より“自分らしさ”をアピールできる!宣材写真を用意するメリット・デメリット
宣材写真とは、宣伝材料写真のことで、見た人にあなたの「自分らしさ」を表現する手段として、非常にメリットがあるツールです。
たとえば、芸能活動では、オーディションに合格したり、知名度を上げたり、ライブや演奏会などの集客につなげることができます。最近では一般人の人が活用することも増えてきて、婚活シーンでは新たな出会いの架け橋となったり、ビジネスシーンにおいては売上につながることもあるのです。
このように、宣材写真はきちんと自分をアピールし、相手の印象に残る写真を撮ることが大切なポイントとなるため、ただ自分の写真を撮れば良いというわけではなく、「高画質でクオリティーの高い宣材写真」を用意する必要があります。
この記事では、宣材写真を用意するメリット・デメリット・留意しておきたいことをご紹介します。そのうえで、高画質な画像を用意する必要性や、クオリティの高い写真とは具体的にどんな写真なのか、また、クオリティの高い写真がもたらすメリットなども解説していきます。
ぜひ、撮影を検討する参考にしてみてくださいね。
目次
スナップ写真の違いとは?“自分らしい”宣材写真を用意する理由
日常生活の中で撮る機会のあるスナップ写真に対し、宣材写真は、「明確な意図や目的をもって撮っているか」という違いがあります。
スナップ写真は、思い出を記録するためにその場で撮影がされることが多いですが、何気なく撮ったスナップ写真だと、背景や小物がフォーカスされていたり、被写体が見切れていたり、顔や全身が鮮明に写っていない場合があり、被写体が主役とはいえない写りのものもあります。
一方で、被写体を主役とし、その写真から被写体の属性や魅力がしっかりと伝わるのが宣材写真です。
宣材写真は見た人に自分の魅力を伝えるため、使用する用途のために撮影場所・撮影機材・ヘアメイク・衣装などを事前に準備し、計画的に撮影をおこないます。被写体の顔・全身・体型・髪型などの見た人に伝えるべき要素をはっきりと写し出すという目的を明確にしたうえで撮影されるため、きちんとした印象を見た人に与えることができます。
また、被写体の「その人らしさ」も感じられるような自然体の写真であることも宣材撮影の大切なポイントです。
宣材写真は、見た人から判断や評価をされる資料となりますので、相手の印象に残るように被写体の魅力だけでなくその人”らしさ”も表現されることが重要となります。
撮影本番は、ポージング・表情の作り方・撮影時の環境づくりなどで自分のアピールしたいポイントや自分らしさを引き出す工夫をしてみましょう。
なぜ普通に撮影した写真ではいけないのか
一般的に、宣材写真の活用の場は、オーディション用資料や事務所のホームページに掲載する写真など、芸能活動のイメージが強いかと思いますが、最近では婚活・ビジネスシーン・SNSでの活用など、一般人も多岐にわたり活用することが増えてきました。
このように、様々な活用方法がある宣材写真は、用途によって撮りたいイメージが変わるものの、基本的に「見た人によい印象を持ってもらう」という目的が共通しています。そのためには、「第三者からどう見られたいのか」、「実際にその写真を見た相手がどう捉えるか」を想定し、準備して撮影する必要があるのです。
また、宣材写真は自分で撮影することもできますが、第三者目線の自分の魅力は、自分自身ではわからなかったり、案外自分では気付けていない魅力がたくさんあったりもします。
そこで、頼りになるのが、カメラマン・ヘアメイク・スタイリストなど、それぞれの分野のプロです。
これまでに多くの人の撮影を経験しているプロに依頼すれば、短時間かつ効率よく、被写体の魅力を捉えて写真に映し出してくれます。被写体のスタイルや表情をよりよく見せる画作りやスタイリングは、魅力を的確に捉えているからこそできる技です。計画的かつしっかりと被写体の魅力を理解して撮影しているかどうかは、写真に大きく反映されるため、見た人にも伝わります。
