそ、宣材写真を撮る際、撮りたいイメージを具体化することは非常に重要です。

例えば、芸能関係のオーディションは、顔やスタイルを等身大で伝えることが求められます。

婚活シーンでは、異性に好印象を与える雰囲気の写真を、ビジネスシーンでは、信頼感を醸し出す写真や、実際の仕事を連想させる写真を撮るのがよいでしょう。

撮影する宣材写真の用途や目的に合わせて「このような写真が撮りたい!」という自分のイメージを膨らませておくことで、目的を達成するための写真を撮ることができます

また、この準備は撮影をスムーズに進めるのにも役立ちます。

チェックポイント

  • 用途と目的:今回撮影する宣材写真は何に使う予定ですか?その目的は何ですか?
  • 対象者:この写真は誰に見せるものですか?どのように使われますか?
  • 雰囲気: どのような雰囲気で写真を撮りたいですか?
  • 印象: 見た人にどのような印象を持ってもらいたいですか?

以下の記事では、撮りたい写真を叶えるためにおさえておきたいポイントをご紹介しています。

「より“自分らしさ”をアピールできる!宣材写真を用意するメリット・デメリット」:現在準備中です

2.必須なカット・ポーズ・表情を確認しておく

宣材写真に必須なカット・ポーズ・表情の見本 _4種類の写真2

宣材写真を撮影する際、必要なカット数・ポーズ・表情を事前に確認しておくことが重要です

ここでいう「カット」とは、写真の枚数のことで、用途や目的に合わせて、どのようなカットが必要なのかを確認する必要があります。

また、必要な写真は、バストアップ(上半身)写真なのか、全身写真なのか、それぞれ何枚必要なのかも明確にしておきましょう

例えば、芸能関係のオーディションでは、顔やスタイルを正確に伝える必要があり、正面を向いた写真が求められます。

婚活シーンでは、好印象を与える笑顔の写真が重要です。ビジネスシーンでは、信頼感やプロフェショナルなイメージを打ち出すことが重要となります。

用途や目的に合わせて、バストアップ写真や全身写真も、撮影する際のポーズや表情を決めておくと良いでしょう。

チェックポイント

  • バストアップ写真: 必要な枚数はいくつですか?
  • 全身写真: 必要な枚数はいくつですか?
  • その他の写真: 添付する追加の写真はありますか?その枚数は?
  • ポーズと表情: 各写真でどのようなポーズや表情を取る予定ですか?

以下の記事では、用途に合わせた必要なカット数や自分らしさをアピールする時の表情について詳しく解説しています。

用途に合わせた必要なカット数について:「宣材写真を撮るのにいくらかかる?気になる費用や相場が知りたい!発注時の注意事項も」:現在準備中です

表情について:「自分らしさ”や“好印象度”がアップ!こだわりたい宣材写真を撮る時の表情」:現在準備中です

3.意識してほしいことをふまえ、やってほしいこととやってほしくないことを明確にしておく

「ヘアメイクやスタイリストに依頼する時に気をつけたいこと」でもご紹介しましたが、プロに依頼する際、自分のイメージした仕上がりを叶えるためには、やってほしいこと、やってほしくないことを明確にして伝えましょう。

特にヘアメイクでは、施されたヘアセットやメイクが、写真の印象を大きく左右します。

本来の目的にそぐわなかったり、自分らしさを失ったり、望まない雰囲気になるのを防ぐため、「どのようなヘアメイクをしたいか」具体的な希望を伝えるようにしましょう

また、化粧品やメイクツールの素材や原料にアレルギーの心配がある場合、ヘアセットやメイクは使い慣れた自分の持ち物でしてもらうことをおすすめします

宣材写真をプロに依頼をするのであれば、自分らしさやこだわり要素も入れて「宣材写真を撮ってよかった!」と思える撮影を目指しましょう。

【髪型】

  • ダウンヘアかアップヘアかを選ぶ。
  • 前髪の有無を決める。
  • 顔周りのスタイリングの希望を伝える。

【メイク】

  • 好みの色や避けたい色を伝える
  • カバーしたい部分を伝える
  • 使うアイテムは自前か?ヘアメイクの持ち物か決める。(アレルギーがある場合は、特に注意する。)