このように、プロのカメラマン・ヘアメイク・スタイリストに第三者目線で魅力を引き出してもらう撮影で「自撮りよりも納得できる仕上がりになった」「自分では気付けなかった新しいアピールポイントを発見できた」という声も多く耳にします。
さらに、自分で宣材写真を撮影する場合は、自分のヘアメイクや衣装の準備だけでなく、高画質撮影が可能なカメラや、レタッチに使うパソコンなどの必要な機材を揃えて使いこなす必要があったり、撮影場所を確保したりと、撮影環境を整える必要もあります。こういった準備の点でも、プロによる撮影は様々な点でメリットが大きいといえるでしょう。
このように、宣材写真は、自分で撮ると手間も時間もかかり、上手に撮れなかったり、失敗する可能性が高くなってしまいますが、宣材撮影をプロのカメラマンやヘアメイクなどに依頼することで、時短にもなり、スムーズでクオリティの高い宣材撮影をおこなうことができます。
芸能活動・婚活・ビジネスなど、どの活用シーンにおいても、写真を見た人がその1枚から得る第一印象の重要性は非常に高いので、きちんと「宣材写真」として準備・撮影し、用意したものを使うようにしましょう。
宣材写真を用意するメリット
先述したとおり、宣材写真はスナップ写真とは異なり、「第三者からどう見られるか」という視点で理想的な自分を表現することができます。
さらに、宣材撮影をプロのカメラマンやヘアメイクに依頼したり、衣装や背景にこだわることにより、より魅力を引き出すことも期待できるでしょう。このような宣材写真は、芸能関係だけではなく、一般の人にも、婚活用プロフィール写真用やビジネスシーンにおいて会社のホームページに個人写真を掲載するなどの目的で活用する機会が増えています。
また、誰もがSNSのアカウントを持つ現代社会では、多くの人がアイコンの写真を用意する機会があるので、クオリティの高い宣材写真を一枚用意しておけば、様々なシーンで使うこともできるでしょう。
ただし、宣材写真は、完成までに事前準備から撮影後のレタッチが必要となるので、「明日必要になったから今日急いで撮る!」ということがなかなか難しいものので注意が必要です。事前に活用シーンを想定し、前もって用意しておくことで、必要なときにすぐ使えたり、様々なシーンで利用が可能となります。
さらに、芸能関係の活動をされている人は、宣材写真を集めることで、ポートフォリオと呼ばれる作品集にすることもできますよ。
それぞれの職業や用途で考えられるメリットは以下の通りとなります。
想定される様々な活用シーン
芸能活動
オーディション用として使われる場合
- オーディションの応募書類として、等身大の容姿やスタイルを審査員に伝える
- 他の応募者と差別化をして、印象づける
広告宣伝用として活用
- 広告宣伝用として、演奏会やポスター用宣材写真として使用される
- よりよいイメージを与えることにより、知名度があがる・ファンが増える・人気が出る
- グッズなど商品がある場合には、商品が売れる可能性が上がる
婚活シーン
- 婚活用プロフィール写真として、見た人に清潔感や好印象を与えられる
- きちんとした写真を設定することで、マッチング率が上がる可能性がある
ビジネスシーン
- 個人写真として掲載することで、見た人からの信頼感や親近感を得られる
- 会社や個人のイメージアップや売上につながる
- チームメンバーで統一することで、会社のブランドや社員の統一感や結束を伝えることができる
宣材写真の活用用途は多岐にわたりますが、どのようなシーンにおいても写真の仕上がりで効果が左右されるため、きちんと準備して撮影した写真を使用するようにしましょう。
さらに、宣材写真の仕上がりのクオリティをあげるなら、自撮りよりもプロのカメラマンやヘアメイクに依頼するのがおすすめです。特に、顔出しをして仕事をしている人、自己紹介の一部として顔写真や全身写真をインターネットなどの媒体に掲載する予定のある人は、プロに撮影してもらった宣材写真を用意することをおすすめします。
宣材写真を用意する注意点
宣材写真を用意するメリットが多くある一方で、デメリットもあります。
特に気をつけておきたいのは、手間と費用がかかることです。宣材撮影は、専門の技術や機材を使うため、一般の人が想像する価格よりも高額な場合がありますが、クオリティの高い写真を撮るためには避けられない部分でもあります。
また、カメラマンやヘアメイクなど、どんな人に頼むか、どれくらいの時間を要するかでも費用が変わってくるので、注意点として把握しておきましょう。
それでは、宣材の撮影にかかる費用の相場や事前準備にかかる手間など、それぞれ詳しく解説していきます。
注意点1:費用がかかる
宣材写真の撮影をプロのカメラマン・ヘアメイク・スタジオ・衣装の新調やレンタルなどに依頼すると、必ず費用がかかります。
依頼内容を最小限に抑えた場合の費用の相場は、以下の通りです。
- フリーのカメラマンの相場:20,000円~(出張費は別の場合もある)
- ヘアメイクの相場:20,000円~
- 撮影スタジオレンタル費の相場(1時間):数千円~
- 衣装の新調やレンタルの相場(1時間):数千円~
※宣材写真ドットコム調べ
その他にも、撮影時間が延長になったり、ポーズパターンを追加になることも想定しておくことをおすすめします。
【宣材写真撮影にかかる費用の相場一例】
カメラマン依頼 (10~100カット / 1h目安) | 10,000円~ |
撮影時間の延長料金 | 3,000円~ |
ポーズパターンの追加など | 無料~ |
出張料 | 10,000円~実費 |
交通費や駐車場代 | 3,000円~実費 |
ヘアセットのみ | 3,000円~ |
フルメイクのみ | 4,000円~ |
ヘア+メイクのセット | 7,000円~ |
衣装レンタル | 5,000円~ |
衣装変更 | 無料~ |
スタジオ利用料 | 5,000円~ |
※宣材写真ドットコム調べ
記載のとおり、カメラマンやヘアメイクを依頼する場合、拘束時間によって料金が変動することが一般的です。
そのため、基本の依頼料とは別に、交通費や別途オプション料金が発生するのか、発生する場合の細かな条件などを事前に確認する必要があります。上記の費用は一例となりますので、依頼するときは都度実際にいくら必要になるのかを確認するようにしましょう。
また、宣材写真を写真スタジオで撮影する場合の費用の相場は、地域・スタジオの規模・撮影内容などによって異なります。こういった費用は、依頼する人や所属する会社などによっても異なるため、同条件でどれくらいの違いが発生するかなどを確認することが大切です。自分の理想とする撮影を条件として、何件か比較して、より納得できる方法で撮影できるように検討しましょう。
特に重要な費用については、以下のページで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
注意点2:手間がかかる
宣材写真の撮影には、カメラマンやヘアメイクなどそれぞれのプロを手配する準備や、撮影当日の拘束時間などの労力がかかります。
たとえば、カメラマン・ヘアメイク・スタジオ・衣装を探すためにはどこでどういう人に依頼できるのかをリサーチしたり、口コミを読んだりして検討する時間が必要になるということなどがあげられるでしょう。
特に初めて宣材写真を撮影する人は、宣材写真撮影を得意とするカメラマンやヘアメイクを探したり、撮影に適したスタジオなどの探し方の見当がつかず、どのようにしていいかわからない人も多いです。
これらの探し方としては、知人から紹介を受ける・Googleで調べるほかに、最近ではSNSで調べる方法も主流になってきています。さらに、「どのようなカメラマンやヘアメイクに依頼するか」、「どのような場所で撮影をおこなうのか」なども大切な判断基準です。特に料金面は、依頼にかかる費用は相場の範囲内か、また、自分の予算範囲内であるかを確認するようにしましょう。
かといって、「宣材写真にかかる費用は、高ければ高いほどよい」「とにかく撮影したいから、いちばん安いところでよい」というわけではありません。