【アングル】

  • 基本的に正面の撮影をおこなうが、顔や体の向きの微調整についても相談する
  • 利き顔や希望の向きがある場合は伝えておく

【衣装について】

  • オーディション用の場合は、指定の服装などがあれば伝えておく
  • 服装の指定がない場合も、宣材写真に適した衣装の色や形、パンツ派かスカート派などの希望を伝えておく

以下では、宣材撮影にかかる費用について詳しく解説しています。

宣材写真撮影はいくらかかる?費用・相場・発注時の注意事項を確認:現在準備中です

4.撮影にいくらかかるのか?実際の料金を確認しておく

Priceボードと人形

宣材撮影の依頼にかかる費用を事前に確認することは、撮影計画を立てるうえで非常に重要です

撮影料金に交通費は含まれているのか、希望する撮影は基本料金内で可能なのか、別途オプションが必要になるのかなど、実際にかかる費用を明確にし、納得してから依頼をするようにしましょう。

ただし、料金が高ければいいというわけでもなく、反対に安すぎる場合は仕上がりのクオリティが低い可能性も考慮する必要があります

ここで重要なのは「目的に合った質の高い写真が撮れるか」「予算内で理想とする撮影がおこなわれるか」ですので、予算をオーバーしすぎない価格のバランスをみて依頼しましょう。

また、支払い方法も事前に確認しておくことが大切です

依頼先によっては現金のみ、クレジットカード決済のみということもあります。

ご自身に合った支払い方法であるかも確認しましょう。

チェックポイント

  • 撮影料金: 具体的な撮影料はいくらですか?
  • 交通費: 交通費は含まれていますか?
  • オプション料金: 追加のオプションが必要ですか?
  • 支払い方法: 支払いは現金、クレジットカード、その他の方法のどれですか?

以下では、宣材撮影にかかる費用について詳しく解説しています。

宣材撮影の費用について:「宣材写真を撮るのにいくらかかる?気になる費用や相場が知りたい!発注時の注意事項も」:現在準備中です

5.レタッチの範囲と希望

パソコンで撮影した宣材写真を確認するイメージ1

宣材写真におけるレタッチとは、おもに写真の明暗やコントラストなどの調整のことで、映り込んだゴミの除去、一時的なニキビ跡などを隠すなどの軽微な修正を指します。

宣材写真をプロに依頼する際は、どの程度のレタッチが可能か、希望とするレタッチは撮影料金内に入るのかを確認するようにしましょう

例えば、ニキビ跡やシワなど消したいものがある場合、事前に自分の希望を伝えたり、実際に撮影した写真をその場で確認し、気になる部分があればその場でカメラマンに伝えるようにします。

これらのレタッチは内容により追加の修正が必要になる場合もあります

追加修正になる場合は、追加料金が発生することもあるため、事前に確認し、その費用も撮影前に把握するようにしましょう。

そして、レタッチや修正を依頼する場合、もう一度確認しておきたいのが、宣材写真の用途と目的です。

宣材写真は、正確に被写体を伝えること、その魅力をアピールすることが目的を目的としています。

被写体本来の顔のパーツやフェイスライン、スタイルを変えるほどの過度なレタッチは避け、あくまでも自然に、目的に合わせたレタッチを意識しましょう

チェックポイント

  • レタッチの範囲: どこまでのレタッチが可能ですか?
  • レタッチの料金: 希望するレタッチは撮影料金に含まれていますか?
  • 追加オプション: 追加料金が必要な場合、その費用はいくらですか?
  • 過度なレタッチ: 自然な範囲内でのレタッチになっていますか?