宣材撮影する写真はあなたをアピールする一枚となるわけですから、費用面だけではなく、「自分の撮りたいイメージを叶えてくれるか」、「自分の魅力を引き出してもらえそうか」を検討材料に入れることを忘れないでください。
以下のページでは、さらに詳しくカメラマン・ヘアメイク・スタジオ・衣装などの探し方・選び方を解説しています。初めて宣材撮影をする人、今までの宣材写真よりももっとクオリティの高い宣材写真を撮りたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
そして、撮影当日にも、撮影環境を整える準備やヘアメイクに手間や時間がかかることも把握しておきましょう。
一般的に、宣材写真の撮影にかかる所要時間は1時間〜3時間程度といわれていますが、これは被写体・カメラマン・ヘアメイクなどの技術や当日にカット数の変更などがおこなわれれば変動することが考えられます。特に、宣材撮影が初めての人、初めて会うカメラマンやヘアメイクに撮影を依頼する人は、焦りからくるトラブル回避のために、撮影時間を多めに見積もっておくと心に余裕が持てるでしょう。
宣材写真ドットコムでは、宣材撮影を得意とするカメラマンや撮影スタジオを探して依頼することができます。
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宣材写真を撮影・活用するときの留意点
宣材写真のメリット・デメリットを踏まえた上で、撮影・活用するにあたり、留意しておきたいポイントは以下の通りです。
必ず一読して、把握しておいてくださいね。
高画質で鮮明に撮る
宣材写真は、被写体へのぼかしやピンボケは基本的にNGとなります。
あなたの魅力がしっかりと伝わることが大切になるので、撮影はできるだけ高画質でおこない、頭から指先まで鮮明に撮った写真を採用するようにしましょう。
不特定多数の人に見られる、データとして長期的に残ることを想定する
宣材写真は、オーディション用の資料として提出したり、婚活やビジネスシーンにおいては自分のプロフィール写真としてインターネット上に掲載されたりと、用途次第では不特定多数の人に見られることが想定されます。
このことから、宣材写真は、誰かの目に触れる場所に残ることを想定し、自分の手元にだけでなく、見た人の手元にもデータとして残るものだと考え、誰に見られても恥ずかしくない写真を撮影して宣材写真として残すことをおすすめします。
定期的に更新する必要がある
宣材写真は、定期的に撮り直して更新するようにしましょう。
更新する期間は、年齢や用途によって差はあるものの、基本的に半年〜1年ほどの間隔といわれており、この期間外でも、著しく髪型や体型などが変わったときは撮り直しをして常に実際のあなたと差が出ないようにしておくことが望ましいです。
以下の記事では、宣材写真の更新頻度やデータの保存、管理方法について解説しています。
宣材写真を撮影したら、ぜひ保存・管理に活用してみてくださいね!
あなたの魅力を宣材写真を撮って活用してみよう
この記事では、宣材写真のメリット・注意事項・撮影と活用時の留意点をご紹介しました。
宣材写真を撮影・活用することにより、芸能活動ではオーディションの合格率があがったり、婚活シーンでは新たな出会いがうまれ、ビジネスシーンでは新しい仕事につながるなど、あらゆる可能性が広がることから、宣材写真を持つメリットは大きいと考えられます。
宣材撮影をプロのカメラマンやヘアメイクに依頼すると費用や手間はかかってしまいますが、それでも、自分の魅力をアピールできるクオリティの高い宣材写真は撮る価値があるといえるでしょう。
この記事を読んで、「宣材写真を用意したい」「現在使っている宣材写真を撮り直ししたい!」と感じた人は、ぜひ宣材写真を撮ってみませんか?
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以下では、東京・横浜・大阪の「宣材写真が撮れるおすすめ写真館10選」をご紹介しております。こちらもあわせて参考にしてみてくださいね。