以下の記事では、レタッチや修正に関してと、またそれにかかる費用についても詳しく解説しています。

費用のページ:「宣材写真を撮るのにいくらかかる?気になる費用や相場が知りたい!発注時の注意事項も」:現在準備中です

6.受け取り方

最後は、撮影した宣材写真の受け取り方の確認です。

このステップでは、まず、撮影した写真の受け取り方を決めましょう

納品物となる写真は、デジタルデータとプリントの2種類から自分の用途や目的に合わせて適切なものを選び、依頼先が対応可能かどうかを確認します。

宣材写真をデジタルデータで受け取る場合は、写真のサイズや形式を指定し、印刷したプリントで受け取る場合は、プリントサイズや紙質などを指定するようにしましょう。

次に、撮影されたデータをすべてもらうことができるかどうかも確認してください

宣材撮影では多くのカットを撮影しますが、その中から選ばれた写真だけを納品するのが一般的となっています。

しかし、納品されない写真も別の用途で活用できる可能性がありますし、撮影の反省点や改善点を見つけるためにも、すべてのデータを受け取ることが望ましいです。

特に、宣材写真をプリントして、必要な枚数だけ納品してもらう場合は注意が必要で、オーディションに提出するなどして納品された写真を使い切ると、自分の手元には1枚も残りません

このような事態を避けるためにも、撮影データを自分で管理・保存するようにしてください

そして最後に、納品日がいつになるのかを確認します

多くの場合、宣材写真は用途と目的が決まっているため、受け取りたい希望期日に間に合うのかは非常に重要です

できるだけ日数に余裕を持って撮影を依頼することが望ましいですが、間に合わない心配がある場合は、スピード仕上げなどのサービスはあるのか、その場合は有料になるのかどうかも確認するようにしましょう。

チェックポイント

  • 受け取り日は希望日に間に合うか、追加オプションが必要かを確認する。
  • 納品物の受け取り方を決める(データ形式かプリントか)。
  • 納品物のサイズ、データ形式、現像物の紙質を確認する。
  • 撮影データをすべて受け取れるかどうかを確認する。

宣材撮影を依頼する時の注意点まとめ

宣材写真の撮影をプロに依頼する際の重要な注意点をまとめてみましょう。これらのポイントを押さえておくことで、撮影プロセスがスムーズに進み、理想の写真を得ることができます。

  1. 明確な撮影イメージを持つ
    どのような写真を撮りたいかをはっきりと決めておきましょう。
  2. 詳細な打ち合わせをおこなう
    理想の撮影イメージについて、妥協せずにプロとしっかりと打ち合わせをしましょう。
  3. カメラマンの実績を確認
    カメラマンの過去の作品や口コミをチェックして、その技術やスタイルを理解しましょう。
  4. 料金に注目する
    安さだけでなく、撮りたい写真が撮れるかどうかを重視して料金を確認しましょう。
  5. 信頼できるマッチングサービスを利用 プロを探す際は、信頼できる運営体制のマッチングサービスを利用するのがおすすめです。
  6. 不安な点は相談する カメラマンやヘアメイク、スタイリスト、撮影スタジオのスタッフに不安な点は積極的に相談しましょう。

宣材写真をプロに依頼して、理想の仕上がりを叶えよう

この記事では、宣材撮影をプロに依頼する際の注意事項を徹底的に解説しました。

宣材写真は、あなた自身を最良の形で表現するための重要なツールです。

撮影方法は、自撮りとプロに依頼する方法とがありますが、客観的な視点と、専門的な知識や技術が求められるので、やはり宣材撮影のプロに頼むのがおすすめです

そして、プロのカメラマン・ヘアメイク・スタイリストに依頼することで、こだわりの詰まった宣材撮影につながりますが、それぞれの技術やクオリティを確認したり、スケジュールを調整しながら手配する手間がかかります。

宣材写真ドットコムは、宣材写真に適した撮影スタジオと、宣材撮影の知識や技術があるカメラマンを一緒に確保できるため、宣材写真を撮影したいすべての人におすすめです

屋内の撮影スタジオであれば、天候に左右されることなく撮影をスムーズにおこなうことができますし、理想とする撮影を実現する自由度も高くなります。

また、事前に宣材写真の注意点や撮影前に決めておきたいことを確認しておくと、よりスムーズな撮影が可能になりますよ。

宣材写真ドットコムでは、スタジオの予約はもちろん、専属カメラマンによる宣材撮影をすることも可能です。

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